ブタゴリラというあだ名をつける話。

大学で時々見かける女の子に、素敵なあだ名をつけている。

ブタゴリラというあだ名を…。


「やっぱラーメンは美味しいブヒッ！」


そんな口調かどうかは忘れてしまった（多分違う）が、ブタゴリラである。



「おい！トンガリッ！早くしないとお前のそばかす喰うブヒぞ！」


そんなブタゴリラの称号を一介の女の子に与えたのは、他でもない。
似てるから…。

そんなブタゴリラが、最近強い日差しを浴びたせいかどうか、日焼けしおった。
ブタゴリラが焼けたということで、もっぱら、ぼくらは「焼きブタゴリラ」と呼んでいる。


思えば、高校時代から、女の子にいろんなヒドイあだ名をつけてきたように思う。
「岩石先輩」
「魔王」
「棍棒戦士」
「三角木馬」
「マンイーター」
「しゃくれ１号、２号」……

しょうがない。
だって、顔が岩石みたいだったり、魔王並みのパワー持ってたり、スカートの下に一振りで人を３人は殺せそうな棍棒を２本装備してたり、三角木馬という単語に反応しすぎたり、マンイーターだったり、マネージャーは先輩後輩ともにしゃくれてんじゃねぇよ！


こう書くと、ぼくは女性を蔑視しているように感じるかもしれないが、かわいこちゃんは別であるし、何より男に対しては、男性性器の名前で呼んだり、排泄物の名前で呼んだりしていたので、男女差別のつもりはない。


そんな焼きブタゴリラ（♀）が、どうやらぼくの家の近くに住んでいるっぽい。
ぼくが原付で家に向かって走っていたら、中国語だか韓国語だかサンスクリット語だか知らないが、日本の言語じゃない言葉を使って友達と一緒に、ぼくと同じ方向に向かって走っていた。

どうやら留学生らしい。
知らない言葉なので自信はないが、どうも「早くトンガリん家でスーパーファミコンするブヒ！俺が１コンだぞ！」と言っていたようだ。

まさか大学生にもなって、齢２２を目前にして、女の子に「ブタゴリラ」とかあだ名つけるとは、うすうす感じておりました！


だがなんだ、ぼくは最近会う人会う人に「南海キャンディーズの山ちゃんそのものだね！」と言われているよ…。