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【cinema】『ガール・オン・ザ・トレイン』

2016-12-29 00:09:31 | cinema

2016.11.23 『ガール・オン・ザ・トレイン』@TOHOシネマズスカラ座


見たいと思って試写会応募したけどハズレ 『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』初日舞台挨拶見た後、時間もあるしレディースデイだしってことで、ついでに見に行ってきた

 

 

ネタバレありです! 結末にも触れています!



「離婚し傷心の日々を過ごすレイチェル。通勤電車の車窓から理想の夫婦の姿を眺めるのが楽しみだった。そんなある日、妻の浮気現場を目撃してしまい・・・」という話で、これはサスペンス映画。オチについては予想ができたので、特別ビックリしてしまうことはなかったけれど、主人公の危うい感じや、郊外の住宅地、事件のカギとなるトンネルなどの画が良くて、好きな雰囲気の作品だった。

 

原作はNYタイムズベストセラーで21週1位、77週ランクイン、サンデータイムズ(UK)にて30週1位、66週連続ランクインしたというベストセラー小説。45ヵ国でベストセラーとなったそうなのだけど、自身は未読。未読なので、どこまで原作に忠実に描かれているのかは不明。

 

見たかった理由はエミリー・ブラント主演なのと、予告編の雰囲気が良かったから。ストーリー的にはオチを含めてありがちではあったけれど、ちょっとヒッチコック作品を思わせる正統派のサスペンスだった。断り書きをしているので、ネタバレについては心置きなく記載するつもりだけど、今作はちょっと書きにくい。というのも、主人公の記憶や感情によって場面のとらえ方が大きく変わり、それがカギとなっているから。そして、そのため時系列がバラバラになっていて、そのシーンが何ヶ月前のものなのか覚えていないので ということで、いつものようにシーンごとに描写して、感想を付け加えて行くという形は出来ないので、適度に編集して書こうかと思う。なので実際の映画の流れとは違ってくると思われます。まぁ、どうでもいいと思うけど、一応断り書きとして入れておく。

 

主人公のレイチェル(エミリー・ブラント)が列車に乗っているシーンから始まる。アメリカの通勤事情や、列車事情がよく分からないのだけど、朝なので通勤電車と思われる。日本のラッシュ時のような混雑はなく、ゆったりとした時間が流れている。この感じだと確実に1時間くらいは乗車している感じ。アメリカ人の住宅事情や勤務地事情もよく分からないのだけど、New Yorkで働いているとして、郊外に住んでいる場合、こんな感じで電車通勤なのかな? 窓の外には緑が広がったりして、ちょっとした旅行気分。毎日1時間も電車に乗るのは辛い気もするけど、こんなにのんびり通勤できるならそれもいいかも。

 

前置きが長いわけですが、要するに主人公は毎日列車に乗っているということ。そして、彼女はある家を観察するのが日課となっていた。郊外の住宅地、その窓辺やベランダに佇む女性が気にかかった。夫婦とも美男美女で、お互い愛し合って幸せそうに見える。この夫婦はメガン(ヘイリー・ベネット)とスコット(ルーク・エヴァンス)。2人はレイチェルにとって理想のカップルだった。実際にはいろいろあるだろうけれど、勝手に想像している分には構わない。まぁ、自分の姿を毎日見られ、勝手に想像されていると知ったらちょっと怖いけど まぁでも、素敵な人を見かけたら、どんな暮らしをしているのか気になったりはするかもしれないし、人はそれぞれぞれだから長い通勤時間にそんな空想をしてたとしても罪ではない。空想の域を出なければ! でも、これはその域を出てしまう話。このレイチェルのナレーションで始まる導入部は好き。

 

どのタイミングで、どんな形で描写されたのか細かい部分は忘れてしまったし、前述したとおり回想という形で過去の出来事が入ってくるので、時系列どおりには書けない。なので書いてしまうけれど、レイチェルは別れた夫をまだ愛しており、今では夫が再婚した妻と暮らす家を度々訪ねてはストーカー行為をしていた。誤解であると主張するも、2人の間に生まれた子どもを抱いていたところを目撃され、連れ去りの危険があるということで、半径何キロかの立ち入りを禁じられていたはず。でも、レイチェルは家に来てしまうし、元夫に何度も電話を掛けてしまう。元夫と妻は無言電話の被害も訴えているけれど、これについては否定している。これは後の伏線。彼女がメガンに固執するのも、かつては自分が幸せに暮らし、今では元夫とその妻が暮らす家が近くにあるからでもある。本来自分があるべき姿をメガンに見ているということかな? ストーカー行為は犯罪だし、メガンに理想の自分を投影するのも、自分がみじめになるだけだから止めた方がいいと思うけれど、どうにもならない精神状態。明らかなアルコール依存症で、昼間からウォッカをまるで水のように飲んでしまう。見ていて辛く、かわいそうな状況ではあるけれど、彼女に感情移入はしにくい。このレイチェルに寄り添えない感じや、彼女の行動が理解できないことが、サスペンスを盛り上げる要素となっている。

