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植物エネルギー ~71 話 植物たちが作る不思議な世界 ついにコエンザイムQ ~

2007年06月20日 | 元気の種
 今日のブログは写真ゼロで、「おぼろづき」(お米の銘柄の1つ)を口から食べると・・・どうなってエネルギーになるとかということを化学を使ってお話しています。一気にいってみます。お米の一番最小単位はブドウ糖(グルコース)というお話は昨日のブログでお話した通りです。お口から入ったお米はブドウ糖として細胞の中に入り込み、解糖系、TCA回路で一気に、一瞬で二酸化炭素と水になってしまいます。これは、私たちが吸った酸素でブドウ糖を燃焼(酸化)させていることになります。車のエンジンルームでガソリンが燃焼するのと同じであることは昨日お話した通りです。人の細胞の中でこんな事が一気に起こっちゃうと、燃えて灰になってしまいますから、人類の進化の過程で順番にTCA回路で産生された4つの電子(e)で酸素分子を順番に還元して、お水にしちゃうプロセスが電子伝達系と言われてる回路です。もちろん、人の全ての細胞の1つ1つにあります。    

 下の図を見て下さい。先ず、酸素分子の化学構造から。高校までは左側の構造で習いますが・・・実は、これでは酸素の大切で危険な機能は説明できません。右側が本当の化学構造です(とは言っても実際に見た人はいないんですよ(笑))。緑色の□は1個の電子を入れるこのできるスペースです。1つの化学結合というのは2個の電子で構成されるので、1個しか電子がないということは、とても不安定で、電子をたくさん持っている物質から電子1個を奪ってしまっちゃうってことなので、酸素分子というのはとても反応性が高いんです。ちなみに酸素が100%の状態では、有機化合物からなる生命体は存在し得ません。すぐに酸化され(燃えることも含まれます)てしまうからです。地球の大気は20%が酸素で残りは窒素なので有機生命体としては、生命活動を維持する上でちょうど良い環境なんです。

 で、分子レベルのお話へ戻りましょう。私たちの鼻から入った酸素は、やはり血液→細胞へ入っていきます。この酸素を運んでいるのがポルフィリン骨格を持った赤血球です。で、この酸素分子は、私たちが口から食べたお米の最小単位のブドウ糖によって還元され、水になるんです。それが下の図に示されています。

      

 自動車のエンジンルームは鉄でできてるので、一気に水まで還元して、とんでもない熱を発生させて、それを駆動エネルギーにするのですが、エンジンルームが有機化合物でできている私たちの身体では、ちゃんと電子を1個ずつ酸素分子に渡していく回路がちゃんと太古の昔から確立されていたんです。それが電子伝達系とい言われる回路です。酸素分子を水分子2個に還元するには4個の電子と4個のプロトン(H+)が必要です。上の図で緑色でe-が電子で、青い色でH+がプロトンです。この過程で、酸素陰イオン、酸素2価イオン、過酸化水素、ヒドロキシラジカルという物質が生成します。これが、いわゆる活性酸素と呼ばれるものです。いずれも毒性がありますが、特に過酸化水素とヒドロキシラシカルという物質は細胞の核の中まで入り込んで遺伝子のDNA, RNAなんかも切っちゃうほど反応性が高いんです。だ・か・ら、私たちが呼吸をして、吸った酸素が細胞に取り込まれた、その次の瞬間には私たちの全ての細胞内で活性酸素が発生しているということを意味しているんです。これが、癌化とか老化の大きな原因の1つであると言われている理由なんです。この酸素分子から水分子に還元される過程で必ず生成する活性酸素を除去、還元して無毒化するといわれているのが、ポリフェノールとかビタミンC,E, カロテノイドなどに代表される一群が抗酸化物質(還元剤のことです)のことです。
 巻頭の化学構造式は、いわゆるコエンザイムQ10といわれ、大流行したサプリメントなんですが・・・こいつは、この電子伝達系の中で電子を運んでくれるすごいヤツです。が、ほんの少しだけあればよいんです。当然人によってその量は大きく異なることは予想されますがね。ただ、この化学構造式を私が眺めていると・・どうしても身体に良いとは思えないんですよね(笑)。もちろん、これを飲んで効いた人はいるんでしょうが、効かなかった人はその何倍もいるように思えます。いくらからだに良いといっても化学的に純粋で単品なモノを長く摂取しても良いのかという疑問はいつも頭を離れません。なんたって西洋医学の世界では、効かなかったことは無視してしまう傾向がありますからね。「それは個体差があるからだ!」などと理由で。効いた話だけするのが西洋医学的な発想のように思えてなりません。

 サプリメントも必要ないとは毛頭言うつもりはないのですが、サプリメントだけで健康になるんだという発想はどうなんでしょうね。飲んでもいいけど、食生活、生活リズムなど多面的に自分の行いを改めるためのアイテムなら良いと思いますね。でも、ユーザーの方たちも、メーカーなどの言葉を鵜呑みにせず、少しは自分で自分の使っているモノを学んで、知ることが、知る努力をすることが一番必要なことのように思えてなりません。肩書きあるものの言うことを何の疑いもなく妄信することは、これから未来に生きる人類にとって、大きな負の財産になっていくのではないでしょうか? 理屈、証拠がなくたって、すばらしい事、すばらしいモノはたくさんあるはずですし、すばらしい人はたくさんいるはずです。

 今日の最後に、私たちにとって無くてはならない酸素、地球上に生み出しているのは・・・やっぱり植物さんたちです。
 

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2 コメント

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こんにちわ (Kazuya)
2007-06-21 15:41:53
こんにちわ。
やはり僕が普段考えている事は、先生とかなり近いものがありますね。
僕は自分のブログで、医師をはじめ現代医療の立場の人達からお叱りを受けるような事ばかり書いていますから・・・・。(笑)
これからも楽しみに読ませていただきます。
Unknown (元気の種)
2007-06-21 21:33:50
西洋医学にも大切な部分はあります。東洋医学的なこともやはり大切です。何か1つのアイテムだけで全てを説明しようとすることに無理があると思います。人が百人いたら全て異なる生命体である、くらいの寛容さも必要でしょう。何人も人の生き方、考え方に口を挟まない。地球にとって悪いことでなければ・・・と思うのですが・・・

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