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【cinema】『ザ・ウォーク』(試写会)

2016-01-23 01:44:44 | cinema

2016.01.14 『ザ・ウォーク』試写会@ソニー・ピクチャーズ試写室

 

cocoで当選。いつもありがとうございます これは見たかった! JGLことジョゼフ・ゴードン=レヴィット好きとしては見なきゃね(笑) でも、JGL出演作であるということ関係なく見たいと思ってた。ということで、よろこんで行ってきた~

 

 

ネタバレありです! 結末にも触れています!

 

 「フランス人大道芸人のフィリップ・プティには夢があった。建設中のワールド・トレード・センターにロープを張り、綱渡りをするというもの。このチャレンジは無許可のゲリラ的なものでなくてはならない。彼はこの無謀な夢に向かって突き進んでゆく・・・」という話で実話。これは面白かった! 手に汗握るというけど、本当に手に大汗かいてしまって、何度も拭うことに(笑) クライマックスの綱渡りシーンはもちろんだけど、準備段階だけでもこれだけドキドキするなんて! 123分全く飽きずに一気に見れた。3D試写会だったこともあり、とにかく映像がスゴイ! これは是非、映画館で見て欲しい。

 

ロバート・ゼメキス監督作品。脚本にも参加している。原作はフィリップ・プティ著の「マン・オン・ワイヤー」で、同作を元に2008年に同名のドキュメンタリー映画が公開されている。これ公開当時気になってたけど、結局見てない。今度レンタルしてみようかな。毎度のWikipediaによりますと、2015年9月26日にニューヨーク映画祭でプレミア上映され、9月30日にIMAX設備のある映画館で先行上映が始まり、10月9日に規模が広がった。9月30日の時点では443館という規模での上映だったが、156万ドルを稼ぎ出し興行収入ランキング初登場11位となった。翌週の拡大公開では、全米2509館での上映が始まり、371万ドルを稼ぎ出し週末興行収入ランキング7位となったのだそう。批評家からも絶賛されており、Rotten Tomatoesでは、批評家支持率は85%、平均点は10点満点で7.2点となっているとのこと。


主演を務めたゴードン=レヴィットは綱渡りをしたことがなかったため、プティ本人の指導のもと猛特訓を行った。その結果、練習8日目にして、綱の上を補助なしで歩けるようになったのだそう。すごいぞJGL ちなみに、最後の綱渡りのシーンはスタントマンも使いながら、JGL自らスタジオ内で綱渡りをして撮影された。ワイヤーはスタジオの床から12フィートのところに張られており、その張り方は1974年の挑戦の時と同じ張り方だったとのこと。1フィート30.48cmなので、12フィートは365.76cm。約4mはかなり高い! また、ゴードン=レヴィットはフランス人のプティを演じるにあたって、フランス訛りの英語の習得にも努めた。シャルロット・ルボンの協力もあって、ゴードン=レヴィットは完璧なパリ風英語を習得できたとのこと。フランス語も喋ってたけどとっても自然だった。まぁ、フランス語全然分からないけど(o´ェ`o)ゞ JGLのフランス語は自身撮影の動画でも見たことあったけど、そもそも話せるのかな? ファンなのによく知らない(笑)


冒頭、黒のタートルネック&パンツ姿のフィリップ・プティ(ジョゼフ・ゴードン=レヴィット)が、自由の女神の頭上から、フランス語訛りの英語で自己紹介するシーンから始まる。映画はフィリップのナレーションが入るけれど、例えばパリからニューヨークへ場面が変わる場合など、しばしばこの自由の女神のフィリップの映像が入る。多用するとしつこかったり、あざとくなってしまう場合もあるけど、JGLの軽妙なセリフ回しのおかげでそうはなっていない。自由の女神のこの部分は展望台だよね? 以前はここまで上がれたのかな? 9.11以降は登れなくなっているよね? これはアメリカの象徴であると同時に、フィリップが綱渡りした場所共々、平和へのメッセージが込められているのかなと思った。ラストカットもここから見えるツインタワーだったので。

