お久しぶりに話。

イエー！
久しぶりの更新イエー！


正月総括。

めんどくさい病にかかってしもうて、全然更新しなかった。
なのに毎日何人も来てくれてたみたいで、すまんなぁ。
まあ、よいね。

今年は喪に服すため、初詣にも行ってないし、あけましておめでとうも言ってないよ。
なんだか不思議な気分。



正月読んだ本。
「沈黙」・・・遠藤周作
「有限と微小のパン」・・・森博嗣
「人形式モナリザ」・・・森博嗣


正月一発目に読んだのが「沈黙」だったから、お祝い気分もクソもなかったよ。
暗かったけど、面白かった。
遠藤周作は敬虔なクリスチャンだけれども、その彼が、この小説をああいった内容に収束させたのは、すごいなと思った。
視野が広いというか、盲目的でないと書くべきか…。
単に俺が、一般の宗教人の視点をわかっていないことにも、一因はあるのだけれども。


ぼくは神を信じていない。
もっといえば、神を信じるという感覚が掴めないのだ。
具体的にいえば、神秘的体験（俗にいう奇跡）を実際に体感した人はまだしも（この際、それが現実だったかだったかどうか、脳内での出来事なのかどうかは、問題でない）、そうでないほとんどの人は、一体どういう心のプロセスで信心にいたるのかがわからない。

もし、神様に一生懸命祈って、何らかの良い結果が得られたなら、その人は信心を深めるだろうが、そうやって深めた信心は逆に、結果が悪い方向に進んだ場合、なくなってしまうのではないかと思ってしまう。

ぼくは宗教学を学んだことがないので深くはわからないが、誰か教えて欲しいところだ。
神は信じないが、宗教には興味がある。
宗教学を学んでいる友人もいないし、かといって、どの本を読めば良いのかもわからないし。


大事なのはバランスだと思うが、どうか。
原理主義には賛同しかねるが、遠藤周作（彼のエッセイ参照のこと）やアメリカで脳外科のスペシャリストになってる福嶋医師（なんかのテレビで見た。違ってたらすまん。）のバランスはとても良いと感じる。

日本人のほとんどは無宗教であるので、「神様を信じないと生きていけないなんて、心が弱い証拠だ」と、のたまう人がいるけれども、神を信じることでその弱さが少しであれ強まるなら、全然悪いことじゃないのだろう。


森博嗣はキャラ萌えだ。
S＆Mシリーズは面白かったが、もう少し最後に恋愛要素を入れて欲しかったなぁ。
そういう意味では、封印再度が好きであった。
あと、島田荘司の解説が面白かった。

Vシリーズは、だんだんミステリー色が薄れてる気がするよ。
キャラ萌えだけで面白いからいいけどね。
狙いすぎだが。

Gシリーズは、周りの評判があまりよくないし、まだ古本屋に出回ってないので今のところ読む気配はない。



ところで、森博嗣がブログを書いているようだ。

ＭＯＲＩ　ＬＯＧ　ＡＣＡＤＥＭＹ

どうやら名古屋大学は完全に辞めたようだ。
内容は、ほんとに日記。
森博嗣ファンなら面白いんじゃないか。
機関車のことばっかり書いてあるが。

パスカル（森博嗣の飼ってる犬）がすげーかわいい。
全編パスカルのことばっかりかいてくれればいいのにと思う。

犬飼いてぇ。




というわけで、今年もよろしく！

 

今年も
不思議な力よ、湧いて来い！