田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

オヤジの仲間づくり21の会 9月例会

2011-09-10 21:54:34 | 札幌ぶらり散歩 & Other

 私が所属する「オヤジの仲間づくり21の会」の9月例会が9日(金)に行われ、野幌森林公園、北海道開拓記念館、北海道開拓の村を訪れるという盛り沢山の内容だった。 

 細々と、しかし着実に例会を重ねている我が「オヤジの仲間づくり21の会」である。
 当初、仮称としてスタートした我々のグループ名だが、いつの間にか仲間内では正式名となってしまった。ちょっと気恥ずかしい気もする名称だが、さりとて改めて検討するほどの気力もないというのが実際のところか?

 私たちの会は「札幌を知る」(併せて北海道を知る)ということをキーコンセプトにして、各会員が持ち回りでそのときどきに興味関心があることをテーマに取り上げて見学したり、一緒に考えたりしている。

 9月例会はO氏の担当だったが、上記のように3ヶ所を訪れるという提案だった。
 それぞれの会員は2~3度くらいは訪れた経験があったが、「改めて訪れるのもよかろう」ということでO氏の提案に従った。(私もすでに何度も訪れていた)

 まず「野幌森林公園」だが、公園内の遊歩道のほんの一部約4km弱をウォーキングして森林浴を楽しんだ。楽しんだと記したが、けっこうなアップダウンもあり、その上数日来の雨の影響で湿気が多く、私たちにはけっこうな負荷のかかったウォーキングだった。
 学校は秋の遠足のシーズンらしくたくさんの学校の子どもたちが森林公園を訪れていた。

          
          ※ 野幌森林公園には小学生が遠足に訪れていた。

 「北海道開拓記念館」もこれまで何度か訪れていたが、今回初めて地下の資料室を覗くことができたのは一つの収穫だった。また、少し残念に思ったことは、他の博物館などでは映像資料の充実が目立つのだが、開拓記念館は確か2ヶ所のみだったと思う。
 展示資料の充実も望まれるが、映像資料をもっと充実しては、と思ったのだか…。

          
          ※ 開拓の村食堂ではいも団子、みそおでん、豚汁などを組み込んだ
           「屯田兵定食」(1,000円)が人気だとか…。

 最後は「北海道開拓の村」だったが、歴史が浅いといわれる北海道だが本格的な開拓が進められてから百数十年、それなりに歴史を重ね由緒ある建物が現物保存されているのを一堂で見ることができるのは貴重である。
 私にとっては記憶の中にあるような建物も数多くあったが、最も印象に残ったのは「開拓小屋」と称される萱だけで覆われた掘っ立て小屋だった。過酷な冬を隙間だらけの小屋でどう過ごしたのか想像することすら困難な状況を耐え抜いた先人の苦労が偲ばれる。

          
          ※ 開拓の村に再現されている「開拓小屋」です。

 さて、私たちの「オヤジの仲間づくり21の会」だが、平成21年3月に発足以来、1~2ヶ月に一度くらいの割合で細々とではあるが会合を重ね、活動している。
 現在2年半が経過しようとしているが、いつも気になっていることがある。
 それは私たちが「札幌を知る」をコンセプトにして、あらゆる角度から札幌を知る活動を展開しているが、それは全て私たち自身にインプットすることばかりの活動内容だということだ。アウトプットすることも必要なのではないかとの思いが時おり頭をもたげるのだが…。


映画 58  えっ?これが“親鸞”映画なの?