 

JGLのフランス語訛りの英語からもわかるとおり、フィリップ・プティはフランス人。パリに出たフィリップは街角で大道芸をして生活していた。自ら引いた円の中に足を踏み入れる人は、例え子供であっても円の外へ強制退去。一輪車で足をひかれちゃうことも(笑) パリでフィリップが暮らしていた半地下の部屋。半地下だと家賃が安いんだっけ? 玄関へ向かう階段に収納スペースのあるこの部屋好きだった。話反れちゃった(o´ェ`o)ゞ ある日、少女からお金の代わりに飴玉をもらい、放り投げて口で受け止めた後、ガリッと噛んで歯を痛めて歯医者へ。このエピソードが実話なのかは不明だけど、コミカルで楽しい。ただ、予約がないから1時間以上待つと言われると、今すぐ治療してくれと言い張るなど、若干やり過ぎな部分も? この感じが苦手だとダメな人もいるかもだけど、そんなに長い間のやり取りではないから気にならない。ここでフィリップは運命の出会いをする。何気なく手にした雑誌に載っていたワールド・トレード・センター(WTC)の広告。この時代、まだ建設中だったのね 強烈に惹きつけられたフィリップ。ツインタワーにロープを張り、渡ることが彼の夢となった。

 

少年の頃、彼の住む町へやって来たサーカスを見に行ったことが、フィリップのその後の人生を決めた。そこで見た綱渡りに魅了されたのだった。木にロープを張り、自己流で練習。5本のロープで渡り始めて、1本、また1本と減って行き、最後の1本になった頃には子役からJGLに変わっている。この感じは好きだった。少年から青年になる間に何かがあったかもしれないけれど、映画としては彼がずっと綱渡りをし続けたということが重要。独学で始めた綱渡りの腕もかなりのものになり、フィリップとしては綱渡り芸人になりたいと思っていたけれど、父親は大反対。とうとう家を追い出されてしまう。この辺りもコミカルにテンポよく描いている。綱渡りを始めてから、転機となるパリまでの間はわずか数分で描いている感じで、その潔い感じは好きだった。

 

青年になったフィリップは、ある日パパ・ルディ(ベン・キングスレー)のサーカスに潜り込み、勝手に綱渡りを始めようとして、パパ・ルディに見つかってしまう。これをきっかけにパパ・ルディと知り合いになったフィリップは、彼にレッスン料を払って綱渡りを教えてもらうことになる。このレッスン料は後に感動エピソードとなる。実の父親はチラリとしか出てこないので、後に関係が改善されたのかどうかも謎だけれど、パパ・ルディとの友情が、父親代わりのような関係になっているのも良かった。

 

基本、フィリップの回想という形で進むので順番は前後するけれど、後に重要な意味を持つ2つのエピソードを先に書いておく。1つ目はいつものように綱渡りの練習をしていた時、あと数歩で着くというところでバランスを崩して落ちそうになってしまう。パパ・ルディが言うには、綱渡り師が落下して命を落とすのは圧倒的に残り3歩が多いらしい。着いたと思って気がゆるむからだそう。なるほど。もう1つのエピソードは、パパ・ルディが準備してくれたフィリップのデビュー。湖(?)にロープを張り渡り出すと、ボートに乗っていた釣り人たちが囃し立てた。それに気を取られたフィリップはバランスを崩し落下してしまう。下が水で良かったε-(´∀`*)ホッ 綱渡りにはメンタルな部分が重要だということ。

 

ある日、フィリップは街角でギターの弾き語りをする女性に目を止める。彼女が気になったフィリップは、その隣のスペースで大道芸を開始。たちまち人だかりとなる。突然の雨で人々が去った後、弾き語りの女性がお客さんを取られたと文句を言ってくる。なかなかスゴイなと思うけど、フィリップはこの状況を楽しんでいる様子。彼女が怒ってフィリップがはぐらかすというやり取りが続いた後、彼女を食事に誘う。美人な彼女に一目で惹かれるものを感じていたっぽい。食事をしながらWTCで綱渡りをする夢を熱く語るフィリップ。2人は恋人どうしとなり、この女性アニー(シャルロット・ルボン)は共犯者1号となる。

