先日のFloss Tossをしてみたり、FAQでのコメントにレスして思ったのですが、布と糸の相性って結構難しい。
このMary Wigham SALの「標準規格」は32ct Wichelt LambswoolにDMC2本取り、2 over 2です。
リネンのメーカーはともかく、DMCの2本取りと32ctリネンの相性はバッチリなので、指定色を選べば実物にもそっくりです。
でもこのSALの楽しみは、自分で布や色が選べること!
さらに、その力作を世界中に披露できちゃうことです。
でも布も糸も、海外通販で買わなければいけないものも多く、実際手に届いてみないと分からない…。ということで悩んでいる方も多いと思います。
コメント欄やメールでも色々と、問い合わせをいただきました。
先日のSALブログに関するFAQに加え、今回は布と糸、そして針等に関するFAQです。
で、いきなりなんですが
心臓の弱い方はこの質問は飛ばしてください。
↓ ↓ ↓
DMC糸で単色刺ししたいのですが、糸は何束必要でしょうか?
VikkiさんのサイトにFloss Calculatorというのがあり、リネンのカウント、チャートのカウント、刺し方(over one かover 2か)、stitch count、入れれば必要な糸の量が算出されます。
Mary Wighamのチャートサイズは290×300。
問題なのはこのstitch count(実際何目刺すのか)で、これはJacquelineさんに問い合わせたらなんと
26,564 countとのこと。
えーーと、
倒れてもいいですか?
Jacquelineさんがチャート起こすときにこれだけ目数を数えたって事ですよね…アンビリバボー
気を取り直して、これを先ほどのFloss Calculatorに入れて計算したら、必要な糸の長さは
56 yardsと出ました。
※Floss12束必要。ただし1本刺しの場合。2本刺しの場合は倍の長さが必要です。と出ました。
Vikkiさんのシルクも6本取りですが、DMCとは違い、1束約5 yardsなので長さで計算します。
1 yard = 0.91mとして、56 yards = 51m。普通に売られているDMC25番糸や段染め糸は一束"8m"ですから、小数点以下を繰り上げたら、大体7束です。
よってDMCだと1本刺しの場合は7束、2本刺しの場合は14束となります。
間違って刺してほどく分等を考えるとこれに+αということでしょうか。
単純に長さの計算に見えるけど、DMCは「糸6本が」8mなんですよね。でもVikkiさんのシルクも6本取りだし…この計算方法どうなっているのでしょう?謎です
シルクで刺す方の場合は、メーカーによって1束の長さが全然違うのでご注意ください。
Vikkiさんのシルク、Premium と普通のFlossどっちがいいでしょう?
このSAL規格のためにセットになっているVikkiさんのシルク糸、お手頃価格で興味がある方多いみたいです。(※繰り返しますが回し者ではありません)
ネット情報と、Vikkiさんへの問い合わせ情報を総合すると、(1本刺しの場合)「Premium Flossは28ctや32ct向きで、40ctには太すぎる」らしいです。
確かに、28ct~32ctはPremium Flossで刺したほうがきれいです。
その間の36ctはどうなのか?これは好みの問題になるかもしれません。
36ct Zweigart Antique White に普通のFlossとPremium Floss (画像うまく撮れなくてすみません)
小さくためし刺しした限りでは、みっちりした感じのPremium Flossの方がが好きなのですが、作品が大きいので最終的にどうなるのか。。
これFlossとPremium Flossの間があればいいのにと思うの私だけでしょうか。。
花糸を使ってみたいのですが。
花糸(Flower Thread)は北欧、特にデンマーク刺繍に使われる、柔らかくて優しい色合いです。
フレメの花糸が一番有名で、それ用のリネンも売られていますが、国内で扱っている店は比較的少ないです。マリリアさんのStitch Houseと越前屋(糸、リネン)、土ヰ手芸店(糸のみ)。
海外ではScandinavian Stitchesなど。。
ただ、このフレメの花糸、フレメリネンでの1本刺しを想定して作られていて、そのフレメリネンで一番よく使われるのがHF Linen 12 (6目/cm(30ct)) とHF Linen10 (5-5.5目/cm(27ct))。
Zweigartなどで代用するなら28ct~32ctですね。
Wichelt 32ct Lambswool Linenに右から、Floss, Premium Floss, DMC2本取り、花糸
すいません、昨日逆書いていたので訂正しました。6/13
6/13追加
Zweigart 32ct Antique Ivory Linenに右から、Floss, Premium Floss, DMC2本取り、花糸
同じ色、同じ32ctでもリネンの種類(織り目)が違うとまた、刺し心地や見た目が変わってきます。
気になるといえば私も越前屋さんのマタルボンが気になっています。
6/13追記
リンク参加のiccoさんが、40ctでの試しざしを記事アップしてくださいました。マタルボンも入っていて嬉しいです。ありがとうございます!
