新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

軽石が海岸に大量に漂着した

2021-11-03 07:58:49 | コラム
決して「軽いし」などという問題ではないと思う:

詰まらない語呂合わせから入ってしまったが、この海底火山の噴火で発生した膨大な量の軽石が沖縄に流れ着いたために発生した問題は、何れは本州にでも発生するというのは、将に由々しきことだと思わせられた。沖縄県の玉城知事が国土交通省に国として本腰を入れた対応を願い出られたのも、尤も至極だと見ている。

海底火山の噴火などのような天災というのか自然現象なのかは知る由もない。地震発生の予測もままならぬ状態では、とても予測できなかったことだろう。それだけに、あの海面を覆い尽くしてしまった軽石を除去する手段などが、最初から安全保障策として準備されていた訳ではあるまい。門外漢の私は一目見て迂闊にも「浚渫船でも入れれば容易に排除できるのではないか」などと考えた。だが、あの海面に浮上する軽石群の中に入っていけば機関が詰まってしまうそうだと報じられて、間抜けな事を考えたものだと反省した。

あの軽石に海岸を塞がれた住民の生活や地域の漁業等々に深刻な悪影響を与えることやその他に生じるだろう自然災害などは、正しく報道の通りだろう。しかも、この災害は折悪しくも選挙戦の最中に発生し、所轄するだろう中央官庁の長も交替するかも知れないのは、敢えてカタカナ語を使えば「タイミング」が悪いと思う。新型コロナウイルスほどではないのだが、深刻な問題であり早急に岸田内閣による有効且つ即座に効果を発揮する対策の確立と実行が望ましいと思う。

終わりに、余談の類いになるが「軽石」とは英語で何と言うかなどは知らなかったし、まさか“light stone”ではあるまいと思って調べてみた。“pumice”というのだった。この発音は長い間英語に馴染んできた感性で「ピュウミス」かと思えば、あに図らんや「パミス」だった。我が国に蔓延る「ローマ字読み」にすれば「プミス」となってしまうかとも思った。英語の特徴である「不規則性」にしてやられた。「何だ。ここが言いたかったのだろう」などと言われそうだが、答えは「イエス&ノー」である。



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