 

フィリップをスゴイと思ったのは、夢自体は無謀で大胆なのに、それに対して綿密な準備をするところ。この辺りは後にもっと詳しく出て来るけれど、パリに居る間は、アメリカに渡った時に必要になるからと、英語が出来る相手との会話は基本英語で話して勉強している。大きなことを成し遂げる人は、そういう地道な努力もちゃんとしているんだなと感心した。もちろんルディのもとでの綱渡りの修行も続けている。共犯者2号となるカメラマンのジャン・ルイ(クレメント・シボミー)はアニーの紹介で知り合ったんだっけ? フィリップの挑戦に興味があるということで、共犯者となった。この共犯者という言葉を最初に使ったのもジャン・ルイだったと思う。ジャン・ルイは英語が話せるので彼とも会話は英語。

 

ジャン・ルイという共犯者を得たことで、とりあえずゲリラ綱渡りを決行しようと選ばれたのが、ノートルダム寺院。夜中に合鍵を使って入り込み、二手に分かれて塔に登り、紐を取り付けたボールをジャン・ルイが投げる。フィリップはその紐にロープをつけて、ジャン・ルイ側に渡していく。なるほどそうやってロープを張るのね? そして、朝日が昇り人々が動きだした頃、ゆっくりと綱渡りを開始するフィリップ。もちろん、成功。観衆は大喝采。でも、降りてくれば逮捕されてしまう。ゲリラ的にパフォーマンスすれば逮捕されてしまうわけで、それにこだわっている理由も言っていたのだけど失念 でも、フィリップの中ではゲリラ的にやらないと意味がないということ。

 

ジャン・ルイの紹介で共犯者3号の高所恐怖症の数学教師ジェフ(チェザーレ・ドンボーイ)が加わる。方程式の授業は英語で行うというジェフが3号となるのだけど、このジェフが後にいろいろ活躍する。ノートルダム寺院の綱渡りも成功したことで、いよいよ夢に向かって加速していく4人。しかし、WTCの2つのビルの距離は、ノートルダム寺院の2つの塔の比ではない。当然、ボールを投げてロープを渡す作戦は使えない。そこで、浮かび上がったのがジャン・ルイが矢を射るという案。そもそも、ジャン・ルイに素養があったのか分からないけど、練習して2つのビルの距離を飛ばせるようになる。なるほど確かにロープが渡せないと話にならないものね。どうやるんだろうと思っていたら、そんな方法なのか。

 

肝心のWTCはこの頃まだ建設中。フィリップとしてはタワー完成直前に決行したいと考えていた。ということで、いよいよ渡米。その前にパパ・ルディに会いに行く。パパ・ルディは門出を喜んでくれるけれど、命綱をつけろと助言する。でも、フィリップにとって命綱をつけることは負けを意味する。しばらく押し問答が続くけれど、結局はパパ・ルディが納得。そして、ルディは費用にと封筒を渡す。中に入っていたのはレッスン料としてフィリップが渡していたお金。ここはちょっと感動

 

早速WTCへ向かうフィリップとアニー。南タワーの中に入ってみる。しかし、屋上がどうなっているか分からない上に、屋上にも行けずこの挑戦は出来ないとパニックになるフィリップ。しかし、偶然作業員が出てきた扉から侵入。作業員用エレベーターに乗り屋上へ。ビルの先端に突き出た部分に立ってみる。ゲリラ綱渡りは出来ると確信する。決行は天候が良さそうな1974年8月6日に決定する。フィリップと共犯者たちは作業員などビル関係者に変装して調査を行う。この辺りもコミカルで楽しかった。そんな中、フィリップは釘を踏み抜いてしまう。これ結構重症で、チラリと不安要素として出てきたりはするけれど、綱渡り自体には全く支障はなかったのでやや拍子抜け。

 

