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“領土”という悩ましい問題

2014-09-22 22:25:20 | 講演・講義・フォーラム等
 こと“領土”という問題に関しては、日本が主張していることに対して、少しでも疑義を呈したり、異なる考えを表明したりすると「国賊」呼ばわりされるという。(クワバラ、クワバラ)しかし、研究者的視点からそれを恐れず発言し続ける北大スラブ・ユーラシア研の岩下明裕教授らの話を聞いた。 

          
          ※ 対話する二人の登壇者です。左が岩下教授、右が本田編集委員です。

 岩下教授の主張に賛同するというわけではないが、これまで何度か氏の話を聞く中で、私たちの常識(?)と考えられていたことと違う角度からの考え方を提示してくれることに興味を覚え、今回も話を聞いてみようと思った。
 9月20日(土)夕刻、紀伊國屋書店インナーガーデンにおいて岩下氏の新著「領土という病」刊行記念トークライブが行われた。トークライブは北海道新聞編集委員の本田良一氏との対話形式で進められた。

 今回のトークライブで岩下氏は直接的には言明されなかったが(岩下氏の立場について聴衆の方は既によく知っているだろうという前提で話が進められた)、氏の立場は自国の立場だけを主張し続けても“領土”の問題は解決しないという立場である。つまり氏は相手国の事情もよく熟知していて、現実的な解決策が探る方が日本にとって得策ではないか、という立場のようである。

 例えば、北方領土の問題について、以前は4島返還以外は有り得ないという雰囲気で、それ例外の考え方を口にするのも憚れる雰囲気だった。それが最近では「2島先行返還論」とか、「2島返還+α論」とか、「面積等分割論」など、さまざまな方法論が国内でも語られるようになってきた。

 
 こと“領土”の問題となると、いずれの国においても譲れぬ問題であり、自国の立場を声高に主張することになる。岩下氏はそれでは問題は何時まで経っても解決せず、お互いの国にとって不幸な状態がいつまでも続くということのようだ。

 
 また、本田氏は竹島や尖閣諸島の問題については直接言及しなかったが、専門である北方領土問題については個人的立場と断ったうえで、「2島返還+α」が現実的な解決策ではないかとの立場を明らかにした。

 
 “領土”問題は国の根幹にかかわる問題であるだけに、いつも悩ましい問題である。

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