”ご縁日記”木挽棟梁をめざして

出会いに偶然はないと聞く。これまで出会った方々からどんなメッセージを受け、私はどのように進むのだろうか?

木造校舎から考えるエコロジー

2006-05-17 17:49:57 | 理の動き

 今週末の5月20日、「木造校舎から考えるエコロジー」というテーマで講演会を企画しました。

私が所属している、福岡県木材青壮年連合会の総会後に催します。以下その企画趣意書から抜粋します。

 

「森林(もり)で樹を護っている人はいますか?」
(平成17年7月1日発行ウッディレター249号)
木のなんでも相談室の岡野健教授に真剣な顔つきで聞いてきた小学年生がいたらしい。
「樹を護るとは、樹が伐られないように見張っているという意味であることは口振りから分かった。」樹を伐るから森林が破壊される、と信じる人は今も残念ながら多いようだ。

 

それは、樹が伐られ不毛となった大地がもたらす災害のショッキングな姿を誰でも一度は画像や映像で見たことがあるからなのではないだろうか。

 

樹を伐ることでしか環境は護れない」という逆説的な説明を、熱い思いで、一方的に話し、その小学生はなんとか理解してくれた、と岡野教授は末尾を閉めている。しかしながらそれは、それほどまでに一般の人や子供達に真実を伝えることは難しい、ということを私達に訴えかけているのではないだろうか。

 

「木材利用は環境を護るためのもので破壊するものではない。」と伝えることは我々も実感している難問だが、木造校舎から考えてみてはどうだろうか?
というのも、昨年、某小学校の改築の話しが持ち上がった時、市民による安藤邦廣先生の講演会が催された。その後、可能であれば伝統木構法でできないかとの市民運動が立ち上がり、公開ワークショップが開かれるようになった。残念ながら伝統木構造にはならず、RC造になり、内装にのみ木材を使用するというような流れになったという。しかしながら特筆すべきなのは、その市民運動に参加した人々は環境と木材利用の関係について共通の認識をすぐに持てたことにあるのだった。

 

私達はどのような学校校舎で子供達に学んで欲しいのだろうか?

 

一般の人と同じ目線で、一人の親として大人として、まずは我々も考えてみたい。
そこで、5月20日、筑波大学芸術学系教授 安藤邦廣先生と共に木造校舎について考える機会を設けることにした。民家の研究や板倉木工法の開発など研究から実践まで幅広くご活躍され、ご存知の方も多いはずだ。私達はどのような学校を望んでいるのか、そして今後どのように動いていけばよいのか、きっと見えてくることになるだろう!


 

講演会のオプションとして建物見学会を企画してみては・・・と安藤先生よりご提案いただいたため、翌21日、廣宣寺(こうせんじ)庫裏と雲仙観光ホテルの見学会を併せ催すことにした。廣宣寺は島原半島にある南有馬町に位置し、安藤先生が設計管理された伝統的な木組と板倉の建物。5月頃竣工予定。在来構法と伝統構法の違いを理解するには分かり易い建物だと思われる。

雲仙観光ホテルは昭和10年、竹中工務店によって建てられた木造ホテルで、木を使った錆びることのないモダンなデザインと経年変化が美しい。遠出にはなるが、大きなヒントがあるのではないだろうか。皆さんにぜひとも参加していただきたい。

 

校舎について改めて考えてみると、とても新鮮です。。。


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5 コメント

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Unknown (にわたん)
2006-05-18 02:40:12
廣宣寺(こうせんじ)庫裏と雲仙観光ホテル。



是非見てみた~~~い。。。



また連れてってね^^
にわたんさんへ (まるすぎ)
2006-05-18 09:40:31
一緒に行こう!

段取りします。

それと、今後、年一回くらいのペースで、九州の様々な建物を見学する企画を進行中です。

アントニン・レイモンド、吉村順三、前川国男、白井晟一、柿沼守利、吉田桂二…

意識してないだけで、わくわくするような、巨匠の建物が、九州の中にもたくさんあるんです。

その企画に、原点回帰の方々もお誘いしようと思ってます。

内容は、このブログで…

企画しているだけでも楽しい企画だよ!!
Unknown (にわたん)
2006-05-19 03:26:57
ほんまに???



やった~~~^^



楽しみにしとくねーーー!!!

必ず行きます!!!
にわたんさんへ (まるすぎ)
2006-05-19 11:02:48
現在8月の5,6日か19,20日あたりで、佐賀県嬉野の大正屋(吉村順三)宿泊、武雄温泉(辰野金吾)、チャイナオンザパーク(柿沼守利)外にて調整中。(変更有り)

10月は、対馬に竪板倉の民家群を見に行こうか…などと企画中です。(主催はJMRAです。)

原点回帰の皆さんには、ご案内だけさせていただこうかと思っております。(お忙しい方ばかりですから、日程の調整が難しいでしょうから…)

はっきり決まれば、改めてご案内しますね。

Unknown (にわたん)
2006-05-23 01:18:49
是非おねがいしま~す^^

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