内部に共犯者がいた方がいいということで、偶然出会った82階で働くバリー・グリーンハウス(スティーヴ・ヴァレンタイン)を夕食に招待。以後、何かというと夕食を取る中華料理店でバリーに綱渡りのことを告白。興味を持ったバリーは共犯者4号となる。

 

南タワーと北タワーの連絡様に有線リモコン? あのOVER?っていうヤツなんて言うんだっけ?無線じゃないから呼び方が分からない(笑) とにかく、アレを買いに行く。値段の高いものを売りつけようとする店員を前に、フランス語で話し始める共犯者たち。無線は警察に傍受されてしまうから有線じゃなきゃダメだと言うフィリップに、フランス語で話しかけて来る店員。なんとフランス人だった(笑) これが共犯者5号となるJPことジャン・ピエール(ジェームズ・バッジ・デール)で、もちろん夕食に招待される。JPという呼び名は、JPモルガンからとったと軽口をたたくJPは、達者な口を生かして後に活躍。しかし、JPの紹介で加わった共犯者6、7のアルバート(ベン・シュワルツ)とデヴィッド(ベネディクト・サミュエル)はちょっと残念な人達だった

 

バリーを除く共犯者6人とフィリップは、アパート共同生活していたのかな? ここちょっと説明がなかったのだけど、ホテルだったのかな? 寝室はフィリップとアニーが使っていたようだけれど、リビングで5人が雑魚寝していたけど・・・ 決行直前の真夜中、フィリップは急に不安に襲われ、荷物が詰まった箱を自分の棺桶だと思い込み、激しく釘打ち始める。物音に気付いたアニーが、近所迷惑になると言っても聞かない。激昂してアニーに当たってしまうフィリップ。やっぱり普通の精神状態ではいられないよね。このJGLの演技は良かった。起きてきた共犯者たちに何度も何度も手順を確認してしまうシーンも、コミカルに描かれているものの、やっぱりフィリップの緊張が伝わって来る。

 

さて決行前日となる8月5日。フィリップ、ジェフ、JP、デヴィッドは配達員に扮して、機材を詰めた木箱(フィリップが棺桶と呼んでいたもの)を運び込む。しかし、その日の搬送はある会社の貸し切りでエレベーターが使用できない。仕方なく待つ4人。待っても上がれる保証はない。そこで、口の上手いJPが、監督係りの作業員を口説き、最後の1回として乗せてもらうことに成功。なんとか最上階へ上るも、エレベーター係はフィリップたちを乗せて下さなければならない。もちろん、フィリップたちは下りる気はないということで、またしてもJPの出番。一杯奢るとエレベーター係と共に降りて行く。ということで、共犯者5号のJPの仕事はここで終了。後に、観客たちを煽る仕事もあるけれど この辺りもドキドキさせつつコミカルで楽しい。 

 

さて、最上階に残ったフィリップ、ジェフ、デヴィッドだけど、デヴィッドは警察に捕まってしまうとパニックに。~menを多用して怯える姿にイライラしつつも笑ってしまう(笑) 結局、デヴィッドは降りてしまう。警備員の気配がしたため、フィリップとジェフはテントの中に逃げ込む。そこは完成していないエレベーターの天井部分。2人は数十センチの板の上に座ってバランスをとりつつ、警備員が去るまで待つしかない。しかもジェフは高所恐怖症。とはいえ、これは高所恐怖症じゃなくても怖い!ガクガク((( ;゜Д゜)))ブルブル 実際、高いところに慣れているはずのフィリップですら、ジェフが落下してしまうところを想像したりしている。重い靴がバランスを取るのに邪魔だということで、自分の靴を脱ぎ、ジェフの靴を脱がせるなど、手に汗握るシーンが続く。これ実際もあったことなのかな? 2人がどのくらいいたのか正確な時間を言っていたか覚えてないけど、警備員の気配が消えて、出てきた時にはトータルで3時間遅れていると言っていたので、少なくとも30分以上はそうしていたと思う。

 