2011-09-09 22:55:13 | 映画観賞・感想

 硬い椅子、人いきれでむんむんする場内、そして何よりストーリーがまるで分からないという三重苦の中で“親鸞”映画を観た。私はわざわざ白石まで出かけたことを後悔しなければならなかった。

          

 なぜ私がこんな寂しい感想を持たねばならなかったのか考えてみる。
 まずその要因は脚本にあると思う。原作・脚本は俳優の三國連太郎である。彼はこの映画の監督も務めている。映画製作の裏話を読むと脚本は専門の作家を依頼していたのが叶わなくて自ら書かざるを得なかったようである。そのため原作者として思い入れからあれもこれもと盛り沢山に詰め込みすぎたようである。そのためストーリーがまるで分からないものになってしまった。

 要因の二つ目というよりは最大の要因は監督にあるということだろう。映画は親鸞の流浪の半生を描くとのことだったが、親鸞の生き様そのものが多々伝えられる中で、監督としては誰がみても理解できるような内容に描くことはできなかったのだろうか。

 こう書いても映画を観ていない人には私の言いたいことそのものが分からないと言われそうである。ウェブ上で見つけたある方のレビューを転写することにする。
「面白い映画かと問われたら、そうではないと答える。なら芸術性が高い映画か、と問われると、そうでもないんじゃないかなあ、と濁す。分かりやすい映画か、と聞かれたら、きっぱり、NO、と答える。」
 私の気持ちを代弁してくれる文である。

 北海道新聞に9月7日午後から白石区の大満寺において、映画「親鸞 白い道」が上映され、親鸞役を演じ現在大満寺で僧侶をしている森山潤久氏の講演があると載っていた。
 興味を抱いた私は早速申し込み、期待を抱いて当日JRで平和駅まで行き大満寺に向かった。

          
          ※ 大満寺の全景です。

 今年は浄土真宗の宗祖とされる親鸞聖人の750回忌ということで各地でさまざまな催しが行われているようであるが、この催しもその一環のようであった。
 会場の大満寺の本堂は信徒さんを中心に大入り満員だった。パイプ椅子をぎゅうぎゅう詰めにして並べ、そこへ肩を擦れ合うばかりにして座った。当日は暑さは若干和らいでいたとはいえ満員の人いきれで場内はむんむんとしていた。

          

 場内に特設されたスクリーンで映画が始まったが、映画館のような音響設備でないせいか、それともフィルム自体の保存状態(1987年制作)良くないせいか、俳優のセリフが割れてしまってまったく聞き取れないのだ。しかも場面が無意味(と私には映った)に次々と転換される。
 「せっかく白石までも来たのだから」と思い、懸命に理解しようと努めたのだが無理だった…。140分の難行苦行だった。

 生首を斬りおとすシーンやタタラ場の火災のシーンなどは完ぺき主義者の三國連太郎の片鱗を見て取れるが、総じて映画としては失敗作と言わざるを得ないだろう。
 それは彼が映画監督としてはこの一作しか携わっていないこと、彼を紹介するWikipediaの中で「親鸞」の映画監督だったことはサラッとしか紹介されていないことに表れているように思う。

 なお、この映画の主演で現在大満寺で僧侶をしているという森山潤久氏のお話は勤務の関係から聴くことができなかったのは残念だった。
 また、今回の映画会で大満寺の関係者が来場者のために懸命にホスピタリティーを発揮されていたことに感謝したい。ありがとうございました。


エゾシカは食べるシカない?

2011-09-08 19:43:33 | 札幌学 & ほっかいどう学
 以前は野獣であるエゾシカを食することに賛否両論があったように思っていたが、増えすぎて農林被害額が膨大となるに及んでエゾシカを食材とする考え方がコンセンサスを得てきたようである。 

 エゾシカの農林被害額が50億円を越えたそうだ。
 被害は道東・道北部から道央・道西部に広がっているらしい。
 エゾシカによって植生が破壊され、北海道の生態系が撹乱されてきているそうだ。

 9月4日(日)道新ホールで北海道新聞野生動物基金主催の「シンポジウム エゾシカを考える」に参加してきた。
 シンポジウムは、酪農学園の吉田准教授が「エゾシカ被害の現状と生息実態」と題して基調講演を行い、その後パネルディスカッションに登壇したパネラーの4氏も専門分野についてそれぞれスピーチをした。
そして最後に吉田准教授をコーディネーターとしてパネルディスカッションが行われた。

