新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

7月10日 その2 うるさくて敵わないテレビコマーシャル

2018-07-10 16:51:45 | コラム
うるさくて敵わない意味不明のCM:

本日辺りはやや下火になったが、2~3日前まではそれこそ「暇さえあれば」という具合で、何処の誰だか知らない若い女性が声張り上げて「紅に染まるこの俺を~」と謳うというか、がなり立てるドコモのCMが出てくるのだった。私にはあれはとても歌などではなく単なる騒音としか聞こえず、うるさいのには参っていた。そこで、あの女性は誰かと検索してみた。当てずっぽうに「ドコモ、紅、女性歌手」と入れてみれば、Xジャパンの「紅」という曲で、歌っているのは高畑充希と判明した。

「やった」とは思ったが、テレビタレントか女優か知らないが、高畑充希という女性がいるのは風の便りで承知していた。だが、Xジャパンは小泉元総理のご贔屓である事は知っていたが、彼らの曲というか歌などは聞こうとも考えたこともなく、YOSHIKIなる大有名人がリーダーで彼が今はLAに住んでいると聞いたことがある程度だ。しかも、あの高畑充希が歌っているのは、紅という曲の歌詞の途中からだとも知り得た。

寧ろ、私は検索したお陰で勉強になったことがあった。それは現代の若者からは「高畑充希、半端ない」と礼賛する声が上がっている点だった。私は「半端ない」のような、妙な日本語としか言いようがない言葉が流行っていることだけでも十分すぎるほどウンザリなのに、あの怒鳴っているだけの歌い方が受けるとは「世も末だ」とまでは言わないが、あのようなCMを出してくるドコモの感覚を疑うのだ。

検索した結果で、初めてXジャパンの実演の場面も見させて貰えた。あれは音だけ聞いていれば、あのドコモのCMよりはマシだと解ったが、私はあのようなCMは願い下げにしたいと思わざるを得なかった。

同じように、私には何で受けるのか理解に苦しむ携帯電話のCMがある。それも何と言って評したら良いかとウンザリさせられるAUのものである。私には主演なのだろう桐谷健太しか顔も名前も解らないのだ。兎に角、何を言いたいのかサッパリ見えてこないし、彼らの芝居も私の理解を遙かに超える意味不明さなのである。あのCMの人気が高いと聞かされては、明らかに私の感性は過ぎ去った昭和もしくはそれ以前にしか通用しない時代遅れと化したかと嘆きたくなった次第だ。

尤も、よく考えるまでもないことで、ドコモにせよAUにせよ、懸命にスマートフォンの宣伝をしようとしているのである。それでは、未だに折り畳みの在来型携帯電話を公衆電話代わりに持っている私というか、我々高齢者を対象にしていないのである以上、私にあの2社のCMは鬱陶しいとだけしか聞こえないのは当たり前なのだろう。



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