ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

さいたま市桜区の秋ヶ瀬公園の雑木林では、チョウジソウが花を咲かせています

2016年04月24日 | 季節の移ろい
 さいたま市桜区大字栄和から大久保領家などの荒川河川敷に広がる秋ヶ瀬公園の雑木林などを散策しました。

 秋ヶ瀬公園の中央部にある雑木林は、新芽が出て新緑に染まっています。



 ツグミなどの冬鳥はかなり減っていました。実は、この雑木林の奧には、キビタキやオオルリが来ていて、多くの野鳥観察愛好家が上を見上げています。

 雑木林の草むらの中で咲くシャガの花です。シャガはあちこちで咲いています。



 雑木林周辺の草むらの中では、キョウチクトウ科チョウジソウが花を咲かせています。青紫の花は緑色の中では、あまり目立ちません。



 このチョウジソウはほとんどの都道府県で絶滅危惧種などに指定されています。

 チョウジソウが群生しているところでは、クロアゲハが蜜を吸いに来ています。



 クロアゲハは数羽います。どのクロアゲハも野鳥に襲われたようで、羽根が破れています。

 秋ヶ瀬公園沿いに流れる荒川の下流側にある桜草公園に移動しました。

 特別天然記念物の「田島ヶ原サクラソウの自生地」の奧には、さくらそう水門がそびえています。



 田島ヶ原サクラソウの自生地はヨシなどが成長して緑色一色です。

 そのヨシが伸びた緑色一色の草原の草陰では、遅咲きのニホンサクラソウの花が所々で咲いています。



 草原の中では、ノウルシも伸びています。現在、一番目立つ花は、ユリ科のアマドコロの白い花です。

 緑色一色の草原の中には、キジがいます。時々、顔を上げます。



 この周辺には、キジのオスが数羽いて、時々、互いに大きな声で鳴きます。縄張りを主張する鳴き声です。

 桜草公園の奧の桜並木では、ソメイヨシノの木々が葉桜になり、ヤエザクラの木が花を咲かせています。







 桜草公園の奧の桜並木は、今ごろは訪れる人も少なく、ヤエザクラの木は人知れず、花を咲かせています。

2週間前は、田島ヶ原サクラソウの自生地では、ニホンサクラソウがよく咲いていました。そのよく咲いているニホンサクラソウについては、弊ブログの2016年4月9日編をご覧ください。

