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私の札幌生活も12年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

北海道低山紀行 94 斜里岳(清里コース) 前編

2019-08-19 19:11:30 | 北海道低山紀行 & Other

 月日の流れは残酷だった。25年ぶりに登る斜里岳は、私の記憶に残っていた斜里岳とはまったく違い、体力の衰えた私を苛め続けた。自分のあまりの情けなさを実感しながら登り続けた懐かしの斜里岳だった…。

  斜里岳は私にとって特別な山である。というのは、私が8年間在籍した小清水小学校からは斜里岳の雄姿が眺められる位置にあった。毎年、全学年が実施している野外活動の集大成として6年生には斜里岳登山を提案し、実施していた山だったのだ。当時、私は担当として3年連続して斜里岳に登っていた。それから25年経っての登山だった。だから私にとって斜里岳登山もノスタルジック ジャーニーの一環だったともいえる。

       

      ※ 登山口に建つ「清岳荘」です。この写真は前日撮ったので周りが霧に包まれている。

 前日の8月13日(月)、私は登山口に建つ山小屋「清岳荘」に車を走らせた。記憶にあった清岳荘とは違い、立派な建物に生まれ変わっていた。私はこの日、山小屋に止まらず車中泊をして登山に備えた。

 朝、目が覚めてみると天気予報どおりに空は晴れていた。しかし、気温は9℃を指していた。さすがに夏とはいえ山である。駐車場を見ると車でいっぱいだった。この日の晴天を待って多くの登山者が駆け付けたようだ。(下山時に登山名簿を確認してみると87のグループが登ったようだった)

      

      ※ 翌朝、起きてみてびっくり!駐車場はいっぱいでした。

      

      ※ 登山届に記帳していざ出発です。写真の男性はもちろん私ではありません。

 5時45分、勇躍登山口をスタートした。スタートして分かったことだが、新しい清岳荘は旧清岳荘より歩いて15分ほど下方に建設されていたことが分かった。旧清岳荘のところからいよいよ沢コース始まりである。斜里岳は沢の流れを左右に渡渉しながら登るのが特色の山である。前日まで雨が降っていたこともあり、けっこうな流れで適当に流れの中に石は配置されてはいるものの、「どうやって渡ろうか?」と悩ましいところもあったが、なんとか登り続けることができた。

      

      ※ 旧清岳荘が建っていた場所です。現在の清岳荘より徒歩で10分程度上ったところです。

 旧道と新道の分岐点の下二股が近づいたときだった。前方に片足がようやく乗る程度の細い泥の道があった。下は河原になっていて大きな石がゴロゴロと転がっていた。「危ないなぁ」と思いながら、慎重に歩を進めた。ところが!私はその細い泥の道で足を滑らせてしまった。もんどり打って崖下に転落した。幸い崖の高さが2m程度だったので、大きなケガを負うことはなかった。転落してから、よく見るとどうやらコースは崖下を通っていくのが正解だったようだ。そちらへの案内もなく、私が目ざした方には足跡が付いていたので、私はそれを信じて跡を辿ったのが間違いだったようだ。

 

      ※ 前半、下二股までの沢コースの様子です。

      

      

      

      

      ※ 私はこの崖の上部から下へ滑落しました。(下山時に撮りました)

 こうして7~8回の渡渉を繰り返し、最初の目標点だった分岐点となる「下二股」に着いた。ここまでちょうど60分かかっていた。これはガイドブックによると標準タイムである。私にとっては出来過ぎである。しかし、この時点で私はもう体力的にはピークを迎えていたようだ。

      

      ※ 「下二股」の分岐点です。

 

       ※ これからの写真は、「下二股」から「上二股」までの間の沢コースの様子です。険しい沢登りが続きました。

      

      

      

      

      

      

      

      

 下二股から旧道コースを取ったので、再び沢登りのコースである。今度は流れを渡渉するとともに、大小の滝が次々と現れ、その滝を横に見ながら登るところが何度もあった。このあたりからは後続の若者に次々と追い抜かれるようになり、登るスピードがガクンと落ちていたようだ。一息入れる時に水分を補給しようとして、ザックのポケットに入れていたお茶のペットボトルがないことに気づいた。先に滑落したところで落としたらしい。こうなると、胸元に持っていた350mlのステンレスボトルのスポーツドリンクだけが頼りである。とても間に合いそうにないが、仕方がない。口の中を湿らす程度で我慢して少しでも長持ちするように心がけた。新道コースと再び合流する「上二股」に着いたのは「下二股」を通過してから115分後だった。この間、実に標準時間の倍近くの時間を要していた。

       

      ※ 新道コース(尾根コース)と再び合流する「上二股」の分岐点の表示です。

 ここまでで斜里岳登山全体の2/3を登ってきたことになる。私はこの時点でもかなり疲れていたが、本当の登山の辛さはここからだった。(写真も多く、長くなってしまうので、明日の後編にて残りを綴ることにする)


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