持続的燃焼

くすぶっていれば、やがてメラメラ

満月の夜

2006年03月16日 | たびのなか
 今夜の月はタブン満月だった。夕方になっても天気が良いままで、しかもウチのように山がせまっていない、東の空がひらけた地方に行っていたので、あまりに円い月がぽっかり浮かんでいるのをしばし見とれてしまった。15日の十五夜とはこれいかに。

 それに先駆けて暗くなりかけの頃、沢を見下ろす谷間に立っていた。右の林からブフォッブフォッホと言えば、左の尾根からバフッフバフッフと声。イヌではない。やがて左の声の主が翼を拡げて滑空していった。時折羽ばたくその飛翔はタカのようでもあり、翼はノスリより更に短く丸い。フクロウが高い上空を滑空して行くのはなかなか珍しい。思い出したのは秋の満月の夜にコノハズクが群れをなして螺旋を描いて上昇するという話。観たことがないので私はまだ本当であるかどうか信じてはいないのだが、自分の目で見るまでは楽しみなウワサとして信じていたいものだ。
 まあるい月が昇ったのは、そのあとのお話。今はもっと昇った月が雪の山を照らして、北アルプスが長い雲のように見える夜半過ぎ。

 ケータイカメラは夜景が全然ダメなので、今回は画像なし。
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