 

そして、本来被害者であるはずの元夫トム(ジャスティン・セロー)と、その妻アナ(レベッカ・ファーガソン)についてもなんとなく同情できない。って、これは私だけかな? 序盤は一方的な被害者として描かれているのに、なんとなく嫌な感じがしたのだけど・・・ それはレイチェル目線で見てたってことかも(笑) 後に2人はレイチェルと結婚していた頃から不倫していたってことが分かったせいもあるのかな? でも、そういう風に演出されていたような気がするのだけど。そうだとすると後の伏線であり、巧みな演出と言えると思う。逆に疑いを持たせちゃダメなのか? イヤでもそいう誰にも同情できない不穏な感じを漂わせておくっていうのはサスペンスとして正しい気がする。

 

それは、メガンとスコット夫妻にも言えること。レイチェルには理想の夫婦に見えた2人だけど、メガンにはどこか満たされない思いがあり、スコットの要求にも心ここにあらず。そんな彼女の気持ちが伝わるのかスコットは嫉妬深い。メガンは心理カウンセラーのアマル(エドガー・ラミレス)のもとに通っており、時々彼を誘うような行動をとる。カウンセリングなどを受けると、精神科医やカウンセラーに恋愛感情を抱くことがあると聞いたことがあるので、そういう暗示的なものなのかなとも思うけれど、なんとなく確信犯的な感じがしたりもする。今作はサスペンス映画で、サスペンスだからには事件が起きる。その事件の被害者がメガン。そして、その重要参考人となるのがレイチェルだったりする。このメガンの常にダルそうで、辛そうで、危うい感じが適度にイライラさせて絶妙。実はメガンの事件に絡んで、2つの謎が明らかになる。その辺りの上手く絡めて描いているのだけど、それをここで上手く説明できる気がしない(笑)

 

さて、いよいよ事件が起こる。いつものようにメガンを観察していたレイチェルは、ある朝彼女がアマルとベランダでキスをしているところを目撃してしまう。これ、後にメガン側から描かれていて、たしかにメガンはアマルにせまってはいて、アマルもまんざら断りきれない感じではあったものの、レイチェルが思ったような不倫というわけではない。でも、レイチェルにそう見えてしまったということが重要で、その事実を受け入れがたい彼女が取り乱し、思わず列車を降りてしまうということの理由づけになっている。もちろん赤の他人の不倫現場を目撃したからといって、どういうつもり?とつぶやきながら通勤途中なのに列車を降りてしまう理由には全然ならない。そしてそのレイチェルの普通でない感じが今作のカギとなっている。序盤に列車内でレイチェルを興味深そうに眺める中年男性が映っており、それも後の伏線となっている。

 

列車を降りたレイチェルは、フラフラとまるで夢の中を歩いているかのような足取りでメガンの家へ向かう。同じ駅で例の中年男性も降りる。自分の後をつけて来るかのような男性に恐怖のようなものを感じる。この男性は後にある役割を果たすけれど、この辺りの盛り上げ感はクラシカルな感じで好み。とにかく、レイチェルの足取り、視界、そして思考が定まらず、しかも謎行動で見ていて不安になる。見ている側が不安になってきた段階で、人気のないトンネルで暗転。場面変わってベッドで目覚めるレイチェル。頭などに酷いケガをしている。でもレイチェルには記憶が全くない。レイチェルも不安だけど、見ている側も不安になる。

 

メガンが行方不明になっていることはどうやって知ったんだっけ? ちょっと忘れてしまったけれど、レイチェルは意外な行動に出る。なんとメガンの家を訪ね、彼女の友人のふりをしてスコットに近づくのだった。といっても、スコットに恋愛感情を持っているわけではない。あくまでメガンのことを知りたいということなのかな? この行動が理解できず。でも、この理解できない感じはもちろん狙いで、見ている側はますます不安になる。上手く言えないけど、主人公が不安定なので不安になる感じ。自分はそれがおもしろかったのだけど、レイチェルには感情移入できないので合わない人もいるかも。