屋上に出ると北タワーでジャン・ルイとアルバートが待っていた。ジャン・ルイは紐をつけて矢を放つ。矢が落ちた音がせず、暗がりで紐を探しやすくするため、服を脱いで探すフィリップ。そんな姿を笑うジェフ。矢は屋根の部分に引っかかっていた。落としそうになりながらもギリギリ拾う。紐を動かすと有線レシーバーが届く。これで2つのビル間で連絡が取れることになった。そんな中、警備員が上がって来る。フィリップは柵を乗り越えた向こう側に身を隠す。怖い! 警備員は無線で階下にピザが用意してあると聞き去って行く(笑) そんなドキドキもコミカルに入れて来て飽きさせない。

 

いよいよワイヤーを渡す。レンチを使って固定していくのだけど、うっかり落としてしまう。ワイヤーはものすごい速さで落下していく。このまま地上に落ちてしまっては大惨事に! 自分たちも落ちそうになりながらなんとか止める。なんとかワイヤーを張ることに成功。片側はジャン・ルイが張っているので、必ず自分で試すことというルディの教えに反している気もするけど仕方なし。ワイヤー落下事件や、朝日が昇りつつあることもあり、今度は北タワーでアルバートがパニックになっているらしい。アルバートは結局降りなかったと思うけれど、メンバーの誰かが懸念したとおり、JP紹介の2人はちょっと難ありだった。

 

朝日が昇る頃。フィリップは柵の向こう側、屋根部分を楽屋として衣装に着替える。黒のタートルネックと黒のパンツ姿がフィリップの衣装ということらしい。しかし、タートルネックを落としてしまう。地上で見守っていたアニーは彼が落ちたとパニックになるけれど、頭上で動いているフィリップを確認して一安心。これも実際の出来事なのかもしれないけれど、細かなところでハラハラさせてくる。この辺りでかなりドキドキ。綱渡り専用の靴があるのか不明だけど、靴も履き替える。バレエシューズのような柔らかな素材。釘を踏み抜いてしまった足をちょっと気にする描写があるけど、その後歩いている際に足が痛むことはなかった。心頭を滅却したのか?(笑)

 

8月6日早朝、人々が動き始めた頃。フィリップは静かに綱渡りを始める。一歩一歩進む足取りは意外に早い。そしてバレエダンサーのような優雅な足さばき。かなり長いバランス棒(?)を手に進んで行く。歩きはじめる前、彼の眼の前に広がっていたのは雲の中に浮かぶ一本のロープ。もちろん、雲が立ち込めていたわけではなく、彼の眼にそう見えたと言う意味。一歩踏み出すと見ている側には急に視界が開ける。怖------い 地上411m!なんという眺め! カメラはフィリップの目線だけでなく、彼の頭上から見下ろす画もあって、これはかなり怖い。高所恐怖症ではないけど怖い。もう手に汗びっしょり わりとあっさり北タワーに辿り着く。すると、南タワーに呼ばれている気がすると、なんと引き返してしまう。しかも途中、下で見ている観客に対してロープの上にひざまづいてお辞儀したりする。怖い~

 

警官たちが駆けつけて来る。彼らの姿を見ると、ほぼ南タワーに渡り切っていたフィリップは再び北タワーへ。北タワーに向かい、こちらにも警官がいると見れば、さらに南タワーに向へ。途中、なんとロープの上に寝そべってしまう! 怖い怖い怖い 何度手をぬぐっても汗が止まらない! なんとヘリまで導入。ヘリのおかげで風が巻き起こるし、集中力がそがれるんじゃないかとヒヤヒヤ。ここに来てデビュー時の失敗と、残り3歩のエピソードが生きて来る。無我の境地にいるのか、フィリップは動じず、潮時と感じたのか南タワーで降りることにする。本人も残り3歩を思い出し、少し動揺してグラつくも見事に成功! 地上では拍手喝采! これ見てた人うらやましい。フィリップは警官たちに取り押さえられるが、ワイヤーを切ろうとしている作業員に、緩めてから切らないと危険だと忠告する冷静さを保っていた。

 

