札幌市の地下鉄北24条駅界隈には独身者向けの小型のマンションが目立った。その一つ一つにマンション名が付けられているのだが、昭和生まれの私には意味不明のマンション名も少なくなかった。そこにはマンション名に頭を悩ませるオーナーの顔が見え隠れするようだった…。
まず今回提示した最初の写真3枚を眺めていただきたい。私が三日間かけて地下鉄北24条駅界隈を3日間かけて50キロ強を歩いた際に気になって撮りためたマンション名の一部である。みなさんはこれらのマンション名の中からはっきり意味を理解できるものがどれくらいあるだろうか?昭和男の私にはそのほとんどを理解できなかった。
小型のマンション名というと以前は、「コーポ」、「ハイツ」、「コート」などという名称を用いる場合が多かったようだ。もちろん現在もそうした名称を冠に使用しているところは多かった。しかし、利便地である北24条駅界隈は大型、小型を問わずマンション乱立の様相を呈している。すると、もう他が使用していないマンション名がなかなか思い付かないというのが実状なのかもしれない。そこでマンションのオーナーは、どなたかに相談してマンションのイメージを高め、かつ若者受けするような名前を他に求めるということなのだろうと想像される。
こうした傾向は札幌のみならず、全国的な傾向なのではと想像される。そうしたものの中には珍名さん的なマンション名も存在するのかもしれない。
しかし、こうなったら逆に開き直って下の写真のように「あいみマンション」(奥さん、あるいは娘さんの名前?)とか、「三十二条マンション」(立地番地をそのまま)と、開き直った命名の方が潔いとも思ったりするのだが、なかなかそうもいなかい事情があるんだろうなぁ~。これからも「札幌ぶらり散歩」ではマンション名をできるだけチェックしながら歩いてみたいと思う。