 

レイチェルとスコットはメガン探しの仲間のような関係になる。自分の意思で家を訪ねたのは1回だけだったように思うけれど、違ったかな? でも、結構メガンの家の周囲に行くことになる。そこには以前自分とトムが暮らし、現在は彼がアンと幼い娘と暮らしている家があるわけで、アンに姿を見られたりしている。この辺りのレイチェルの心理も理解できなさそうで、なんとなく分かったりする。

 

結局メガンは遺体で発見される。そして、レイチェルの家にも刑事がやって来る。レイチェルは離婚後、姉妹もしくは友人の家に居候している状態。この女性とレイチェルの関係って特に説明がなかったように思うけどあったかな? そして実は飲酒が原因で会社をクビになっていたことが分かる。メガンが行方不明になった日にレイチェルが途中下車していることも分かっており、そこからの記憶がないレイチェルを警察は疑っている様子。ただ、メガンとレイチェルの関係性がないため決め手に欠けている感じで、この日は帰っていく。でも、部屋を貸している側としては、警察沙汰は迷惑だし、失業しているのに毎日どこかへ出かけているレイチェルは迷惑ということで、期限付きで部屋を出て欲しいと言われてしまう。まぁ、当然か。こう言われたからには身内ではないのかも? 作りとしてはレイチェルが殺してしまったのか?と思わせる形だけど、見ている側としてはやってはいないだろうと思う。まぁ、精神状態が不安定なので、そっち方向の話でもおもしろいとは思う。でも、これはそういう話ではなく、真犯人は別にいるのだろうと思ったりする。なのでレイチェルは犯人の意図とは別に、自ら巻き込まれて窮地に立っているのだろうと思うわけです。そして、その状況とレイチェルの危うさにハラハラする感じ。

 

スコットにメガンの友人であるという嘘がバレて、激しく罵倒されたりする。スコットはちょっとDVっぽいところがあるし、この行動はヒドイと思うけど、たしかに嘘までついて赤の他人が近づいてきたのかと思うと怖い。しかもメガンは殺されているわけで、自分も容疑者の1人であれば尚更かも。たしか、警察に2人の仲を疑われて、共謀して殺したのではないかと思われたんじゃなかったっけ? お前みたいな女に恋愛感情など持てるはずがない的なことを言われてしまって、これはさすがにかわいそう でも、確かにレイチェルの行動は理解できないし、常に酩酊しているような状態だから、思考も定まらずイライラするかも。ただ、言われているのがエミリー・ブラントだからねぇ

 

見ている側はレイチェルは無実なのだろうと思っているけど、レイチェルは自分のことが分からなくなる。そしてトムと結婚していた時の記憶がよみがえってくる。トムと口論になり暴力をふるっている場面、トムの上司の家でのパーティーで暴言を吐いてしまい、そのためトムはクビになってしまったことも。酒乱なのかもしれないけれど、これはヒドイ。もしかしたらお酒に酔って我を忘れてメガンを殺してしまったのではないか? 一方的に理想の夫婦像を重ねていたメガンに対し、その理想を壊したことに対する理不尽な怒りを無意識下でぶつけてしまったのではないか?

 

一方でトムとアン、そしてメガンのこともいろいろな事実が明らかになってくる。書くの忘れていたけど、メガンはトムとアンの娘のシッターをしていたが、失踪直前に今直ぐ辞めると言い出しアンを困惑させていた。急な申し出で、その日外出の予定があったアンはなんとか引き留めようとするも出て行ってしまう。これ結局アンがどうしたのか、その後シッターの仕事をしていたのか描写があったか含めて忘れてしまったのだけど、メガンが情緒不安定である感じは伝わってきた。メガンは他の仕事をしたいからだと理由を話していたけど、後に分かる事実によれば、確かにこの家でのシッターは続けられないでしょう。

 

アンとトムはレイチェルと結婚していた間愛人関係だった。不倫はよくないと思うけれど、レイチェルのアルコール依存症による暴力を考えると仕方ないという見せ方。これは後の伏線でもあり、2人に対して見ている側にも不信感を抱かせる。特にアンに対して人の夫を取った女であるという印象がつく。しかも、彼女はかつてレイチェルが暮らしていた家で暮らしており、レイチェルのセリフによれば、自分が選んだ家具に囲まれて生活している。男性にもそういう違和感があるのか分からないけれど、女性としては生理的に許せないというか、気持ちがざわつく。この辺りの感じは上手いと思った。アンもそのことに違和感を持っている描写があったと思うけれど、忘れてしまった。