              

 基調講演で吉田氏は知床半島のスライドを提示して、知床半島の植生がシカが好まない植物だけに覆われてしまった(アメリカオニアザミ、フッキソウ、ハンゴンソウ)と報告した。
 そして平成22年の生息調査で約65万頭のエゾシカが道内に生息していると推定している。特に道西部における生息数の増大が顕著で、過去10年で約3倍に増えているということだ。それに伴い、農林被害額が50億円以上に上ると報告した。
 その他のパネラーのスピーチで印象に残ったのは、北大大学院の近藤教授が日本人は古来から雑食民族であり、野獣も好んで食していたことを話された。また、エゾシカの狩猟に関して「アニマルウェルフェア(動物福祉)」という概念を紹介され、野生のエゾシカを捕殺するとき苦痛を与えないような捕殺が求められるとした。
 また、釧路短大の岡本准教授はエゾシカ肉を栄養素的に見ると脂肪分が少なく、鉄分などが豊富な非常に有用な食品であると報告した。

          

 今回のシンポジウムを聞いていて、増えすぎたエゾシカを捕殺し、それを食用として利用するということについてはすでにコンセンサスができているように感じられた。
 課題の一つは、例えば年間10万頭を捕殺したとしても食肉として流通させるにはあまりにも少ないということのようだ。
 また、食肉として利用するためには野獣であるがため、食肉として適するか否かの検査体制の構築が求められるが、その整備が難しい状況にあるということだった。

 関係者、そして研究者たちはエゾシカと人間との共生という難しい課題を前にして試行錯誤を続けているようである。
 その間にもエゾシカは増え続けている…。

札幌Cafe紀行 №80 Cafe de Zaza

2011-09-07 22:53:34 | 札幌Cafe紀行
 私のようやオヤジが入るにはちょっと恥ずかしいくらい、女の子が好みそうな白を基調としたかわいらしいカフェです。それでもかまわずオヤジ三人はかわいらしいカフェでひと時をまったりと過ごしたのでした。
 

          
          ※ 写真手前の小さな黒板がないとカフェとはまったく見えません。

 せっかくの日本女子ソフトボールリーグが雨で中断・順延となってしまったために、ぽっかりと時間の空いたオヤジ三人は円山の街まで降りてお茶することにしました。
 そこでチョイスしたのがマルヤマクラスの隣のマンション一階に入居する「Café de Zaza(カフェ ドウ ザザ)」でした。注意深く見ないと分からないほどエントランスはひっそりと控え目です。

          
          ※ カウンターの椅子を良く見てください。不揃いなのです。

 店内に入ると若い店主のセンスが感じられるような造りです。特に私が注目したのはテーブルです。テーブル席が4つあったのですが、4つとも形も造りもバラバラです。まるでフリマで一点一点購入したみたいです。(本当にそうだったりして…)椅子もまた2脚くらいは同じものがあったとしても、全体的にはバラバラです。
 ただし、全体としてみるとこれがなんとなくバランスが取れているようにも見えてくるのです。これこそが店主のセンスなのかもしれません。

          
          ※ テーブルも一個一個が違っています。

 さて何をオーダーしたかというと、メニューを見ると印刷された文字が並ぶ中で、一つだけ手書きされた「コーヒーゼリーとキャメルアイスのパフェ」(610円)というのが目を惹きました。そこには添え書きで「フレンチローストのコーヒーで作ったゼリーとキャメルアイスのパフェです」と書かれてありました。ちょっとだけコーヒーゼリーに凝っている私はこれに決まり!です。(ブレンドコーヒーは500円)

          
        ※ 私がオーダーした「コーヒーゼリーとキャメルアイスのパフェ」です。こんな
         のオヤジが頼んじゃダメ? 

