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【cinema】『世界から猫が消えたなら』

2016-06-11 02:23:09 | cinema

2016.05.28 『世界から猫が消えたなら』@TOHOシネマズ市川コルトン

 

佐藤健目当てでプレミア試写会応募したけどハズレ 猫好きとしては気になっていたけど、DVDでいいかなと思っていた。ごめん 母親が見たいというので、TOHOシネマズのアプリDL特典400円割引利用して同行してきた~←これ期間中なんどでも使えてウレシイ

 

 

ネタバレありです! 結末にも触れています!

 

「函館で郵便配達員として働く僕は、ある日激しい頭痛で意識を失ってしまう。医者に告げられた病名は脳腫瘍。余命わずか。呆然としながら家に帰ると、自分とそっくりの男が部屋にいた。悪魔と名乗るその男は、世界から1つ物を失くす代わりに、寿命を1日延ばしてくれると言うのだが・・・」という話。これはやっぱりファンタジーなんでしょうかね? ちょっとツッコミどころはあったけれど、個人的には楽しめた。とはいえ、1,000円くらいで見たかったかなという印象。まぁ、1,400円で見てるんだけど

 

同名小説が原作。毎度のWikipediaによりますと、作者の川村元気(Wikipedia)が、幼い頃に飼っていた猫が突然姿を消した体験と、大人になってから携帯電話をなくした体験、それぞれの時に感じたことから着想を得て、執筆したのだそう。LINE公式アカウントで初の連載小説として発表され、2012年10月25日にマガジンハウスから単行本が刊行された。2013年本屋大賞にノミネートされ、8位(145.5点)となった。2013年7月20日にはラジオドラマとして放送された。2014年9月18日に小学館から文庫版が刊行され、同時に実写映画化されることが発表される。映画は2016年5月14日に全国東宝系で公開された。とのことで、実はLINE公式アカウントは途中から読んでた。のだけど・・・ 実はあまり覚えていない 確か、最後の部分については書かずに終了した気がする。Wikipediaのあらすじを読んだ感じでは、若干の変更と追加部分はあるものの、基本的には原作に忠実に映画化されているっぽい?

 

映画は前カゴに猫を乗せて主人公の僕(佐藤健)が自転車を走らせるシーンから始まる。そこにナレーションが被って来る。「あなたは信じないかもしれないけれど、これは僕に起きた本当の出来事です」  シーン変わって主人公の日常。郵便配達員らしい。特別やる気に燃えている風ではないけれど、気さくに声を掛けたりする普通の青年。仕事を終えてDVDレンタルショップへ。レジの男性をツタヤと呼ぶと、タツヤだと言い返される。借りていたらしいDVDを返却すると、今日はコレだとツタヤ(田岳)がDVD入りのレンタル袋を差し出す。あれ?お金は? 女性店員のミカ(石井杏奈)がこのやり取りを見てヤレヤレという顔をしているので、2人は友人で、このやり取りは日常茶飯事なのかも? レンタルショップを出て、自転車を走らせていると、突然頭に激痛が走り、転倒してしまう。あら?!

 

シーン変わって診察室。医者から末期の脳腫瘍であり、いつ亡くなってもおかしくない状態だと宣告されてしまう。泣き叫んで大暴れしているシーンが入るけれど、これは妄想。実際は淡々と受け止める。ナレーションでも語られていたけど、こういう場合あまりのショックに淡々としてしまい、明日から仕事どうしようとか、食べかけのあれはどうすれば?とかどうでもいいことを考えてしまうと聞いたことがある。全体的にファンタジーなので、この辺りをリアルにしようと考えているわけではなさそうだけど、案外そういうものなのかもしれない。そんな感じで家に帰ると、家には自分とそっくりな男が待っていた。僕とは違ってまくしたてるように話すこの男。呼び名はどうでもいいと言うので悪魔ということになった。意外にこのやり取りが長いけれど、要するにこの悪魔と取引して、この世界からモノを1つなくす代わりに、寿命を1日延ばしてもらうことになる。

 

最初に失くしたのは電話。最後に1回だけ電話を使っていいと言われ、必死に考えた相手は元カノ。翌日、会うことになったらしく、喫茶店で思い出話。2人の出会いは彼女(宮崎あおい)の間違い電話。電話から漏れ聞こえる音楽で、僕が『メトロポリス』を見ていることを当て、その後映画の話に花が咲いたらしい。会っていた時には照れて話せなかったことが、電話だとたくさん話せたようで、なんだか電話をするためにデートしていたみたいだと話す。そのわり後のシーンで南米旅行していてビックリした∑(*゜ェ゜*) でも、この不器用な感じはいいなぁと思った。大切なことは目を見て話した方がいいとは思うけれど、電話越しであってもコミュニケーションが取れているならOKかと。特に重要な話はなかったように思うけれど、この再会が後に感動的なシーンにつながるのは良かったと思う。彼女と別れた後、市電の中で突然電話が消える。CGを使った映像は可もなく不可もなくという感じ。今までスマホをいじっていた人たちは、特に疑問を感じることもない様子。この世から電話が消えてしまったので、彼女との出会いの機会もなかったわけで、2人に関係するものも消えるし、彼女の中から僕の記憶も消える。そこも遡って消えちゃうのと思ったけど、これは後の伏線。

