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E.サロネン+フィルハーモニア管=ストラヴィンスキー「葬送の歌」他

2017-05-18 | 音楽 - ストラヴィンスキー
 夜,東京オペラシティにて行なわれた,E.サロネン指揮+フィルハーモニア管弦楽団の演奏会を聴いた.

 めあての「葬送の歌」は,ほかの初期作品がそうであるように,ドビュッシー流の曖昧な和声とオーケストレーションのなかに,ロシア的な情緒が顔を出すもの.リムスキーのシェエラザードを思わせるパロディックなシーンもあって聴き手の気を引くが,全体としてはむやみに陰気なだけで,単調な曲だった.

 後半に演奏されたマーラーの「6番」は,金管楽器群がやや騒々しいものの,安定と迫力の持続するアンサンブル.もちろん,サロネン特有の間延びしたカンタービレも健在で,随所で音楽の流れを悪くしていたけれど.


エサ=ペッカ・サロネン[指揮] & フィルハーモニア管弦楽団
【日時】2017.5.18 19:00 開演
【場所】東京オペラシティ コンサートホール
【曲目】
■ストラヴィンスキー: 葬送の歌 op.5
■マーラー: 交響曲第6番イ短調「悲劇的」

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