長野県北佐久郡軽井沢町にある軽井沢野鳥の森で、ミソサザイに出会いました

2016年04月23日 | 旅行
 長野県北佐久郡軽井沢町長倉星野にある国設軽井沢野鳥の森に久しぶりに、野鳥観察に行って来ました。たぶん2年ぶりです。

 軽井沢野鳥の森は、野鳥観察愛好家の方々にとっては、有名な観察地です。広大な山麓全体が“野鳥の森”になっています。

 今回は湯川沿いの山道をいくらか北上し、奧にある“ミソサザイの沢”の枝道から軽井沢野鳥の森に入りました。

 “ミソサザイの沢”のなだらかな小道を、疏水沿いに上がって行きます。

 沢の両側の斜面に生えている針葉樹や落葉樹は、まだほとん芽吹いていないために、木々の根元の地面には太陽光が差し込んでいます。



 “ミソサザイの沢”の疏水沿いには、野草が育っています。



 “ミソサザイの沢”の道を進むと、数人の野鳥観察愛好家の方がいて、「ミソサザイがすぐ近くにいる」と教えてくれました。

 このミソサザイのオスは、眼下の疏水の岸辺の土壌か崩れているところに飛び込みました。ここで巣作りをしています。

 その後、この巣から出て来て、すぐ傍にある“ソングポイント”の枝に留まり、声高たか高に鳴き始めました。









 “ミソサザイの沢”では、このミソサザイのオスに加えて、もう一羽、別のミソサザイのオスとも出会いました。

 “ミソサザイの沢”では、ゴジュウカラの群れにも出会いました。

 ゴジュウカラは、ほとんど頭上にある、真上の木の幹を上って行きます。



 これ以外には、シジュウカラやキセキレイも見かけました。キセキレイは遠すぎて、撮影できませんでした。 

 一瞬、テンを見かけたのですが、カメラを構える前に消えました。

 その後は軽井沢町から御代田町を通り、佐久市に戻りました。上信越自動車道上にある佐久平パーキングエリア近くの高台から見た北アルプスの山々です。





 安曇野市や大町市などの西側にそびえている北アルプスの山々だと思います。

 これらの山々の山頂は冠雪によって真っ白です。こうした山々の上部は、まだ冬景色のようです。

長野県佐久市の東側にある佐久荒船高原には、カシラダカが飛来しています

2016年04月22日 | 佐久荒船高原便り
 長野県佐久市の東側にある佐久荒船高原は、木々の枝に少し新芽らしいものが見え始め、ほんの少し春らしくなりました。

 標高1100メートルから1200メートるある佐久荒船高原の中心部にある、通称“コスモスの丘”は、早朝には霜が下りていました。



 その霜が降りた丘の地面には、カシラダカとカワラヒワの群れが来て、地面にある“エサ”を探してています。

 このカシラダカとカワラヒワの群れはうるさいほど、さえずっています。

 カシラダカとカワラヒワの群れは見た目では、40羽から50羽います。“コスモスの丘”も広いので、実際にはもっと多いかもしれません。カシラダカとカワラヒワの群れは人間がいることに気がつくと、周囲の木々の枝に一せいに飛び上がります。

 カシラダカとカワラヒワは、それぞれ群れごとに別々の木に留まりました。すぐ目の前の木々には、カシラダカが留まりました。





 カシラダカの白いお腹の部分が目立ちます。

 静かに動かないようにしていると、カシラダカとカワラヒワはそれぞれ、無事だと判断して“コスモスの丘”の地面に戻って来ます。





 “コスモスの丘”から少し下がった木が茂った雑木林では、ホオジロ、シジュウカラ、コゲラなどが早朝から鳴いて、活発に活動しています。カケスも鳴き声を響かせます。

 佐久荒船高原の雑木林には、シカの群れが時々、現れます。佐久荒船高原の上側は、まだ木の芽がほとんど芽吹いてなく、野草も少し芽吹いた感じです。このため、エサが少ないようです。

