帝京大学と青森山田高校の実力勝ちだった:
昨9日は折角大学ラグビーと高校サッカーの決勝戦という絶好のフットボール観戦の機会だったにも拘わらず、肝腎の当方はフルーの第9日目で頭痛に苛まれていて、落ち着いて観戦などしてはいられなかったのは非常に残念だった。これでは到底kazk様の感想のコメントなどを期待していられないような観戦記になってしまうかと懸念している。
ラグビーは何時もの試合開始前の閃きどころか、東海大学が良い状態にあるとは承知していたが、準決勝戦で「産近甲龍」の一角である京都産業大学に余りの大差で勝ってしまっていたので、勝ち抜き戦であるトーナメントではあの様な勝ち方をした後の試合では碌な結果が出ないというジンクスのようなものをかなりの確率で信じているので、帝京大学が苦戦気味で勝ち抜いてきたことでもあり東海大学が不利と見込んでいた。
果たせるかな、東海大学は前半立ち上がりに2本のスクラムからのトライを決めて14対0としたので、これで益々不利となるだろうと見込んだ。それは2本対0本という形のリードは最も芳しくないからである。一見大差のようではあるが、1本返されてしまえば僅か1本の差でしかなくなり、追う方に一気に励みが出て来るのが勝負なのだから。私はここで東海がもう1本でも取れれば、試合の帰趨が見えなくなるかなと思って見ていた。
それにこれは私が常々考えているラグビーのルールの不備(?)で、失点した方が次のキックオフをすること即ち、相手方に更なる攻撃の機会を与えてしまうからである。あの試合展開では帝京大学は何ら攻撃の機会がないままに東海に攻め続けさせたのであり、帝京が如何なるオフェンスを展開するのかは未だ見えてきていなかったのだ。それは東海がFW戦で押したのに対して明らかにバックスへの展開と意外なほど相手に攻撃権を与えてしまうロングキック戦法だったのだ。因みに、7人制ではふっとボール式に点を取った方のキックオフ制になっているが。
余談だが「産近甲龍」とは京都産業大学、近畿大学、甲南大学、龍谷大学のことで、「関関同立」と同様に恐らく何処かの予備校が設けた大学の入試の難易度辺りを示す表現だと解釈しているのだが。
ここまでで残念ながら結果が見えたと判断せざるを得なかった。と言うのは、東海はバックスへの展開で取れたトライがなかったのに対して、帝京は自信たっぷりの展開ラグビーで応戦して、7連覇の実績は伊達ではないところを遺憾なく発揮して見せた。私は東海大学に欠けているところと言うか、帝京にあって彼らになかったものは「7連覇」という実績の上に立った8連覇への執念辺りかなと思って見ていた。
さて、高校サッカーである。青森山田高校のやや苦戦気味かと見えた第1戦目だったかと思うが、偶々一緒に見ていた長男と同じくフットボール出身者の次男が「青森山田高校のサッカーは格が違う。勝敗の行方は見えている」とアッサリと決めつけた。そこに、あの左のサイドバックだったかでテレビの画面に余り出てこなかった5番を付けたアフリカ系の顔付きの選手が所謂単身ドリブルで自陣から上がっていった勢いでペナルティーエリアに入ってから切り替えしてフリーとなってゴールの右側に見事なシュートを決めたところで「だから言っただろう」となった。
それが一事が万事で、青森山田が確かに技術的にも抜け出しており、「あれ、また東海大仰星が出てきたのか?」と思わせられたユニフォームを着ていた前橋育英高校から無残にも決勝戦で5点も取って優勝してしまった。実は、こういった背景でこの試合も青森山田の優位は動かないと見込んでいたので、余り集中出来ないままにラグビーと両方を見ていた次第だった。青森山田高校にどれほど地元出身の子供たちがいるのか知る由もないが、青森県から優勝校が出たことは褒めて上げて良いかなと思っている次第だ。
昨9日は折角大学ラグビーと高校サッカーの決勝戦という絶好のフットボール観戦の機会だったにも拘わらず、肝腎の当方はフルーの第9日目で頭痛に苛まれていて、落ち着いて観戦などしてはいられなかったのは非常に残念だった。これでは到底kazk様の感想のコメントなどを期待していられないような観戦記になってしまうかと懸念している。
ラグビーは何時もの試合開始前の閃きどころか、東海大学が良い状態にあるとは承知していたが、準決勝戦で「産近甲龍」の一角である京都産業大学に余りの大差で勝ってしまっていたので、勝ち抜き戦であるトーナメントではあの様な勝ち方をした後の試合では碌な結果が出ないというジンクスのようなものをかなりの確率で信じているので、帝京大学が苦戦気味で勝ち抜いてきたことでもあり東海大学が不利と見込んでいた。
果たせるかな、東海大学は前半立ち上がりに2本のスクラムからのトライを決めて14対0としたので、これで益々不利となるだろうと見込んだ。それは2本対0本という形のリードは最も芳しくないからである。一見大差のようではあるが、1本返されてしまえば僅か1本の差でしかなくなり、追う方に一気に励みが出て来るのが勝負なのだから。私はここで東海がもう1本でも取れれば、試合の帰趨が見えなくなるかなと思って見ていた。
それにこれは私が常々考えているラグビーのルールの不備(?)で、失点した方が次のキックオフをすること即ち、相手方に更なる攻撃の機会を与えてしまうからである。あの試合展開では帝京大学は何ら攻撃の機会がないままに東海に攻め続けさせたのであり、帝京が如何なるオフェンスを展開するのかは未だ見えてきていなかったのだ。それは東海がFW戦で押したのに対して明らかにバックスへの展開と意外なほど相手に攻撃権を与えてしまうロングキック戦法だったのだ。因みに、7人制ではふっとボール式に点を取った方のキックオフ制になっているが。
余談だが「産近甲龍」とは京都産業大学、近畿大学、甲南大学、龍谷大学のことで、「関関同立」と同様に恐らく何処かの予備校が設けた大学の入試の難易度辺りを示す表現だと解釈しているのだが。
ここまでで残念ながら結果が見えたと判断せざるを得なかった。と言うのは、東海はバックスへの展開で取れたトライがなかったのに対して、帝京は自信たっぷりの展開ラグビーで応戦して、7連覇の実績は伊達ではないところを遺憾なく発揮して見せた。私は東海大学に欠けているところと言うか、帝京にあって彼らになかったものは「7連覇」という実績の上に立った8連覇への執念辺りかなと思って見ていた。
さて、高校サッカーである。青森山田高校のやや苦戦気味かと見えた第1戦目だったかと思うが、偶々一緒に見ていた長男と同じくフットボール出身者の次男が「青森山田高校のサッカーは格が違う。勝敗の行方は見えている」とアッサリと決めつけた。そこに、あの左のサイドバックだったかでテレビの画面に余り出てこなかった5番を付けたアフリカ系の顔付きの選手が所謂単身ドリブルで自陣から上がっていった勢いでペナルティーエリアに入ってから切り替えしてフリーとなってゴールの右側に見事なシュートを決めたところで「だから言っただろう」となった。
それが一事が万事で、青森山田が確かに技術的にも抜け出しており、「あれ、また東海大仰星が出てきたのか?」と思わせられたユニフォームを着ていた前橋育英高校から無残にも決勝戦で5点も取って優勝してしまった。実は、こういった背景でこの試合も青森山田の優位は動かないと見込んでいたので、余り集中出来ないままにラグビーと両方を見ていた次第だった。青森山田高校にどれほど地元出身の子供たちがいるのか知る由もないが、青森県から優勝校が出たことは褒めて上げて良いかなと思っている次第だ。