 コーヒーゼリーの苦味とアイスの甘味がブレンドされてなかなか美味しいパフェでした。

 店内には小さな草花の周りを額で囲むことによって絵画風に見せるなど、女の子が好むようなインテリアや小物が配されていて、きっと多くの女性から支持されているのではないかと感じさせてくれたカフェでした。

          
          ※ これは説明の要なしですね。

【Café de Zaza データ】
札幌市中央区南1条西27丁目1-45
電  話 011-215-5441
営業時間 10:00~21:00
定休日  水曜(祝日は営業)
座  席 18席
駐車場  なし
入店日  ‘11/09/03


 

日本女子ソフトボールリーグ 熱戦に水差す雨

2011-09-06 22:17:18 | スポーツ & スポーツ観戦
 まるでそれは襲雨とも呼ぶべき突然の雨だった。とてもソフトボールをやれるような状況ではなかった。選手がグランドから一斉に引き上げると間もなく、グランドはたちまち水で光り出し、そして池のように水が貯まり出した…。

 北京五輪で見事な金メダルに輝いた日本女子のソフトボール…。
 その女子ソフトの国内最高レベルにある1部リーグの4チームが札幌に集結した。
 トヨタ自動車、ルネサスエレクトロニクス高崎、大鵬薬品、静甲の4チームである。

 9月3日(土)、4日(日)の両日、円山球場を会場に4チームがたすき掛けで2日間で4試合を行うという。
 私はスケジュールの空いていた3日(土)に友人を誘って観戦することにし前売りチケットを入手していた。
 ところが台風12号の接近である。前日夜遅くまでの雨に無理だろうと思っていたのだが、朝起きてみると晴れているではないか。球場に確認した後、円山球場に赴いた。

 球場に入ると、円山球場のフィールドにフェンスが取り巻かれていてソフトボール仕様となっていた。ホームランフェンスまでは67mという。
 空は晴れていたものの強風が吹き、球場のスタンドに取り付けられていた第一試合の両チーム選手の名前が入った幟旗はバタバタとはためいていた。

          
          ※ 試合前に整列した大鵬薬品の選手たちです。空はきれいに晴れ
           上がっていました。

 強風の中、第一試合 ルネサスエレクトロニクス高崎 対 大鵬薬品の試合が始まった。
 高崎の先発は北京五輪優勝投手の上野由岐子ではなく、オーストラリア代表投手のメラニー・ローチという投手だった。上野は右翼・7番で先発出場していた。

 試合は高崎が終始押し気味に試合を進めるものの決定打が出ず無得点を積み重ねた。一方の大鵬薬品はメラニー投手の変化球に手こずり3回まではパーフェクトに抑えられていた。ところが4回に幸運が続いて1点を先制すると、5回には一挙にメラニー投手に襲いかかり3点も得点した。これは「勝負あり!」と思われたのだが…。

          
        ※ 北海道当別高校出身の高崎の三塁手山本優選手の力強いバッティングです。

 6回の高崎の攻撃に移り、にわかに慌しくなった。雨もポツポツと降り始めた。大鵬薬品の拙い守備、投手の不出来から無死満塁となり、四球の押し出しで1点。さらに犠牲フライで1点。ここで状況は一死2・3塁一打同点の場面である。
 ところがこの状況になってもの凄い雨が降ってきたのだ。とてもソフトボールをやれるような状況ではなかった。
 試合は中断となった。

          
          ※ 写真のように一気にグランドは水浸しとなった。

 試合状況が状況である。簡単には中止とは決められない。天候の回復を待つことになった。(試合としては5回を終えているので成立しているので、このまま中止となると大鵬薬品の勝利となる)

 小1時間ほど待った頃、雨が小止みとなりグランド整備が始まった。水がたくさん貯まったところはポンプで排水している。その他、初めて見るような排水用具やスポンジなど持てる用具総動員で整備が進められた。

          
          ※ 懸命に排水作業をする整備員たちです。

 ようやくなんとかなるかな?と思われたところに、また雨が降ってきた。
 万事休すである。高崎の宇津木麗華監督が潔く大鵬薬品の監督に握手を求め、コールドゲームが成立した。5回終了4対0で大鵬薬品の勝利となった。

