最近私が毎日のように開くブログの一つに「「秘境100選 Ver Ⅱ」というのがあります。
このブログは「北海道100選」、「小樽・石狩秘境100選」などを著した青木由直氏という方がほぼ毎日のように更新しているブログです。
青木由直氏は北海道大学電気工学科教授を2005年に退官されていますが、コンピュータの黎明期にあって1976年にいち早く「北海道マイクロコンピュータ研究会」を立ち上げ、以後常に北海道IT界の先頭に立ち、研究活動に取り組む傍ら、多くのIT先駆者を育て上げ、北海道の情報産業の育ての親とも称される方です。
氏はその業績を高く評価され、北海道文化賞、北海道新聞文化賞、産業大臣賞など数多くの賞を受賞されました。
その氏は、退官後も北海道の情報産業の顧問的な立場で活躍されるとともに、まったく専門外の都市の秘境探検ということに興味を抱き、自ら秘境探検隊長を名乗って各地を巡り歩いているのです。
その成果を前掲の「札幌秘境100選」、「小樽・石狩秘境100選」にまとめ発刊されています。
本年1月1日を期して本日のタイトル名のような豆本「爪句@札幌&近郊百景」(400円)を発刊しました。
札幌を掴もう(知ろう)としている私には恰好の教則本のようなものですから、もちろん三冊とも購入しています。
私は青木氏がIT界の大御所などとは知らずに、「札幌秘境100選」の著者として興味を抱き、青木氏が発するブログに接することになったのです。
そうした素晴らしい業績を残された方(いや現在もその方面で活躍中です!)が秘境探検隊長などと名乗るところがなんとも洒落ているじゃありませんか。
さらに氏の文章にはどこかシニカルな味が隠されていて、それもまた私にとっては魅力を感ずる点です。
紹介した三冊は、札幌をよく知っている人にとっても、よく知らない人にとっても興味深い本だと思います。
ぜひ書店に立ち寄った際には、手にとってみて、できれば購入していただければ秘境探検隊サポーターを自称する私としてはとても有り難いことです。
※ 写真は、普通サイズ(A5版)の「札幌秘境100選」と豆本の「爪句@札幌&近郊百景」です。ちょっと手ブレの写真になりました。