 若いシカ2頭が、杉林(あまり手入れされていません)の中に逃げ込み、いくらか距離を保って、若いシカが、こちらを見ています。



 スギ林は下草刈りをしていないので、ササヤブが繁っています。

 佐久荒船高原の西側にそびえている北八ヶ岳の連山の山頂部は、まだ冠雪しています。



 佐久荒船高原の北西方向にそびえている浅間山(標高標高 2568メートル)では、山頂部の冠雪がほとんど消えています。



 ここ数日、佐久荒船高原は、昼間は良く晴れて、春めいた暖かい気候です。佐久荒船高原は春の景色に急速に変りつつあります。

 なお、この“コスモスの丘”で一面にコスモスの花が咲いている風景は、弊ブログの2015年9月28日編をご参照ください。

長野県北佐久郡立科町にある津金寺では、ヤマブキソウが咲いています

2016年04月21日 | 旅行
 長野県北佐久郡立科町にある津金寺に、カタクリなどの山野草を見に行き、ヤマブキソウなどの野草の花を観察しました。

 天台宗の古刹の津金寺(つがねじ)は、背後に斜度の厳しい山麓を持ち、この山麓と境内を含めて「津金寺自然探索園」をつくっています。

 本堂(観音堂)の脇から、裏山に上ります。特に最初は斜度がきつく、参拝者の多くは「津金寺自然探索園」に入りません。

 境内で咲くソメイショシノ(染井吉野)などのサクラ、そのすぐ上側に新緑の落葉樹帯があり、その上側はスギの群生地と背の高い落葉樹の雑木林です。





 スギの巨木たちと背の高い落葉樹は、まだ芽吹いていません。



 このスギ林の中には、歴史を示す宝塔・五輪塔が並んでいます。この薄暗い林の中で、いくらか陽が射す斜面に野草が咲いています。

 シロバナエンレイソウが所々で咲いています。一部、群生地がありました。



 数ミリメートルの小さな白い花を咲かせているヒゲネワチガイソウです。山道の日当たりがいいところに点々と咲いています。



 お目当てのヤマブキソウは少しだけ咲き始めています。



 5月には、この斜面一帯でヤマブキソウが咲くそうです。一度は見てみたい景色です。

 イカリソウも所々で咲いています。



 薄暗いスギの林に、野鳥の群れが来ました。カワラヒワでした。



 「津金寺自然探索園」の下側の境内に近い、いくらか明るいところでは、ニリンソウがよく咲いています。池の側には、クリンソウが芽を出していました。



 津金寺は、慧日山修学院(えにちざんしゅうがくいん)と称します。夏にはホタルが飛び、秋には紅葉が美しい自然豊かなところです。

長野県北佐久郡立科町にある津金寺では、カタクリはまだ咲いていました

2016年04月21日 | 旅行
 長野県北佐久郡立科町にある津金寺に、カタクリなどの山野草を見に行ってきました。

 天台宗のお寺の津金寺(つがねじ)は、背後に斜度の厳しい山麓を持ち、この山麓と境内を含めて「津金寺自然探索園」をつくっています。

 今年の「カタクリ・野草まつり」は4月25日までだそうです。例年に比べて、カタクリなどの野草の開花が早いようです。

 帰りがけに、津金寺を見下ろす斜面から撮影した津金寺の正面側です。



 茅葺(かやぶ)きの大きな仁王門が見えます。その右側には鐘桜(最近、再建)が見えます。さらにその上には本堂(観音堂)の屋根の一部が見えます(たぶん屋根には見えないかもしれません)。

 戦後に再建された阿弥陀堂は木々の陰で見えません。

 仁王門と本堂(観音堂)の間には、ソメイヨシノやシダレザクラ系のサクラの木々が満開です。





 本堂(観音堂)の脇に立つシダレザクラの木も満開です。





 本堂(観音堂)には、五色幕(ごしきまく)がかかっています。
 
 本堂(観音堂)の横方向の北側の奧に、カタクリなどが咲くなだらかな斜面があります。

 カタクリが多数、群生しています。早く咲いたカタクリはしおれ、現在は遅咲きが咲いています。





 カタクリに混じって、アズマイチゲの群落もあります。



 残念ながら、すぐ近くにはアズマイチゲの大群落もあったのですが、ここは日陰になっていて、うまく撮影できませんでした。

 このカタクリが群生する散策路は、疏水沿いです。疏水沿いには、リュウキンカがあちこちに咲いています。



 この疏水の清流にはホタルの幼虫が住んでいます。夏には、ホタルが飛ぶそうです。

 本堂(観音堂)の横方向のカタクリの群生地から、今度は背後の山麓に進みました。

 この背後の山麓の中では、黄色いヤマブキソウが咲いています。このヤマブキソウなどのご紹介はこの続篇になります。

 この天台宗の古刹の津金寺は、大宝2年(702年)の大和薬師寺の僧の行基(ぎょうぎ)が開いたと伝えられています。

 ここは仏教敷衍(ふえん)を目的に、学僧を養成する「談義所」(だんぎしょ)として発展します。

 しかし、天正10年(1582年)に織田勢によって攻められ、灰燼に帰します。そして、江戸時代に小幡藩の“祈願寺”となり、松平家の庇護を受け、本堂(観音堂)をはじめ、仁王門なども再建されたそうです。