          
          ※ 勝利が決まり喜ぶ大鵬薬品の選手たちです。

 大鵬薬品に点が入った時点で上野投手が投球準備をしていたので、あるいは試合状況によっては登板もあり得たと思われたのだが、雨は全てを流し去った…。残念!
 残念なことがもう一つある。
 それは新聞がこの女子ソフトボールのことをまったく取り上げていなかったことだ。
 いやしくも国内最高のリーグ戦である。しかも、次回五輪からその種目が消えたとはいえ北京五輪で金メダルを獲得した競技である。北海道新聞が全くこのことを取り上げなかったことに憤りさえ感じてしまう。

 この後、あれだけ高いレベルのソフトボールの試合を観戦できるのはいつのことだろうか…。

札幌Cafe紀行 №79 CROSS ROAD cafe

2011-09-05 21:34:57 | 札幌Cafe紀行
 狭いながらも(いや狭いからか)オーナーの心配りが隅々にまで行き届いていて気持ちの良いカフェでした。食事時にコーヒーフリーというのも嬉しいサービスでした。

          
        ※ 地上のエントランスです。この入り口から階段で地下へ降りていきます。

 温度計が32℃を越え真夏日となった9月1日の市電沿線を巡るウォーキングは、途中で暑さから逃げるように市電沿線にあったカフェに飛び込んだ。
 ちょうど「西線9条旭山通」の停留所の直ぐ近くビルの地下一階にCROSS ROAD caféはありました。
 細い階段を下ってドアを開くと、ちょうど昼時とあってサラリーマンやOLがランチを摂っていて満席に近い状態でした。ちょっと引いてしまったのですが、オーナーに案内され壁に向かって設けられたカウンター席に腰を下ろしました。

          
          ※ 手前の席が私が座ったカウンター席です。

 店は若い男性のオーナーが一人で切り盛りしているようです。
 私が「ランチを」とオーダーしたところ、ランチに5種類あるとのことだったので、メニューから「こんがりチキンカレー」(プラス コーヒーフリー 700円)をオーダーしました。するとオーナーが「コーヒーはフリーですのでセルフでお願いします」とのことだった。

 暑さに参っていた私は迷わず「アイスコーヒー」にしました。アイスコーヒーについて私はその味の優劣を判断することができません。暑さで乾いた喉に心地良く冷たいコーヒーが沁みわたっていきました。

          

 ほっと一息ついてまもなく、調理も、配膳も、後片付けも一人で行っているオーナーが「こんがりチキンカレー」を私の席に持って来てくれました。
 こんがりチキンとはチキンカツに焦げ目をつけたものでしたが、カレーの味はなかなかの味でした。

          

 食事が終わり、コーヒーフリーとのことだったので、今度はホットのブレンドコーヒーを求めました。セルフサービスというからコーヒーにこだわっていないともとれますが、そこはカフェです。自家焙煎の豆を使った本格的なものです。私の舌にはちょうど良いコクと苦味を感ずる上等のコーヒーでした。

          
          ※ けっして広くない厨房部分です。

 店内はとても狭いのですが、ちょっとしたインテリアや店内掲示にオーナーの心配りを感じられる空間でした。

【CROSS ROAD cafe データ】
札幌市中央区南9条西15丁目2-1
電  話 011-211-5225
営業時間 11:30~21:00
     (Lunch 11:30~15:00)
定休日  日曜、不定祝日
座  席 12席
駐車場  あり(2台)
入店日  ‘11/09/01

札幌ウォークⅡ №22 札幌市内電車コース 電車編

2011-09-04 21:42:30 | 札幌ウォーク & Other Walk
 市電の車両全体が広告媒体となっているのは知っていたが、今回のウォーキングで想像していた以上に多くの車両が派手な色彩を纏って走っていた。その是非については後述するとして、まずはその車両を写真で紹介する。

