おやじのつぶやき

不動産会社を経営する今年53歳のおやじが日本国を憂い仕事・趣味・健康などをテーマに日々つぶやきます・・・・

歴史に刻まれたルーピー・ペテン師論争

2011-06-04 | 憂国

民主党が国益を損なう党であることは皆が知るところとなった。
二度と政権を担当させてはならない。
ルーピーとペテン師 これほど日本を貶めた国賊総理大臣二人が言った言わない・・・
君たちはさっさと議員辞職すべきなのだ。

MSN産経ニュース 20110604

今さら民主党政権の「言った、言わない」を取り上げることは非生産的だとの指摘も当然あるだろう。東電福島第一原発1号機の注水問題でも「言った、言わない」が繰り返されたばかり。それから数日しかたたないうちに起きた不信任騒動だったからだ。

 それでも、同じ党内の前首相が後任の現首相に対し「ペテン師、詐欺師」呼ばわりする事態は、やはり尋常ではない。歴史的ページェントと言っていい。

 「(可決される公算が大きい)不信任案が出る直前には『辞める』と言い、否決されたら『辞めない』と言う。こんなペテン師まがいのことを一国の首相がしてはいけない。当たり前の話で、人間としての基本にもとる行為だ」

 鳩山由紀夫前首相は自民、公明など野党3党が共同提出した内閣不信任決議案が否決された翌3日、都内の自宅で菅氏の「背信」を、こう詰(なじ)った。「詐欺師まがい」とまで罵(ののし)ったが、大方の国民にとって首相時代とは見違えるような説得力ある言葉だったろう。もっとも、ご記憶の方も多いだろうが、批判している当人も首相就任前は「首相を退いたら議員を辞める」と言い、意に反して短命政権で終わると「やっぱり辞めるのやめた」と前言を翻した前歴の持ち主なのだ。

 今回の何が歴史的かといえば、当代の政治指導者の論争が、時代の断面を見事に切り出して見せるからだ。吉田茂首相(当時)のサンフランシスコ条約をめぐる「講和論争」、中曽根康弘首相(同)と石橋政嗣社会党委員長との「非武装中立論争」。いずれも冷戦の突入期と、崩壊の前段階における日本の進路について保革両陣営が真正面からぶつかり合ったものだ。

 一方、政権交代後の民主党に見られる数々の「言った、言わない」には国家観や理念、哲学のかけらもない。あるのはパフォーマンスか内ゲバか足の引っ張り合いぐらいだ。同党指導部に憲法、外交安保、財政など国家のあるべき姿を探求し、同志を増やす真の意味での政策勉強会(派閥)が存在しないからだろう。組織としての同党の未熟さ、幼稚さを反映しているとも言える。

 首相は2日の代議士会の「退陣表明もどき」で与野党ばかりでなく、メディアを通じ国民ばかりか国際社会まで欺いた。その中で「若い世代に引き継ぎたい」と世代交代論者の顔まで演出したが、実態はどうか。

 枝野幸男官房長官は同日夕の記者会見で全27問の3分の2の質問で、首相の退陣時期や発言の真意について聞かれ「確認文書に書かれた以上でも以下でもない」「代議士会で発言した通り」などと木で鼻をくくったような発言を連発。まるで「反論に証拠がない」といったチープな法廷映画のセリフでも聞かされた気分だった。

 岡田克也幹事長も含め、民主党のニューリーダーとされる世代に尻ぬぐいをさせて恥じない首相は、彼らを自身の権力保持の「使い捨て道具」にしていると言っても過言ではない。枝野氏、岡田氏にしても、職責を果たしてるつもりで、何が真の国益なのかに思いが至らないようだ。民主党のあまりに刹那(せつな)的な権力欲、そしてポスト至上主義と言うしかない。