湯の字にっき

日々の日記をつらつらと綴っております

ひゅーまんえらー

2019-08-10 | お芝居のこと
観てきました。

最近ちと苦手気味だったピウスさんですが
よかったです。
特に前半。
人がちゃんといるなと思ったし
話も好きでした。

ちょいネタバレになるけど。
なんでじさつにしなかったのかなぁと
よくあるロボットものの、
なんていうか、
ロボットが人になる臨界点みたいな
自ら死を選ぶ。
ということ。
そこで人工知能が
なにかを超えて人になった
と、思わせる瞬間。
あってもよかったのに。


アンドロイド達もある意味
そーだから、
なんで、アルは壊してくださいって
相手に委ねたかなぁ。
自ら消去し破壊した方が
私はよりラストシーンを
好きになった気がする。
その方が彼がアルのカケラを
集めて再構築して寄り添って
一緒にいるが強く思える気がしたから。

あと、明子の情報は
星満のデータから構築したので
彼にとっては違うのかなとも思った。
たとえ自分の情報からの明子でも
それは、違うものではあるけど
星満のデータの彼女とは
違うと思う。

畑中さんの演じた彼の中に
彼女のことは残ると思う
彼の中にカケラがあると思える

家に帰り妻と会話する時に
彼女のことを思うかもしれない。
そう思えるのはしあわせだ。
彼女の生きた証だもの。

冷蔵庫のシーンは畑中さん全開で大好きだわ
なるべく早くお家にお帰りよ。

今までのは映画っぽいことがしたいのかな
だったけど
今回は小説っぽいなと思ったりしました。