◇ベーシック車両
 まずは旧来からある市電のベーシックな塗装を施した車両である。以前は全ての車両がこのようなおとなしい(?)塗装を施していたはずである。

          

◇市営地下鉄Anniversary電車
 札幌市電の兄弟ともいえる地下鉄の開業40周年を祝福するデコレーションを施した電車である。

          

◇不動産のビック
 この企業の社屋はかなり人目を惹くカラーリングで札幌市内でも目立つ会社である。その路線そのままに、電車も派手派手に装って路線を走っている。

          

◇不動産のビック Ⅱ
 同じ不動産のビックのデザインを変えたバージョンである。

          

◇家すサポートグループ
 お部屋探しを斡旋する企業はどうしてこのような派手派手な広告をするのであろうか?業界の体質なのだろうか?

          

◇お部屋さがしのくつき
 こちらも上記2社に負けまいと電車を利用した広告を企てたものと思われるが、こちらは上記2社に比べると比較的落ち着いたカラーリングである。

          

◇天然温泉 北のたまゆら
 この広告電車もかなり派手である。私が見たところ二つのバージョンがあるようだ。

          

◇天然温泉 北のたまゆら Ⅱ

          

◇Wamiles
 コスメテック業界の企業のようだ。コスメの世界などまったく疎い私は帰宅してPCで調べて初めて分かった企業だった。

          

 私がウォーキング中に見かけた広告電車の種類は以上9種類だったが、あるいはもっともっとあるのかもしれない。また、時間の経過とともに違う種類の広告電車が表れるかもしれない。
 塗装方法は以前電車事業所を訪れたときに質問したのだが、車両全体に印刷されたものを貼り付けるだけという。簡単に塗装できるらしい。まだまだ新種が現れそうである。

 ところで、電車車両に企業の広告を施す是非についてだが、私は正直にいってこうした傾向を苦々しく思っている一人である。
 以前、北海道庁のエレベーター扉に広告が施されたときにも言及したが、比較的落ち着いた雰囲気のある道庁内に色彩豊かな広告には違和感をもった。それと同じように札幌市内を走る電車の車両全体がまるで広告塔のようになっている姿はけっして好ましいものとは映らない。
 しかし経営的に厳しい状況におかれている当局としてはなりふりなど構っていられないというのが実情なのだろうか?公共施設が最近ネーミングライツを売りに出していることと同一線上のものなのだろう。
 経済至上主義ともいえる現況の中では仕方がない現象とあきらめるほかないのだろうか??

《ウォーク実施日 ’11/09/01》

札幌ウォークⅡ №22 札幌市内電車コース 珍名編

2011-09-03 22:51:33 | 札幌ウォーク & Other Walk
 市電沿線を巡っていると、思わずニヤリとする店名や、「へぇ~」と思われるような店があった。大都会だからこそありえるような店や、人目を惹くような店名を厳選して10ヶ所取り上げてみる。

 企業や店を立ち上げるとき、その名称はいわばその企業や店の“顔”である。その名称をどう名づけるかはオーナーにとっては最大のテーマだと思われるが、さすが大都会である、人目を惹こうとするかのような珍名も目立った。
 面白い!と思った名称の中から厳選して10ヶ所を紹介してみる。

◇K‘s Dental Clinic

          
 この名前を見ると私でなくとも「K’s電機」を思い出すのではないだろうか?あの志村けんのCMでお馴染みの電気製品の量販店である。おそらくは院長の名前から付けられたと思われるのだが、おそらく「K’s電機」を意識したネーミングだと思われる。

◇スープカリーの店 こうひいはうす

          
 写真を良く見てほしい。歩道に対して垂直に掲げられている看板には「スープカリーの店」と掲げられている。すっかりスープカリーの専門店だと思った。しかし店名は「こうひいはうす」とカフェのような店名だ。いったい何を売り物にしているのだろう?

