まず、僕の所有ベースアンプの歴を軽く紹介します。
最初に買ったアンプは、グヤトーンの小さいアンプ。
たぶんMAXB-30という型式だったと思います。小さい割には、腰のあるサウンドで基本気に入ってました。かなり使いましたが、ガリがきていてもう引退となっています。もう今はないメーカーですが、上位機種もなかなか良い音がしていたと思います。
20代前半の頃にLIVEハウスに出るようになって、アンプのない会場で演奏する機会も増えてきたので、気合入れて大出力のセパレートタイプのアンプを買いました。アンプヘッドがHARTKEのHA3500。キャビネットが、同じくHARTKEの210TPと115TP。
これにしたきっかけというのが、僕の大尊敬している青木智仁氏がこのメーカーのものを使っていたからです。このアンプのセットはホントに音がよかったです。アルミコーンでレスポンスも速いのでスラップとかではきらびやかな音がしました。ただ、物が大きくて重たいっていうのがネックになっていました。当時乗っていた車には、すごく乗せにくかったです。それでも当時このアンプをいろんな現場に持っていきました。ところが、複数のPA(音響)の方から、そのベース本体からだと直接ラインの方がいい音しますねって言われました。実はパッシヴタイプのジャズベースでは、ちょっと音が作りにくい面もたまにあって試行錯誤をする時もありました。結局、ベースの音ってDIからミクサーへ直だし、高級アンプはもう要らないかもしれないなあって考えに至ったんです。そんなこんなで知り合いのベーシストに売ってしまいました。
そうは言っても、現場に持っていく用としては必要だなあって思いながら探して買ったのが、BEHRINGERのBX1200です。
キックバックタイプでアルミコーンで120W出力で安くて、現場に持っていくにはちょうどいいかもっということで買いました。音的にはちょっと癖がありますが、割と大きい音もなりますので必要にして充分な性能でした。難点と言えば、これも20kg強あって重いんです。でも耐久性も高くてなかなか使えます。このアンプは、今現在も所有しています。
実は、ベリンガーのアンプをしばらくコマヤというハコに置かせてもらっていたんです。で、その時に少し高品質なアンプが欲しいなあって思いはじめまして又アンプを買いました。アンプヘッドがEDENのWTX500。キャビネットは、PEAVEYのPR12を2本買いました。
まず、アンプヘッド。これはスイッチングという回路を使ってのデジタルアンプですので、すごく小さいんです。2kg弱ですのでめっちゃくちゃ軽いんです。ヘッドだけを持って行って適当なスピーカーを借りるという想定でこれにしました。音の方はというと、スイッチング回路の宿命と思うのですが、少しノイジーな感じです。それと高音にギラツキ感があります。搭載しているイコライザーで、そのいやなギラツキ感を抑えれば基本問題ないと思います。
で、キャビネットの方はベース用ではなくPA用にしました。音のレンジ広いし、めっちゃ軽いし、安いしってな具合です。僕が観た大御所ベーシストの方も何名かは、PA用のキャビネットを使用していました。2本持っているのですが、たまに2本とも持って行って鳴らす時もあります。すごいデカい音が鳴ってなかなか楽しいです。ただ12インチということもあって音圧感は少なめと思います。これらは現在も所有しています。
ところで、部屋での練習の時はというと、小さなパワードミキサーにつないで小さいスピーカーで鳴らしています。自宅レッスンの時もそれを使っています。
というベースアンプの所有遍歴でした。
で、ベース用のアンプとしての僕の考えは以下となります。
基本ベースアンプって現場用として所有する必要はあまりないかもしれませんね。リハーサルスタジオやLIVEハウスには、100W以上の高出力のいいアンプがたくさんありますので。最近、アンプも無しでPAに直接繋ぐだけで演奏をすることも増えてきました。年に何回か、アンプが無い現場や、大きめの音が必要な時とか、音響が無い時とかに持っていく用にしています。ですので、僕的には完全にモニターとしての役目が主になります。極端な話、ベース本体の音を確実に拡声できるのであれば、ベース用でなくても全然大丈夫と思っています。むしろ音響用の方がいいかもしれませんね。音を作りこみたければ、最近はアンプシミュレーターなんかもありますし。
といった感じです。。。
実は上記のような考えのベーシストは多くいるかもしれませんね。そういう人たちに向けての高品位のアンプヘッドやキャビネットも出てきていたりしますので、お金溜まったらついつい買ってしまうかもしれません。。。
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