新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

トランプ大統領と金正恩委員長の首脳会談の雲行き

2018-05-17 08:34:39 | コラム
DPRKが態度を変えてきた:

あのまま順当に素直に6月12日に開催されるのかと密かに期待していたこの世紀の(なのだろう)会談の雲行きを、DPRKが自らの手で危うくしてきた。そういう事態になってみてから「矢張り金正恩委員長はそういう手も準備していたのか」と思わせてくれた。私は以前から金正恩は希代の知恵者であるのか、または余程知能的に優れた参謀が傍らにいるのかと見えると言ってきた。しかも、その参謀役と思しき者は一度もテレビの画面にも登場したことはなかったし、存在が云々されたこともなかった。

ところが、今回の会談の開催を考え直すという、彼自身の発言ではないような手の打ち方は私には、それほど知恵がある方式とは思えないような気もした。だが、金正恩委員長は事ここに至っては、既に2度もあれほど遠ざけていたかの如き習近平主席と2度も会談をして見せたし、昨日辺りの報道では外交団を北京に送り込んで習近平主席と会談して頂いていた。即ち、トランプ大統領が「全ての選択肢がテーブル上にある」と言われても「我が方には習近平主席と中国がついているぞ」と言わんばかりである。

先ほども、テレ朝に4人の所謂専門家が登場して「現実に会談が開催されるのか」に関する予測を展開しておられた。ボンヤリと聞いていただけだったが、悲観的な方の方が少なかったと思う。トランプ大統領は未だ金正恩委員長から聞いていないと言われている。また、DPRK側はボルトン氏を名指して批判しリビア方式の適用を排斥すると発表して見せた。なるほど、如何にも従来のDPRK式の事前の手を打ってきたなと思わせてくれた。彼らは既に米韓軍事演習を理由に、南北閣僚会議を取りやめてる手を講じてきた。

世間では屡々「虚々実々の駆け引き」などとは言うが、中国の後ろ盾を得た金正恩委員長とDPRKは何処まで強気なのか俄に判断できない。だが、明らかに会談が実行された時に自国に有利に展開する為に備えて、トランプ大統領とアメリカ側に彼ら独特の圧力をかけて見せているように思える。そういう北東アジアとでも言うべきかあの民族独特の交渉術に「二者択一」で「イエスかノーか」を迫るアメリカ方式のトランプ大統領がどのように対応されてCVIDを達成されるかは、矢張り全世界の関心事となって行くだろう。

トランプ大統領が果たして席を蹴って立ち去るか、2度か3度の会談にまで忍耐強く持ち込まれるのかは失礼を顧みずに言えば、大変に興味ある見物となるだろう。だが、これとても、素直に順調に(専用機が飛べて?)金正恩委員長がシンガポールまで出向いていくかに懸かっていると思う。

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