 

そしてメガンの秘密が唐突に明らかになる。実はメガンはスコットと結婚する前に子供を産んでおり、一緒にお風呂に入っていた際にバスタブ内で寝てしまい、赤ん坊だったその子を死なせてしまっていたのだった。そのことで自分を責め、痛めつけるように男性との関係を求めてしまうということらしい。精神科医しかり、トムしかり。そう、メガンとトムは不倫関係だった。まぁ、この辺りは予想通り。メガンのような性的な魅力を持った女性が家にいたら、男性が何らかの思いを抱いたとしても不思議はない。ただし、もちろん実際そういう関係になるかどうかは別で、それはその人の理性や家族への愛情にかかっていると思うけれど。ただ、メガンにそういう過去があり、いわゆる会社勤めが出来ず、他人の子供の面倒を見るシッターという仕事をせざるを得ない状況であり、そのことがますます彼女の自信を失わせているのだということ。そしてその反動で男性を求めてしまうのだろうということ。そして、一番重要なことはトムと不倫関係にあったということ。

 

一方、レイチェルは偶然列車内で、醜態をさらしてしまったあのパーティーの主催者である上司夫人と会う。彼女にあの日の無礼を詫びると、レイチェルはただ具合が悪くなって帰っただけだと言われる。しかも、レイチェルの失態でトムがクビになったのではなく、クビになった理由は彼の女性関係だと言うのだった。ここに至り、レイチェルの記憶がよみがえる。見ている側にも前に見せられたレイチェルが暴力を振るっている場面が、実は逆であることなどが提示されている。そう、レイチェルはトムによって洗脳されていたのだった。この感じはおもしろかったけど、真犯人に結び付けるためやや強引だったかなと思わなくもない。

 

そしてレイチェルはあの日の失っていた記憶を取り戻す。あのトンネルでレイチェルはメガンの姿を見かけていたのだった。そして、彼女はメガンを罵倒するように叫んだ。彼女はコチラを見たけれど、トンネルの向こう側に止めてあった車に向かってしまう。この記憶は何度かフラッシュバックして、ところどころ思い出していく感じなのだけど、一気に結論まで書いてしまうと、車で待っていたのはトム。そして、トムがやって来てレイチェルの頭をつかみ、トンネル内に打ち付けたんだっけ? とにかく、あの日レイチェルがケガしていたのはトムによるもの。その後、意識を失ったレイチェルに2人組の男が絡んできて、危うく暴行されそうになっているところを、列車で毎日会うあの男性が助けてくれたのだよね? そういえば、パブのような所で彼と会い、彼に絡んであの日の状況を聞いていた。彼が助けようとしたのに、レイチェルが放っておけと暴れたため、そのまま放置したということだった。なんとまぁ

 

確か事前に最も疑われるべき夫のスコットについては、彼の嫌疑が晴れる事実があったように思う。メガンが殺される直前に性交渉があり、体内から検出された精液が一致しないとかそんなことだったような・・・ この理由が違ってたら、妄想激しいな自分(笑) となると、もう犯人は1人しかいない。そう、真犯人はトム。

 

あの日、レイチェルを殴った後、車で森に向かった2人。森で行為におよんだ後、メガンから妊娠したと告げられる。メガンには夫がいるわけだから、夫の子供の可能性が高いわけだけど、メガンはトムの子であると言う。この時の2人のやり取りがちょっと曖昧になってしまったので、何きっかけでトムがメガンを殺害してしまったのか忘れてしまったけれど、要するに彼がメガンを殺した理由はこれ。サスペンスのオチとしてはありきたりで、犯人にもひねりがないけれど、この王道な感じは嫌いではない。

 

何故レイチェルがトムの家に向かったのか忘れてしまったけれど、アンにトムの正体を話す。メガンを殺したのは彼だと言ったかは忘れてしまったけれど、トムは不誠実で危険な男だということは伝えていたと思う。彼が自分を陥れたのだと。それでもアンは彼の元を離れないと言っていたように思うけど違ったかな? はぁ?と思った覚えが・・・ でも、結局レイチェルにしても、アンにしても、メガンにしてもトムに振り回されたわけで、彼のどこにそんなに魅力があるのか不明だけど、その辺り女性のあしらいが上手いのか? 登場人物たちが男性に依存してしまうタイプの女性たちなのか? 多分両方。

 

