三代目日記

地元を大切に屋根専門で66年。丸三社員と自分で日々勉強をして、お施主様の為に頑張っています。どうそよろしくお願いします!

丸三スレート。

2008年07月01日 21時03分47秒 | 営業日誌
ちょうど丸三スレートで働き出して2年が経ちます。

以前の不動産会社を退職して、一年目は職人として現場で働きました。

営業から現場での肉体労働と、180度仕事内容が変わり、
仕事が終わってから倒れこんで眠る日々を過ごしていたのを思い出します。

そして嫁のマコが妊娠をしており、
無事に愛息子ひろたんが生まれてからの、
仕事と育児の両立の難しさを実感している毎日です。

今振り返ってみると、よく実家へ帰ることを決断したと思います。
周りから「今までのキャリアや実績を捨て、帰るのに意味があるのか」

と上司や部下に、そして友達にまで言われたものです。

前職はとてもおもしろく、部下にも恵まれて充実した日々を過ごしていました。

正直、実家へ帰るか最後まで悩んでいました。

その時に社長の一言、「帰ってきてほしい。それがありがたい」。

その言葉が僕の背中を押したのは事実です。

一度決めたら曲げることが嫌いな性格なので、
前の会社に極力迷惑のかからない時期に退職させてもらいました。

帰ってから、最初は地に足がつかず、一日一日を過ごすのが精一杯でした。
そして段々と周りを冷静に見れるようになり、働く中で
以前に比べて背負う物の大きさに気づいてきました。

自分が家族を持つことで、より丸三で働く人達の
生活を意識するようになりました。

社長が「帰ってこい」と言った言葉の本音がわかった気がします。

  
   「従業員の、家族の生活を守る」。

 正直、思ったこともない感情です。

 丸三は零細企業ですが、大企業で働く人達と何ら変わりません。

 丸三職人は、とても性格がよく好戦的ではありません。

今いるメンバーは、それぞれに魅力があります。
辞めた人も、そうだったと思います。
丸三職人が僕の一つの自慢でもあり、社長が残してくれた大切な人達です。

 今は会社に職人を持たず、仕事を外注する会社が非常に多くなっています。
会社に一番かかる経費は、当然ながら人件費です。

人口の減少や過疎化が原因で仕事が減ることがわかっているので、
会社として外注は当り前のことです。

そんな中、丸三スレートは社長を除いて、17人が働いています。

ただ自分の中に「この人達の為に腹を切る覚悟があってもいいじゃないか」
と思うようになってきました。

不思議な気持ちです。
経営者になるなら必要な気持ちで大切なことなのかなと思います。

だから「内外での仕事をしっかりしたい」と、より思っているところです。

まずはお客様。必ず丸三でやって良かったと思ってもらうこと。

以前は億単位の営業の仕事をしていましたが、今は何十万からの営業の仕事です。

その時に自分の気持ちと向き合った時に、

「金額はやっぱり関係ない!」

が答えでした。

この仕事で一人のお客さんとご縁が持てる喜びの大きさは、昔と何ら変わりありません。

 「初対面からやけど、竹内君に任せて良かった」

この言葉が一番の喜びで、僕を何より大きく成長させてくれます。

この言葉と社長が「テルが帰って営業をしてから、仕事が増えた。良かった」

この言葉で帰ってきたことに間違いはなかったと確信しました。


見知らぬ人とご縁が持てて、その人の力になれる「営業」という仕事が、
僕は大好きです。


 ご縁が頂いた後から本当のお付き合いが始まる。
 お客さんを思う、素直な気持ち。

これが誰にも負けない僕の武器だと思います。

そして丸三職人に繋げていき、お客さんに満足してもらう。

これをずっと心がけています。

そしてこれからより大切になるのは会社の中です。

それは経費削減の徹底です。

段ボールの仕分けから始まり、役員以外の社有車使用の禁止に

役員の携帯電話を代えてすべて通話無料にしました。

また今までに無料手袋を百円にして、大切に使うことを決まりにしました。

今はコンテナを使い、ゴミを捨てていますが、行く行くはこれを無くす考えです。

実際はゴミの分別をしっかりすれば、コンテナは必要ありません。

一回のコンテナのゴミ出しに五万も払うのは、馬鹿げています。

これからコンテナを使っている会社は、長く会社は続かないと僕は思います。

これは上の意識の高さと、働く人達の質が問われます。

「昔はほっといても仕事が来た」と社長は言います。

今は違います。仕事が減る中で、今の丸三職人と仕事をする為に
「経費削減」は大切なことです。

人件費を減らさず、無駄なコストを省く。

僕は嫌われようが、構いません。
丸三職人や他のメーカーさんが、
間違ったことや筋違いの事をすれば本気で怒ります。

みんなの人生を背負うとは、本気でなければできません。

 丸三職人や周りの人達と協力し合って、
改善できることは改善していきたいです。

 そして何より自分がこれからも多くの経験をして、
もっともっと成長しなければいけませんし、していきます。


とてもとても長くなりました(>_<)

自分の与えられた仕事を悔いのないように、
気持ちを込めて精一杯し、お客さんに満足してもらい、
そして「明日の丸三スレート」へ繋がるように
これからも走り続けていきます。


        丸三スレート三代目  テル。


コメント
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