夏山シーズンを控えて体力の衰えを自覚しているのだが、少しは準備しなくてはと例年のように体力づくりを兼ねて藻岩山に向かった。ところが登山途中が急に空が暗くなり、ついにはポツポツと雨が落ちる状況となり、無理せず途中で引き返した。
5月17日(木)、この日は特に何の予定も入っていなかったのに、私にしては珍しく早起きしてしまった。「それじゃ、足慣らしに藻岩山へ」と6時過ぎに家を出た。
空に雲は多かったが、雲間から太陽も顔を出し、まあまあのコンデションと判断した。
※ 藻岩山登山道の慈啓会口の登山口です。
駐車場にはすでに3~4台の車が駐車しており、早起きの人がけっこういるものだと思いながら準備し、6時35分に登山口をスタートした。スタート地点には、「藻岩山奥之院開基百三十周年記念」という看板が立てられていた。ということは、1888(明治21)年に藻岩山山頂近くに奥の院が建立されたことになる。(なお、奥之院は観音寺のものである)
スタートして直ぐ、登山道の両脇は小さな白い花を付けたたくさんのニリンソウに迎えられた。面白いことに私が最初に目にしたニリンソウは二輪ではなく三輪の花が付いていた。何かの影響で変異した株ではないかと思われる。
※ スタート直後から中腹くらいまでこのようなニリンソウの群落がいたるところで見られました。
※ 私が最初に目にしたニリンソウは、ニリンソウならぬサンリンソウ(?)でした。
ニニンソウは登山道の脇をしばらく飾っていた。他の花は途中かなり高度を上げてもいっさい見られなかった。
※ 慈啓会口からの登山道の典型的な様子です。
藻岩山の中腹にあたる日本初のスキー場リフト跡の地点を過ぎたころだったろうか?空が急に暗くなったことに気が付いた。
上から下ってきた婦人が「空が暗くなってきましたね」と、暗に「これから登ったら雨に見舞われますよ」と言われているように思えた。
その頃だったろうか?ようやく道端にヒトリシズカが花を付けているのを発見した。しかし、群落にはなっていなかった。
※ ちょっと高貴さを漂わせるヒトリシズカです。
馬の背に出る前の急な階段上りを終えたあたり、ようやく小さなエゾエンゴサクとエンレイソウが目に入った。しかし、それもほんのわずかしか見ることができなかった。
馬の背が近づいたころ、恐れていた雨がポツリポツリとやってきた。
※ 藻岩山の中で山頂直下の胸突き八丁とともに急斜面に属する階段上りのところです。
※ エゾエンゴサクがひっそりと咲いていました。
※ エンレイソウも私はこの一輪しか目に入りませんでした。
馬の背に着いて、空を見ると空が一段と暗いように思え、雨粒も目立つようになり、風も付いていた。
無理することはない、と思った。初めての山なら多少無理をしても山頂に立ちたいと思うが、何度も何度も登った山である。しかも、この日の目的は体力づくりである。目的を十分に果たしたとは言えないが、何も無理をすることはない。
引き返す決断をして、急いで山を降りた私だった。
※ 馬の背のところであまりに暗い空を撮ってみました。
※ 下山をしているとき、登ってきた人は傘を差しながら登っていきました。
これから少しずつ、身体を山に慣らしていかねばなるまい。そう思い通りにゆくかなぁ?とちょっと弱気な私である。
5月17日(木)、この日は特に何の予定も入っていなかったのに、私にしては珍しく早起きしてしまった。「それじゃ、足慣らしに藻岩山へ」と6時過ぎに家を出た。
空に雲は多かったが、雲間から太陽も顔を出し、まあまあのコンデションと判断した。
※ 藻岩山登山道の慈啓会口の登山口です。
駐車場にはすでに3~4台の車が駐車しており、早起きの人がけっこういるものだと思いながら準備し、6時35分に登山口をスタートした。スタート地点には、「藻岩山奥之院開基百三十周年記念」という看板が立てられていた。ということは、1888(明治21)年に藻岩山山頂近くに奥の院が建立されたことになる。(なお、奥之院は観音寺のものである)
スタートして直ぐ、登山道の両脇は小さな白い花を付けたたくさんのニリンソウに迎えられた。面白いことに私が最初に目にしたニリンソウは二輪ではなく三輪の花が付いていた。何かの影響で変異した株ではないかと思われる。
※ スタート直後から中腹くらいまでこのようなニリンソウの群落がいたるところで見られました。
※ 私が最初に目にしたニリンソウは、ニリンソウならぬサンリンソウ(?)でした。
ニニンソウは登山道の脇をしばらく飾っていた。他の花は途中かなり高度を上げてもいっさい見られなかった。
※ 慈啓会口からの登山道の典型的な様子です。
藻岩山の中腹にあたる日本初のスキー場リフト跡の地点を過ぎたころだったろうか?空が急に暗くなったことに気が付いた。
上から下ってきた婦人が「空が暗くなってきましたね」と、暗に「これから登ったら雨に見舞われますよ」と言われているように思えた。
その頃だったろうか?ようやく道端にヒトリシズカが花を付けているのを発見した。しかし、群落にはなっていなかった。
※ ちょっと高貴さを漂わせるヒトリシズカです。
馬の背に出る前の急な階段上りを終えたあたり、ようやく小さなエゾエンゴサクとエンレイソウが目に入った。しかし、それもほんのわずかしか見ることができなかった。
馬の背が近づいたころ、恐れていた雨がポツリポツリとやってきた。
※ 藻岩山の中で山頂直下の胸突き八丁とともに急斜面に属する階段上りのところです。
※ エゾエンゴサクがひっそりと咲いていました。
※ エンレイソウも私はこの一輪しか目に入りませんでした。
馬の背に着いて、空を見ると空が一段と暗いように思え、雨粒も目立つようになり、風も付いていた。
無理することはない、と思った。初めての山なら多少無理をしても山頂に立ちたいと思うが、何度も何度も登った山である。しかも、この日の目的は体力づくりである。目的を十分に果たしたとは言えないが、何も無理をすることはない。
引き返す決断をして、急いで山を降りた私だった。
※ 馬の背のところであまりに暗い空を撮ってみました。
※ 下山をしているとき、登ってきた人は傘を差しながら登っていきました。
これから少しずつ、身体を山に慣らしていかねばなるまい。そう思い通りにゆくかなぁ?とちょっと弱気な私である。