まるういページ

さらに低い音。

もうすでにゴールデンウィークに突入しているところもあるんですね。自粛真っただ中で曜日感覚がなくなってしまっている今日この頃です。


さて、今回は5弦ベース絡みのちょっとした僕の経験の話をしたいと思います。
以前に僕自身のベース所有歴のお話をさせてもらいました。その中で、現在5弦ベースは1本のみ所有となっています。そもそも何故5弦を買うことになったのか。まずそのキッカケから話をしていきたいと思います。

20代前半の頃になります。その頃は、自分自身がリーダーとしてバンドを組んだり、自分自身が好きな音楽のジャンルをやっているバンドに参加したり、といったところばかりを追い求めていました。しかしながら、そうこうしているうちに、知り合いのバンドを手伝ったりもしたり、仕事としての演奏も少しながらも声をかけてもらえるようになってきました。で、J-POP系の曲をする機会も増えてきたんです。すると、4弦開放のEの音より低いDの音が鳴っていることが多かったんです。洋楽ロック系の曲でも半音下げチューニングで、最低音のE♭が鳴っている曲も多くありました。その頃に弾いた曲がたまたまなのかもしれませんが、とにかく多かったです。仕方がないので、1オクターブ上げてフレーズを少し変えて弾いていました。
選択肢として、半音下げチューニングや4弦だけ下げるチューニングがありました。しかし、デメリットがいくつかありました。
・ベース本体のバランス(特にネックの反り具合)が崩れそうな感じだったこと。
・咄嗟の運指でミスする確率が高いなあって思っていたこと。
・曲の間でチューニングを変えるとトラブルの元になりそうな気がしたこと。
以上から、変則チューニングをすることは避けていました。もちろん5弦ベースの存在は知っていたのですが、当時僕にとっては未知の世界的でなかなか手が出ませんでした。実際、触ったこともありませんでしたし。。。

そうこうしているうちに、個人レッスンなんかもスタートし始めていまして、その生徒の一人が5弦ベースを持ってきていたんです。逆にそれを見せてもらってから、5弦ベースにおける考えがまとまってきて、いざ買うぞってなったんです。で、買うことになったのが以前でも紹介しましたYAMAHAのBB-LIMITED 5です。

とにかく初めての5弦ベースでしたので、僕にとってはかなり大変でした。

まずは、5弦であるLOW-B線の音の位置の認識に苦労しました。最初、基本の運指は4弦の中で納めて、低いところだけを5弦(LOW-B線)で弾くといった形で弾いていました。かなり後になってから、7から12フレットのあたりを難なく使えるようになると、すごく運指が便利になることに気付きます。。。速弾きも案外やりやすいのもかなり後になって気付きます。。。

で、もうひとつ苦労したのが、弾いていない弦の音のミュートです。1弦や2弦を弾いている時に、5弦が共振して音が鳴ってしまうんです。指弾きの時は、右手の親指でなんとかミュートできるのですが、スラップを弾くときはもう全然ダメでした。やっぱり左手でなんとかしないとダメだと思い、左手のフォームの見直しをしました。運指のスキをみて、親指か中指で5弦を触りにいくといった感じでしていくと少しミュートがやりやすくなりました。

そんな形で、5弦ベースを弾くようになりました。と言ってもメインで使うというわけではなくて、必要になった時だけ使うという感じです。それは今でも変わっていません。

BB-LIMITED 5は、パッシブ回路の5弦ベースで弾きやすくて扱いとしてはとてもいいベースだと思いました。すごく考えられて作られているのが伝わってきましたし。唯一、手放そうと思ったのは、音でした。当時、僕はFENDERの60年代ジャズベースの音がする5弦とは少し離れているなあって思ったのです。完全に当時の主観でしたので今弾くと変わるかもしれませんが。。。で、結局手放しました。

その後に、購入したのがMOONのJB-5になります。

実はFODERAのエンペラーが欲しいなと思っていたのですが、値段見て届かずでした。現在もこのJB-5をしっかり使っています。今は、5弦ベースはいいものがたくさん発売されてきて、メインで使っているベーシストもかなり増えてきたと思います。ですので、5弦ベースにおける敷居はかなり低い印象になってきたと思います。
このJB-5については、回路系を改造したり、弦選びを変えたりして、今もサウンドメイキングの試行錯誤をしています。基本的には、音についても問題はなく弾きやすくて気に入っているベースですので、よほどのことが無い限り手放さないと思います。

少し話は変わって、現在僕の所有しているATLIER ZのM245。実は何年か前に、これにDチューナーを付けました。

元々付ける気はありませんでした。しかし、とあるLIVEでどうしても1曲だけ4弦をDに落とさないとフレーズ的に弾けない曲がありまして、その曲だけチューニングを落として弾いたんです。すると、このベースはチューニングの狂いがかなり少ないんです。ネックが強い証拠なんでしょうね。かの青木智仁氏もDチューナーを付けていますし、思い切って付けてみました。いやーなかなか使いやすくていい感じです。といってもあまりチューニングを落とす機会は無いですが。。。

といった感じで、標準の4弦ベースには無い低い音における対応の経験をお話ししてきました。いきなり最初っから5弦ベースや6弦ベースとかってかなり難易度が上がってしまうと思いますので、2本目から考えていく方がいいかなあって僕個人的には思っています。

5弦ベースが欲しいけど。。。と悩んでいる方への参考にでもなればと思います。


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