新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

安倍内閣の支持率を急落させた世論調査の欺瞞

2017-07-15 08:43:48 | コラム
トランプ大統領の支持率は40%もあるのに安倍内閣の支持率は・・・:

安倍内閣の支持率が急落し、マスメディアを喜ばせている。特に時事通信の調査では29%台にまで落ち込んだとある。私は未だ嘗てこういう調査に出会ったことがないので、設問の仕方がどうなっているのか知らないが、あれほどテレビと新聞で「下がった、下がった」とやれば、最後になって調査に乗り出した機関の質問に対しては先入観念が仕込まれていただろうから、「支持しない」と答えるだろうと疑っている。

私は安倍内閣の支持率があれほど落ち込んだのは誠に奇っ怪な現象だと思っている。それは昨年の今頃参議院選挙の結果を捉えて下記のように論じていたので、ここに示された数字だけから考えても29%台に落ち込むとは調査したマスコミの、あからさまな作戦だったのではと疑いなくなるのだ。

>引用開始
保守本流であるはずの自民党の得票数は中川雅治が884,823票(14.2%)、朝日健太郎が644,799票(10.4%)で合計1,529,622票(24.6%)、公明党の竹谷とし子が770,535票(12.4%)だったので、自公合計が2,300,157票で全体の 37.0%だった。

一方の野党勢はといえば民進党の村田蓮舫が1,123,145票(18.0%)、第6位の小川敏夫が508,131票(8.2%)で民進党の合計が1,631,276票(26.2%)となり、自民党の2名の得票を上回っていたのだった。共産党の山添拓が665,835票(10.7%)だったので、野党の合計が2,297,111票(36.9%)で与党の2党に僅か3,046票=0.1%の差で負けていただけだった。
<引用終わる

簡単に言えば、論旨に無理があるのを承知で東京だけを考える時に、自民党と公明党を支持した票数は全体の50%に達していたのだった。一方、自民党の2名の票だけでも33%はあったのだ。飽くまでも東京都の数字だけで論じるのだが、50%もあったものが、ここ最近のマスメディアと野党連合の共同作業で森友だの加計だのと騒ぎ立てた結果で、雪崩を打って不支持に心変わりしたのではないか。

この辺りに、私は東京都の選挙民の程度の問題もあると考えてきた。その程度の浮ついた支持だったからこそ、あの「反安倍内閣」と「反安倍総理」の扇動にまんまと乗せられて不支持に変わっていったのだろう。そう考えれば、安倍内閣支持率なんてハナから危なっかしいものだったと言えるかも知れない。

ところが、アメリカのトランプ大統領は国を二分するほどの大騒ぎを巻き起こしていながら、彼を支持する中層以下の(非白人を中核に置く)支持者たちはぶれることなく、調査(アンケートなどと言う誤ったカタカナ語は使わない)の設問如きに迷わせられなかったらしい。尤も、14日のPrime Newsに登場した論客の方々は「彼らはNY TIMESもW POSTも読まないし、CNNだって見ないだろう」と指摘していた。尤もであると思う。何度でも言うが、これらの2紙は日本で言う地方紙であるから、そこに住んでいない非白人層が読む訳もないのだ。

朝日と毎日の偏向振りは、私が懸念したようにあの加戸守行元愛媛県知事の証言は見事に無視して見せた。そういう新聞が行う世論調査を信じてしまいそうな国民が多いのが、私には恐ろしいことだと思えてならない。



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