さて、アンとそんな会話をしているうちに、トムが帰って来る。レイチェルの姿を見て当然怒るわけですが、今日はいつものレイチェルではない。今まで自分を騙してきたこと、そしてメガンを殺したことを詰め寄る。当然、トムは否定したり反撃したりするわけだけど、女性相手に容赦ないどころか、レイチェルを殺そうとするわけです。何故か傍観しているアン。床に転がったりかなりの格闘。そして庭に逃げるレイチェルを追ってくるトム。その姿を2階の窓から眺めるアン。見てないで助けろよと見ている側は思ったりする。そして、トムがいよいよ有利となったところで、レイチェルが手にしていたドライバーでトムのノドをグサリ。でも、トムは即死とはならず。すると、いつの間にか降りてきていたアンが、そのドライバーをグリグリグリ~ ちょっとビックリ(笑) この格闘シーンはなかなか見ごたえがあったし、最後のグリグリはちょっと笑えた。

 

シーン変わって警察。レイチェルとアンはそれぞれ事情聴取される様子。目線を交わす2人。暗黙の了解ということか? それぞれが、レイチェルの一撃は正当防衛で、アンがとどめを刺さなければ殺されていたと証言。グリグリは余計だったかなとは思うけれど、まぁその通りでしょう。相手は殺人犯だし。2人は釈放された模様。お互い複雑な思いをしていた2人は、それぞれトムに支配されていた。そのことを理解して彼から解き放たれたとも受け取れるかも。

 

ラストシーンは列車に乗るレイチェルの姿で終わり。また列車に乗ってどこに行くのか? 仕事は見つかったのか? 住む家はどうした? など疑問は残るけど、とりあえずめでたしめでたしな終わり。まぁ、この終わりで良かったと思う。これ以上は蛇足だし、美しい映像で終わる感じも良い。

 

キャストの演技は良かったと思う。トムのジャスティン・セローに悪役の華がなかったように思うけれど、最初はレイチェルによるストーカー被害者でありながら、同情できない雰囲気を感じさせて良かったと思う。スコットのルーク・エヴァンスは思ったよりも出番が少ないけれど、メガンの夫が犯人なのではないかと思わせる役どころなので、その辺りは良かったと思う。アンのレベッカ・ファーガソンは男性にすがって生き、あまり物事を深く考えないというような女性が、最後には自立したということでOKなのだと思うので、その辺りの感じは良かったと思う。

 

メガンのヘイリー・ベネットがけだるい感じで良かった。彼女の行動は謎が多くて、きちんとした人生を生きたいと願いながらも自虐的。そこを若干イライラさせつつ、ミステリアスな感じを出すのが正解だと思うので、その辺りがとても良かった。そして、エミリー・ブラントが良かった。アルコール依存症、前夫とその妻に対するストーカー行為はもちろん、事件に巻き込まれる過程についても理解しにくく、その後の行動も不可解で感情移入できない。なおかつ、つねに酔っぱらっている状態という、魅力のない主人公を、それでも目が離せない存在としていたのは、エミリー・ブラントのおかげ。ただ、この役を演じるには美人過ぎるのかなという気はするけど、この役には合っていたと思う。知的で強い役柄も演じられるけど、こういう役もできるのだと再確認。

 

オチは割と早めに読めるので、公式サイトなどにあるように衝撃のラストとはならないけど、正統派サスペンスな感じがする列車を使ったトリックというわけではないけれど、列車から覗き見る他人の生活とか、そこに踏み込んだために事件に巻き込まれたりする感じがおもしろかった。その辺りも含めて、ヒッチコック作品とか昔のサスペンス映画や小説を読んでいる感じ。暗いトーンの画像も良かった。

 

見てから1か月以上経ってしまったので、もう上映終了してしまっているかな? 正統派サスペンス好きな方おススメ。エミリー・ブラント好きな方もおススメ

 

『ガール・オン・ザ・トレイン』公式サイト


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2 コメント

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Unknown (mig)
2017-01-01 21:44:27
本人が犯人にしてはそのままだし、他にと考えると選択肢としてはやっぱりあいつしかいないわけでねー
あっちでは笑い起きてたけど日本人はシリアスに見るって違いがわかりやすかったわ

グリーンルーム 書くの面倒くさいなー 笑
2月に公開決まったよね。
また今年も映画行けたらいいね♪
>migサマ (maru🎵)
2017-01-03 18:07:49
だよね! オチは読めてしまうけど、なかなか楽しめたわ

日本人は真面目だからサスペンスだと思って見てるから、あの場面も笑わないのかもね

グリーンルーム公開するのね?
見ている間は楽しめたけど、感想書きにくい作品ではあるよね

うん! 今年も行こうよ~

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