リネンではなくアイーダ(Aida)で刺したいのですが…
アイーダでも大丈夫です。布が少々大きくはなります(Cross stitch calculatorで計算したところ、アイーダ14ctなら74cm×74cmくらい)。
糸の量は、指定糸(1束ずつ)だったら足りるかと思いますが、一色刺しなどご希望でしたら別途ご相談ください。
他にもこんな糸と布でチャレンジしてみたい!という方がいらっしゃったらお尋ねください。
私の知っている範囲でお答えします。
…というより、ベテランステッチャーさん助けてください(号泣)
********************************************************************************
おすすめの針はありますか?
私は最初、普通に売っているDMC針、それからクロスステッチ館で買った輸入物の26号針、みすや針さんの「クロスステッチ針寸1」と使ってきました。
大量に替えが必要な作品の時は、フロスオーガナイザーとニードルオーガナイザー(ページの下の方です)を使っていたので、数で勝負の輸入針を使っていましたが、安物だけあって、だんだん曲がってくるのです。
でも刺し心地は、みすや針がダントツにいいです。
針によっては(個体差があるんです)糸を通す「目」が細いのがあるので要注意です。
ただしみすや針は36ct以上のカウントは辛い(40ctはほぼ、無理)。
お勧めの針がある…とベテランステッチャーさんに教えられたのがPiecemakers Tapestry Needle No.28です。
40ctでも楽々です。
Fary Needleさんで買えます。
手芸ばさみはどんなの使ってますか?
長年、手芸屋さんで普通に売ってるツルの形のハサミをつかっていました。
最近はSajouのハサミを使っています。高かったのですが、持ち手が金属じゃないので使いやすいです。
このFAQ、コメントや更新で充実させていきたいと思っていますので、お問い合わせ、コメント、助け舟、お待ちしています!
このMary Wigham SALの「標準規格」は32ct Wichelt LambswoolにDMC2本取り、2 over 2です。
リネンのメーカーはともかく、DMCの2本取りと32ctリネンの相性はバッチリなので、指定色を選べば実物にもそっくりです。
でもこのSALの楽しみは、自分で布や色が選べること!
さらに、その力作を世界中に披露できちゃうことです。
でも布も糸も、海外通販で買わなければいけないものも多く、実際手に届いてみないと分からない…。ということで悩んでいる方も多いと思います。
コメント欄やメールでも色々と、問い合わせをいただきました。
先日のSALブログに関するFAQに加え、今回は布と糸、そして針等に関するFAQです。
で、いきなりなんですが
心臓の弱い方はこの質問は飛ばしてください。
↓ ↓ ↓
DMC糸で単色刺ししたいのですが、糸は何束必要でしょうか?
