田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も12年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

尾川とも子って知っていますか?

2019-10-23 20:28:32 | 講演・講義・フォーラム等

 尾川とも子って知っていますか?スポーツ界のことについてはけっこう事情通と自負していた私だが、彼女の存在は残念ながら初耳だった。尾川とも子っていったい何者?

                

 10月20日(日)午前、東海大学の公開講座がさっぽろテレビ塔の2階ホールで開催された。講座案内では講演題を「未来のオリンピックへ 女性アスリートのパイオニア精神~限界を乗り越えよう!~」題して、「日本人初のプロクライマー尾川とも子氏による講演会、すべての世代への熱いメッセージをお聞き逃しなく」とあった。

      

 そう、尾川とも子はプロのフリークライマーだったのだ。フリークライミングとは、道具に頼らず、自己のテクニックと体力を使って岩を登ることを指すが、最近はインドアで人工的なホールド・スタンスを使ったスポーツクライミングが注目を集めています。というのも東京オリンピックの正式種目に採用されたことが大きいようだ。

 尾川はそのフリークライミングにいち早く取り組んだパイオニアの一人のようなのだ。尾川がフリークライミングに取り組んだのは早大在学時の2000年だという。そして2003年にAsian X-gamesで優勝するが、世界の大会ではどうしても上位の壁を破ることができず、限界を感じたことから自然の岩を対象とするフリークライミングに転向したそうだ。そして2012年、女子としては最高級難度の壁とされるV14を世界の女性で初めての成功者となったそうだ。

             

 尾川は言う。東京オリンピック2020において、日本のフリークライミングは男女ともにメダル候補を有している有望種目だという。確かに男子の楢崎智亜、女子の野口啓代などはワールドカップツアーにおいて絶えず好成績を残しているようだ。

 一方、尾川は現在41歳、二児のママさんとして子育てをしながら、フリークライミングのパイオニアとしてメディアに出演したり、後進を指導したりと普及活動に意を注いでいるという。彼女は自らの体験から、世界で通用するには早い段階から競技を始めることの必要性を痛感したという。

     

 最近のスポーツ界においては確かに若年化が進んでいるようにも思う。一方で、小さなときはさまざまなスポーツを体験してバランスの取れた身体能力を獲得することが大切だという主張もある。難しい問題ではあるが、スポーツの世界に限らず才能を最大限に発揮するためには、やはりより早い段階から専門的に取り組むことが一つの条件と言えるのかもしれない…。

 

コメント