◇手作り弁当専門店 弁太

          
 これは遠目から「弁太」と見えたので、「弁当を扱っている店かな?」と思われたが、その予想は違っていなかった。

◇狼飯場

          
 「狼飯場」とは凄いネーミングだ。居酒屋のようであるが、その「えっ!?」と思わせるのが店の戦略なのだろう。

◇ススキノの4番目に安い店

             
 この店も「狼飯場」と同じ戦略で、4番目というところがミソなのだろう。この店名に誘われて入店した客とネーミングで盛り上がるという戦略だと睨んだ。

◇シフォン亭 ほやほや

          
 このネーミングは「そのまんま」という感じで、ほやほやとした柔らかなシフォンケーキを顧客にイメージしてもらうということだろう。

◇まほうの手 髪切虫

          
 「まほうの手」とはずいぶんな自信である。「髪切虫」はいわゆるバーバーとしてけっこう使用されているネーミングかもしれない。

◇デカ盛り屋 こうちゃん

          
 最近は「デカ盛り」を売りにしている店をよく聞くが、それを店名にしているところは初めて出合った。若者や部活の学生などにはおそらく大人気なのではないか?

◇鋸店

          
 いわゆるそのまんまのネーミングである。“鋸”に関することだけで商売が成り立つところは大都会だからだろうか?それにしても札幌の真ん中で“鋸”だけで商売になるんですねぇ~。
 
◇こんぶ屋

          
 こちらもそのまんまの店名である。それでも“こんぶ”のほうは鋸よりはバリエーションがいろいろと考えられそうである。

おまけで…
◇Coffee 声

          
 おまけは都心に近いところにあったカフェである。およそおしゃれとは対角のようなくたびれたような家屋である。「札幌Cafe紀行」に取り組んでいる私としてはぜひとも訪れなければならない店である。

 と計11ヶ所を紹介してきたが、このほかにも興味のある店がいろいろとあった。札幌市内には注意深く見ていくと、このような興味ある名前を冠した店や事業所などがもっともっとありそうだ。次なるテーへとして案外面白いかもしれない、と思い始めた。

《ウォーク実施日 ’11/09/01》

札幌ウォークⅡ №22 札幌市内電車コース 停留所編 その2

2011-09-02 21:39:04 | 札幌ウォーク & Other Walk
 札幌の市電の全停留所23ヶ所のうちの残り12ヶ所を一挙写真で紹介します。写真を改めて眺めてみたが、停留所の背景にそれほどの変わりはない。わずかに都心とそこから少しはなれたところでその違いが見えるだろうか?

 じつは札幌市電の全停留所23ヶ所を写真で紹介するというのはけっこう大変なことだった。どれも同じに見える停留所を特定するのは難しい作業である。写真を大写しにして停留所名を確認して特定する作業を繰り返した。

 その作業中に、昨日の投稿に重大なミスがあったことが判明した。3枚目の写真を私は「資生館小学校前」と記したがそれは間違いで、「中央区役所前」が正しい名称でした。
 本文のほうは訂正しておきましたが、ここでもお詫びして訂正します。「資生館小学校前」は本日の紹介で改めて登場します。

 それでは、昨日の「電車事業所前」から乗り継いで、出発進行!

 電車は「電車事業所前」から大きく90度左折して東に向かいます。

◇「中央図書館前」停留所

          
 停留所の後ろに丸型の屋根が見えるが、それが札幌市中央図書館である。

◇「石山通」停留所

          

◇「屯田東通」停留所

          
 マンション街はこの辺りまで延びてきていて、たくさんのマンションが目立った。コースはこの後またまた左折して、都心に向かって北上するコースとなる。

◇「幌南小学校前」停留所

          

◇「山鼻19条」停留所

          
 この辺りは次の静修学園前も含めて、小学校(幌南小)・中学校(柏中・中島中)・高校(南高校・静修学園高校)と学校が数多く点在していた。

◇「静修学園前」停留所

          

◇「行啓通」停留所

          

