製作地 ミャンマー
製作年代(推定) 20世紀前期
素材 ココナッツ内殻(胴部)、木(頭部)、漆
果実の内部に豊富な水分を宿し、胚乳から油が得られ、葉は写経紙とされるなど有用性の高いココヤシは、古来より仏教信仰とも結び付きの強い”聖なる樹木”と見做されてきました。
ココナッツ内殻(内果皮)に彫刻を施し、木で頭部を仕立てた”孔雀”モチーフの小ぶりの薬容れ。
祭壇(仏壇)に奉って豊穣・平安を祈るとともに、胴内部に薬類を納めて病除けや病気治癒の願掛けを行ってきたものであり、素朴かつ可憐な意匠のうちに信仰の精神性が薫ってまいります。
●象頭神”ガネーシャ”が象られた薬容れの蓋部
製作地 ミャンマー
製作年代(推定) 20世紀前期
素材 木、漆、金彩(金箔)