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映画 247 あらうんど四万十

2019-09-12 18:30:12 | 映画鑑賞・感想

 アラフォー男の抱える苦悩・葛藤、そして挑戦を描いた映画であるが、映画を観ながら己の来し方を考えながら観ている自分がいた。映画としてはけっして優れた映画とは言えないかもしれないが、私なりに楽しめた映画だった。

              

 9月11日(水)午前、札幌市生涯学習センターにおいて「ちえりあ映画会」があり参加した。今回取り上げられた作品は2015年に製作・公開された「あらうんど四万十」である。映画にはカールニカーラン」という副題が付いていた。カールニカーランとは、土佐弁で「変わる(カールニ)、らしい(カーラン)」という意味だという。

 映画は四万十映画祭実行委員会が映画製作したもので、高知県出身の俳優を多く起用し、四万十市や黒潮町を舞台にした映画となっている。だからこの映画は地域おこしというねらいも込められた映画とも言えそうである。

 映画は父親の反対を押し切り舞台俳優を目指して上京した主人公の晃(西村雄正)が志ならず帰郷した。故郷で生きる高校の同級生たち(陸上部の仲間)はそれぞれの道を生きているが、けっして順風満帆の人生とはいえず悶々とした生活を送っていた。

 そうした中で、高校の陸上部で燃えていた時に戻ろうと、地元四万十を舞台とした自転車レース「四万十ドラゴンライド」に四人で出場することを決意した。というのがおおよそのストーリーである。レースの結果はいわずもがなであるが、晃はもう一度夢に挑もうとするところでジ・エンドどなる。

      

 三十代後半のアラフォー世代となると、ほとんどの人にとって人生は決まっている場合が多いと思う。ところが映画の主人公晃の場合は、まだまだ人生が決まっていない。きっと晃には焦りのようなものがあったに違いない。

 翻って自分の三十代後半はどうだったろうか?思い返すと、私にも二十代のころには多少の迷いはあったものの、三十代後半には自分の人生にある程度の自信も芽生え、そのうえ妻も子どももいたことで迷うようなことはなかったなぁ…、と振り返っている。それはある意味ごくごく平凡な人生だったともいえる。

 晃のように親の反対を押し切り、自らの夢にかけた人生を選択した者には、ぜひとも夢を掴み取るまで頑張り通してほしいと願うのは、外野(直接彼に関わりのない者)の勝手な思いだろうか…。

 副題に付けられた「カールニカーラン」という言葉には、「晃が変わるらしい」という意味が込められているのだと思いたい。

 

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