田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も12年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

流通の最先端を観る~石狩湾新港

2019-09-05 17:32:29 | 講演・講義・フォーラム等

 倉庫内を無人のフォークリフトが縦横に動く、精米され袋詰めされた米袋が倉庫内を無人の滑車が走り回り、立体化された倉庫に次々と積んでいく…。流通の最先端では無人化が、AI化がどんどんと進んでいるようだ。 

 9月2日(月)午前、いしかり市民カレッジが主催する「発展する石狩湾新港の役割」の第2回講座に参加した。今回のテーマは「流通の最先端を観る」ということで、石狩新港内に進出する二つの企業を見学した。その二つとは、株式会社エースの「石狩第7物流倉庫」と、ホクレンの「ホクレンパールライス石狩工場」である。

       

       ※ (株)エースの第7物流センターの外観です。

 最初に見学した(株)エースは北海道を中心として(最近は東北、関東にも進出している)一般貨物運送事業と労働者派遣事業を主たる業務としている。その貨物運送事業の一環としてロジステック業務にも力を入れているということだ。見学した第7物流センターは完成間もないということだったが床面積3,000坪の大きな倉庫だった。その倉庫の一部が完全無人エリアとなっていて、そこでAGFという無人フォークリフトがレーザー誘導方式によって倉庫内を縦横自在に動き、荷物の出し入れをしていた。こうした方式は、北海道では全ての業界で初であり、物流業界では全国初の試みだということだ。

       

       ※ AGF無人フォークリフトです。こうしたリフトが3台鎮座していました。

       

       ※ 稼働中のAGFウォークリフトです。

       

       ※ 高いところにある荷物を積んだパレットを引き出そうとしているところです。

 自動車業界においては現在自動運転化の研究が急ピッチで進められているが、担当の方の話によると、フォークリフトの自動運転化について日本は遅れているとの説明があった。

        

       ※ ホクレンパールライス石狩工場の外観です。

 続いて見学したのが、ホクレンパールライス工場であるが、ここでは玄米の貯蔵、精米、袋詰め、貯蔵と一連の工程がすべて自動化された工場だった。最近のいろいろな工場見学の例に漏れず、私たちが見ることができるのは機械の外観ばかりであまり興味が持てない。そのことは機械化が進んで今は当たり前のことであり、仕方がないことである。

       

       ※ 見学者(修学旅行生)に米についてのあれこれを楽しく説明した「ごはんミュージアム」です。

       

       ※ 精米工程のところですが、ご覧のように見えるのは機械だけです。

 私が興味をもったのは、袋詰めされた米袋がパレットに積み上げられ、それが滑車によって運ばれ、立体化した倉庫に自動的に貯蔵される様子だった。そこにもちろん人はいない。コンピュータによって制御された滑車が、私からみたら無秩序にあちこちと走り回って倉庫内の空いているところに積み上げていく場面だった。

        

       ※ 写真は、袋詰めされた米袋をパレットに積み込むロボット(バイタイズロボット)の稼働中の様子です。

 想像はしていたが、生産や物流の場面ではこうして機械化、AI化がどんどんと進んでいることを実感させられた。今後、研究・工夫が進み、私たちが考えてもいなかった労働の場面まで機械化、AI化が進出していくのだろうなぁ…、と思わされた今回の見学だった。

 

 見学の帰り、札幌中央卸売市場の近くを通ったのだが、運転手を乗せたフォークリフトが忙しく立ち回っていた。あのような光景もやがて無人に変わっていくのだろうか?

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