◇「中島公園通」停留所

          
 実は札幌歩こう会の事務所が近くあって、今回のウォークはこの停留所からスタートして左回りに回ったのである。

◇「山鼻9条」停留所

          

◇「東本願寺前」停留所

          
 この辺りから停留所の背景が街中の雰囲気になってきました。

◇「資生館小学校前」停留所

          
 こうしてみると、資生館小学校はすすきのに近いずいぶん街中にあることが分かります。

◇「すすきの」停留所

          
 ニッカウィスキーの大きな大きな広告が目立つ「すすきの」停留所が札幌市電の一方の始発点&終着点です。

 以上、全32ヶ所の停留所を網羅してみたが、停留所自体が変わり映えしないのでブログを見ていただいた方には退屈だったかもしれない。しかし、その背景にわずかながらも地域性のようなものが見えたのではないだろうか。

 明日は市電沿線で見た店名などで「おやっ?」と思った珍名さんを特集することにする。

《ウォーク実施日 ’11/09/01》

札幌ウォークⅡ №22 札幌市内電車コース 停留所編 その1

2011-09-01 19:46:01 | 札幌ウォーク & Other Walk
 札幌の市電沿線はこれまで何度となく訪れている。しかし、全線を通して歩いたことはなかった。新しい発見は特別なかったけれど、停留所や走っている電車をじっくり見ることができた。まずは何の変哲もない全停留所を写真でレポートすることにする。

 暑い日だった。この日(9月1日)の気象台の温度計は32℃を指したという。台風来襲前のバカ陽気(?)といったところか?
 今回のコースは市電の延伸が検討されている中で最も実現性の高い現路線をループ化されるというコースを完全に歩くものだった。したがって現路線が8.4kmということだから「すすきの停留所」と「西4丁目停留所」間を500mとして約9kmのウォーキングコースだった。

 その間に23の停留所がある。全て同じ形状の停留所だから面白くもなんともない。ただ背景が若干変わってくるくらいである。
 それでも愚直に写真を撮り続けたので全停留所を写真で紹介することにした。
 23枚の羅列じゃさすがに見ていただく方も退屈すると思い、今日と明日の2回に分けて紹介することにした。(なお、この札幌市内電車コースは停留所編の他にも電車編、珍名編などを考えている)

 それでは「西4丁目」停留所(三越前)から反時計回りに出発進行!

◇「西4丁目」停留所

          
 始発点であり、終着点である「西4丁目」停留所は、「すすきの」停留所とともに他の停留所と違い、上部が全て屋根で覆われた形になっていた。

◇「西8丁目」停留所

          
 この停留所にはちょうど電車が停まっていた。この電車は黄色でペインティングされていたが、実にいろいろな色彩を纏った電車がある。「電車編」を楽しみに!

◇「中央区役所前」停留所

          

◇「西15丁目」停留所

          
 コースはこの停留所前で大きく左にカーブして、ここからしばらく南下する。

◇「西線6条」停留所

          
 派手な色彩の電車が停留所に入ってきたところを写しました。

◇「西線9条旭山公園通」停留所

          
 私はここまで歩いて暑さと空腹で近くのカフェで休息と腹ごしらえをしたのであった。

◇「西線11条」停留所

          

◇「西線14条」停留所

          
 この辺りの停留所の名称を見ると、等間隔に停留所を設置したわけでもないようですね。

◇「西線16条」停留所

          
 

◇「ロープウェイ入口」停留所

          
 停留所には「ロープウェイは運行しておりません」という表示が貼ってありました。

◇「電車事業所前」停留所

          
 ちょうど始発点の「西4丁目」とは対角線にあたるところにある停留所である。運転手の交代などはこの停留所で行われているようだ。
 この後コースは大きく左折します。

 かなり退屈だと思われますが、同じ形状の停留所の背景などから何か見えてきますかねぇ?
 明日は残りの12停留所の写真を掲載することにします。

《ウォーク実施日 ’11/09/01》