フィリップはもちろん逮捕されたけれど、処分は軽かったらしい。綱渡りを披露したとか? そうそう、フィリップの写真はジャン・ルイが屋上で撮ってたけど、これは新聞社に載ったのかな? 新聞でも大きく取り上げられていた。WTCの屋上入場許可証を貰う。当初は期限が記入されていたけれど、取締役が有効期限なしとサインするなど粋なはからい。 デヴィッドとアルバートを除く共犯者たちは、例の中華料理店で祝杯を上げる。しかし、アニーは今度は自分が夢を叶える番だと帰国してしまう。ちょっとホロ苦い終わり。

 

映画は自由の女神頭上のフィリップの語り後、WTCのアップで終わる。9.11テロで姿を消すことになってしまったWTC。今は上がれなくなってしまった自由の女神。その2つが唯一無二のフィリップのパフォーマンスと共に、永遠に失われてしまったものを象徴している気がした。 

 

キャストはJGLとベン・キングスレーしか知らなかったけど、皆良かったと思う。共犯者2号ジャン・ルイのクレメント・シボミーは、ルパン三世で言うところの次元大介のような役どころ。この役どころの人がタイプなので、かなり好きだった(笑) それは、そういう役どころを的確に演じていたからだと思う。共犯者3号ジェフのチェザーレ・ドンボーイも、彼こそ高所恐怖症で逃げちゃうのか?と思わせて、ロープを絞めるため柵の向こう側に降りて頑張っていたのはスゴイ 私絶対ムリ(笑) 共犯者5号JPのジェームズ・バッジ・デールも、ちょっといい加減な感じながら、きちんと仕事をするJPを好演していた。アニーのシャルロット・ルボンはお人形さんのような容姿。好みはあるかと思うけれど美女。ちょっと気が強くて、しっかり者のアニーをイヤミなく演じていた。

 

ルディのベン・キングスレーはさすがの存在感。あの風貌だから一見怖そうに見せて、実は温かい人物であるルディを見事に表現。父親のよう存在になるルディ。貯めておいたフィリップのレッスン料を、渡す演技が良かった。やり過ぎない感じ。なのでウルッとしてしてしまう そして、なんといってもフィリップ役のジョゼフ・ゴードン・レヴィット! 夢に向かって突っ走るフィリップは時々嫌な人物に見えることもある。でも、その部分すら魅力に見せてしまう。やっぱり演技上手い! スタントも使ったようだけれど、綱渡りは本人も行ったそうで、その辺りも自然で良かった。なにより足さばきの美しさ、姿勢の美しさに感動。素晴らしい

 

3Dで見た。今作はとっても3Dを効果的に使っていたと思う。いわゆる飛び出してくる系の映像もあるのだけど、例えば街角で大道芸をしているシーンでも、手前に一輪車で走るフィリップを配して、その奥に観客がいる構図は、とっても奥行を感じた。自由の女神やWTCも立体的だったし、なにより綱渡りシーンでのNew Yorkの街並みの奥行き感というか、高さを感じる画がスゴイ! これは是非、映画館で3Dで見て欲しい作品。

 

高所恐怖症の人は辛いかもしれない。手に汗握るスリルを味わいたい方是非! ジョゼフ・ゴードン・レヴィット好きな方必見です 


『ザ・ウォーク』Offiicial site



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2 コメント

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こんばんは (yukarin)
2016-01-25 22:33:22
高所恐怖症なのに3Dで観てしまいました、、、
座って観てるのに足がすくむ感じだったし、何度かくらっときました^^;
3Dは好きじゃないけどこれは絶対3Dがおすすめですよねぇ。
今回はジョセフが前髪があって可愛い感じで良かったです。アップになるのも多かったからにやにやしながら観てました 笑
>yukarin サマ (maru♪)
2016-01-26 12:21:13
高所恐怖症の人にはホントに怖い映画ですよね~
3Dの正しい使い方ですよね! 奥行感がすごかったです!
絶対3D劇場ですよね

前髪ありJGLかわいかったですね~
今回ちょっと強気な役でしたけど、あの笑顔で赦しちゃう感じです

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