卒業を間近に控え、学校が以前にも増して緊迫状態を期している。
友人のデルフィーヌはみるみるやせ細り、
「もう痩せるのやめたら
ってみんなに言われるんだけど、喉の奥に何かがつっかえるような感じで、何も食べられないのよ・・・。食べても吐いちゃうし。。。」と言う。
わかる。痛いほどわかる
私は君の逆で、胃痛を感じながらも過食気味なのだよ。
「やせるなんて、うらやましいなぁ~!(Je t'envie)」と言ったつもりが、
「あなたが欲しい!!(J'ai envie de toi)」だった・・・
・・デルフィーヌ、一瞬ビビッて大爆笑してくれてアリガトウ
仏語が紛らわしいんじゃボケ~
「でも、私が男の子じゃなくてよかったねぇ
」
・・・いえ、可愛ければ女の子でも一向に。
なんて場合ではない
放っときゃ治るだろ的なノリで放置しておいた胃痛が次第に悪化し、吐き気・頭痛・更にはあまりの腹痛で目を覚ますようになってしまった。
頼みの綱の正露丸も効きゃしない・・・
本当はみんなで飲みに行くはずだったのに、私の体調不良が原因で、医者を呼ぶ羽目に・・。
こっちって本当不便だよなー。
日曜は開いてる病院がありません とか断言されちゃったしさ。
で、医療関係の電話番号たらいまわし状態
「もう30分も電話たらい回し状態よ!!こんなことしてる間に、もし病人が死んだらどうしてくれんのよ
」とオードレーが電話越しに啖呵をきった!!
・・・ま、もっともだ
そしてようやく医者がやってきたのが4時間後・・・
今日は病院が全部休みだから、色んなところから電話がかかってきて大変だとのこと
待っている間にも私はどんどん衰弱し、ぐたっとなっていた。
ギリシャで野犬に襲われてからと言うもの、破傷風と狂犬病が発病するかしないか、恐怖に恐れおののきすぎて、精神的に参ってしまっていた。
(詳しくは保険会社とのバトルを、すぐさまここに書きしたためます。)
しかし病状からしてもそんなに恐ろしい病気ではなく、
『フランス人がよくかかる、ウィルス性の腸炎』とのこと。
空気感染もします って話。
腸炎
今まで一回もかかったことないんですけど・・・
ウィルスって何の
『フランス人はよくかかる』ってことは風邪みたいなものなのでしょうか・・・?
ということで始まった、長きに渡る私とウィルスとのバトル
これが意外とシツコイんです
フランスではお薬や注射液も、全て薬局で処方してもらって、また医者に持ってってやってもらう って感じなので、本当に面倒なシステムだと思います
早く治したいのに、月曜まで薬局のオープンを待ち、注射液を手にしたはいいが、次の予約を取らなくては!!というメビウスの輪。
しかも使用方法説明してくんないから、危うく注射液飲もうとしたっちゅーねん
・・・あー九死に一生。