VikkiさんのサイトにFloss Calculatorというのがあり、リネンのカウント、チャートのカウント、刺し方(over one かover 2か)、stitch count、入れれば必要な糸の量が算出されます。
Mary Wighamのチャートサイズは290×300。
問題なのはこのstitch count(実際何目刺すのか)で、これはJacquelineさんに問い合わせたらなんと
26,564 countとのこと。
えーーと、
Jacquelineさんがチャート起こすときにこれだけ目数を数えたって事ですよね…アンビリバボー
気を取り直して、これを先ほどのFloss Calculatorに入れて計算したら、必要な糸の長さは
56 yardsと出ました。
※Floss12束必要。ただし1本刺しの場合。2本刺しの場合は倍の長さが必要です。と出ました。
Vikkiさんのシルクも6本取りですが、DMCとは違い、1束約5 yardsなので長さで計算します。
1 yard = 0.91mとして、56 yards = 51m。普通に売られているDMC25番糸や段染め糸は一束"8m"ですから、小数点以下を繰り上げたら、大体7束です。
よってDMCだと1本刺しの場合は7束、2本刺しの場合は14束となります。
間違って刺してほどく分等を考えるとこれに+αということでしょうか。
単純に長さの計算に見えるけど、DMCは「糸6本が」8mなんですよね。でもVikkiさんのシルクも6本取りだし…この計算方法どうなっているのでしょう?謎です
シルクで刺す方の場合は、メーカーによって1束の長さが全然違うのでご注意ください。
Vikkiさんのシルク、Premium と普通のFlossどっちがいいでしょう?
このSAL規格のためにセットになっているVikkiさんのシルク糸、お手頃価格で興味がある方多いみたいです。(※繰り返しますが回し者ではありません)
ネット情報と、Vikkiさんへの問い合わせ情報を総合すると、(1本刺しの場合)「Premium Flossは28ctや32ct向きで、40ctには太すぎる」らしいです。
確かに、28ct~32ctはPremium Flossで刺したほうがきれいです。
その間の36ctはどうなのか?これは好みの問題になるかもしれません。
36ct Zweigart Antique White に普通のFlossとPremium Floss (画像うまく撮れなくてすみません)
小さくためし刺しした限りでは、みっちりした感じのPremium Flossの方がが好きなのですが、作品が大きいので最終的にどうなるのか。。
これFlossとPremium Flossの間があればいいのにと思うの私だけでしょうか。。
花糸を使ってみたいのですが。
花糸(Flower Thread)は北欧、特にデンマーク刺繍に使われる、柔らかくて優しい色合いです。
フレメの花糸が一番有名で、それ用のリネンも売られていますが、国内で扱っている店は比較的少ないです。マリリアさんのStitch Houseと越前屋(糸、リネン)、土ヰ手芸店(糸のみ)。
海外ではScandinavian Stitchesなど。。
ただ、このフレメの花糸、フレメリネンでの1本刺しを想定して作られていて、そのフレメリネンで一番よく使われるのがHF Linen 12 (6目/cm(30ct)) とHF Linen10 (5-5.5目/cm(27ct))。
Zweigartなどで代用するなら28ct~32ctですね。
Wichelt 32ct Lambswool Linenに右から、Floss, Premium Floss, DMC2本取り、花糸
すいません、昨日逆書いていたので訂正しました。6/13
6/13追加
Zweigart 32ct Antique Ivory Linenに右から、Floss, Premium Floss, DMC2本取り、花糸
同じ色、同じ32ctでもリネンの種類(織り目)が違うとまた、刺し心地や見た目が変わってきます。
気になるといえば私も越前屋さんのマタルボンが気になっています。
6/13追記
リンク参加のiccoさんが、40ctでの試しざしを記事アップしてくださいました。マタルボンも入っていて嬉しいです。ありがとうございます!
リネンではなくアイーダ(Aida)で刺したいのですが…
アイーダでも大丈夫です。布が少々大きくはなります(Cross stitch calculatorで計算したところ、アイーダ14ctなら74cm×74cmくらい)。
糸の量は、指定糸(1束ずつ)だったら足りるかと思いますが、一色刺しなどご希望でしたら別途ご相談ください。
他にもこんな糸と布でチャレンジしてみたい!という方がいらっしゃったらお尋ねください。
私の知っている範囲でお答えします。
…というより、ベテランステッチャーさん助けてください(号泣)
********************************************************************************
おすすめの針はありますか?
