つれづれ日記~竹河せりかの日常風景~

同人情報や旅行記など、日々の出来事を綴っていきます。

植物の話7・ツバキ

2006-03-21 23:29:30 | 植物
7回目に取り上げるのは、私の大好きな花「椿」です。

ツバキはツバキ科の常緑低木。日本では北海道を
除く、広い範囲で見ることができますが、これは
ほとんどが人の手によって植えられたもののようです。

日本に自生しているツバキの仲間は、現在約250種。
「ツバキ」の語源は「艶葉木」(はっぱが艶々している樹木)
が有力だそうです。

古代には「カタシ」と呼ばれ(これは、材が硬いことに因る
ものだそうです)。斧の柄などに用いられたようです。
また、種子からとるツバキ油は良質で、日本女性に
とって欠かせない化粧品でもありました。

意外かも知れませんが、ツバキ属の植物は東~東南アジアに
広く分布し、日本が北限とされているそうです。つまり
暖かいところが好きなのです。(雪の中の椿は絵になりますけどね)。
「椿」の字は国字(和製漢字)で、この字、中国ではセンダン科の
チャンチンという植物をさします。

室町時代以降、茶の湯の発展と共に、ツバキの園芸化が
進み、多くの品種が作られました。咲き方や花の班の入り方
が微妙に違うモノがたくさんあります。・・・しかし私はシンプルな
ヤブツバキが一番好きですね。

Yabutubaki2_1
という訳で、これがヤブツバキ。
古くから万葉集にも詠まれ、
日本の海岸・山地に自生する
野生のツバキ。

Bokuhannisiki
卜伴錦(ぼくはんにしき)。中のおしべの
部分が花弁化する
唐子咲きという咲き方をします。

Otometubaki
乙女椿(おとめつばき)。
千重咲き(八重咲き)品種。
生垣としてよく使われています。
公園にも多いです。

Uraku
有楽(うらく)別名:太郎冠者。
一重の清楚なツバキだから
でしょうか?茶花として
よく用いられるそうです。

Kinkatya
金花茶(きんかちゃ)。中国原産の
黄色いツバキ。
発見されたのは1956年、
日本に入ってきたのは1980年
ですから、まだまだニューフェイス。
寒さにはすごく弱いのですが。

Kariginu
狩衣(かりぎぬ)。名前に
惹かれますが、手元の
椿辞典には載っていない
品種などで、詳しいことが
分かりません。

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