私は最初、普通に売っているDMC針、それからクロスステッチ館で買った輸入物の26号針、みすや針さんの「クロスステッチ針寸1」と使ってきました。
大量に替えが必要な作品の時は、フロスオーガナイザーとニードルオーガナイザー(ページの下の方です)を使っていたので、数で勝負の輸入針を使っていましたが、安物だけあって、だんだん曲がってくるのです。
でも刺し心地は、みすや針がダントツにいいです。
針によっては(個体差があるんです)糸を通す「目」が細いのがあるので要注意です。
ただしみすや針は36ct以上のカウントは辛い(40ctはほぼ、無理)。
お勧めの針がある…とベテランステッチャーさんに教えられたのがPiecemakers Tapestry Needle No.28です。
40ctでも楽々です。
Fary Needleさんで買えます。
手芸ばさみはどんなの使ってますか?
長年、手芸屋さんで普通に売ってるツルの形のハサミをつかっていました。
最近はSajouのハサミを使っています。高かったのですが、持ち手が金属じゃないので使いやすいです。
このFAQ、コメントや更新で充実させていきたいと思っていますので、お問い合わせ、コメント、助け舟、お待ちしています!
先日来、からっきしのビギナーの私に色々教えてくださってありがとうございました。
そして糸に関してたくさんの情報ありがとうございます♪
早速明日ユザワヤに行って刺繍糸の棚でにらめっこしてこようと思います(^^)
これからゆっくり材料を調達して始めるので、とうてい参加されている皆様には追いつけないとおもいますがどうぞよろしくお願いいたします。
糸と布の相性、興味深く拝見致しました。
私はいつも手持ちでどうにかしてしまうので、ここまで
色々考えた事が無くお恥ずかしい限りです。
ベテランには程遠いワタクシですが、手持ちのもので
試し刺しをして、記事にしてみました。
拙い内容ゆえ、参考になるかどうか分かりませんが見て頂ければ嬉しいです。
それでは。
週末もステッチ、頑張ります!
材料選びもステッチ作業の一部だと思うので、楽しく刺せるものを納得して選んでくださいね
それをするには、それなりの経験やセンスがいるかと…(汗)。
記事、ありがとうございます。
今後とも、よろしくお願いします。
みなさんのブログを拝見してSALを刺してみたくなって。。キットしかしたことがなく 布・糸の購入にドキドキしてます。
布はできれば、アイーダがいいのですが。。↑の方にアイーダの布を刺す場合の布のサイズを書いてもらってるのでそれを参考にしたいなぁなんておもうのですが、糸は1色刺しをしてみたく。。その時は、上の糸の束数を参考にしていいのでしょうか?よろしくお願いします
アイーダは何カウントになりますか?
上の計算式はリネン32ct(アイーダ16ct)で計算しています。
14ctを使われる場合は、計算してみると64yards→58mで
ざっくり切り上げて1本刺しなら8束、2本刺しなら16束になりますね。
お答えになってますでしょうか?
アイーダで刺すと布目がビシッと揃って綺麗ですよ
リネンの風合いが好きなんですが、どこをさしてるの?って感じになり、アイーダの方が刺しやすそうだなぁなんて思って 笑
布の色と糸の色との組み合わせも悩むところです。
糸の束数。。ありがとうございました。
アイーダの場合、2本刺しだとしっかりなりすぎるかしら?アイーダリネンってのもきになるんですが。。。くくく悩むなぁ。。。
でも。。楽しい時間ですね。ありがとうございました。
16カウントの布の場合 どれくらいの布のサイズを用意したらよいのですか? チャート周りの 余白はどの程度取ったらよいのでしょうか。
教えていただけますか!よろしくお願いいたします。
16カウントのアイーダの場合、必要な布の大きさは、推奨されている32ctリネンと同じです。
デザインサイズが、50cmx50cm
余白は好みですが、大体5cmから10cmくらいまで(例:5cmずつとるなら60cmx60cm、10cmずつ取るなら70cmx70cm)
よろしくお願いします。
頑張って 布探しからやってみます。