 

次に消えるのは映画。ちなみに僕は消すものを選べない。決めるのは悪魔なのだけど、これも後の伏線。彼女は古い名画座で働いており、その建物の上に住んでいる設定。当然、映画館も消えてしまうのだけど、今回関係してくるのはツタヤことタツヤ。ツタヤとの出会いは大学で、きっかけは映画。僕は数人の友人グループにいたっぽいけど、いつも一人で映画関連の本を読んでいるツタヤが気になり声を掛けたのが始まり。僕は映画は好きだけれど、ツタヤほどマニアックなタイプではなので、彼から一方的にウンチクを聞くというような感じ。ツタヤが好きな映画を見たことがなかったため、DVDを貸してくれたことがきっかけで、見終わると"見るべき映画"を貸してくれるようになる。2人でいる時間が多くなり、自然と2人は親友になった。この関係もいいなと思った。2人でいた時に映画以外のことを話したのかは分からないけれど、映画を選ぶということは僕のことを理解しているということ。

 

ツタヤには脳腫瘍で余命わずかであることを伝えた。最期に見るべき映画を貸して欲しいという僕に激しく動揺するツタヤ。最期の一本なんて選べるわけがない。もちろん、その動揺は親友の余命を知ってしまったから。僕が帰った後、棚をひっくり返す勢いで映画を探しているシーンがある。ミカに何をしているのか聞かれ、僕に貸す映画を探しているんだが見つからないと言う。あいつが死んでしまうなんてと言いながら・・・ このシーンは演じる田岳の演技が良くて泣けた 結局ツタヤが探していたDVDが見つかったのかは不明で、作品が何だったのかも分からない。僕が最期に見るべき映画がなんだったのか知りたいけれど、映画としては見せないままでOKだと思う。映画を消してしまったので、レンタルショップは本屋に変わり、ツタヤとの出会いもなくなる。教室で読んでいるのは映画関連本ではなく小説。僕はツタヤを見るけど気にもとめていない様子。彼女の映画館も変わってしまう。アレ何に変わったのか忘れちゃった 

 

さて、僕の家族のことについて。兄弟はなく一人っ子のようで、母さん(原田美枝子)は既に他界。時計職人の父さん(奥田瑛二)とは確執がある様子。父さんは寡黙で頑固。愛情表現が致命的に下手なタイプ。母さんは病院で亡くなった。父さんは見舞いにも来ず、死に目にも会えなかった。そのことで僕は父さんを責め、以来家を出て距離を置いているらしい。父さんは母さんの亡骸に「直ったぞ」と言いながら懐中時計を差し出す。後に僕が生まれた時も病院には来ず、母さんの懐中時計を直していたらしいシーンが入るので、この不器用過ぎる父さんは、自分の愛情を妻の懐中時計を直すことに向けているらしい。変な言い方だな(笑) 自分が取り乱してしまったり、感情をあらわにしてしまうことが怖いのかなと。でも、ちゃんと赤ちゃんの僕に「生まれてきてくれて、ありがとう」と言ってはいたので、うれしかったことは間違いない。病状が進んだ母さんを車いすに乗せて、3人で海へ行った時には、2人の写真を撮ろうとして、感情がこみあげてしまい、手が震えてしまう。きっと本当は気持ちが優しい人なのでしょう。でも、それを見せることをよしとしない。そして、母さんはそれをちゃんと理解していたのでしょう。実は時計も消えてしまうのだけど、これについてのエピソードはなかった。これは何故なんだろう?

 

唐突にアルゼンチン旅行の場面が入ったのはどこだっけ? 彼女とつき合ってた時、アルゼンチン旅行に行ったらしく。宿で知り合ったバックパッカーの日本人男性トムさんから、観光名所やお店などを教えてもらったりして仲良くなる。レストランで食事をして、いろんな話を聞く。ホテル代を踏み倒していたりするトムさんだけど、放浪の旅の話は、なかなか勇気が出ないタイプの自分にとって興味深い話ではある。ただ、このトムさんが2人の目の前で交通事故に遭い亡くなってしまい、それにショックを受けた彼女がイグアスの滝でズブ濡れになりながら「生きてやる!」と叫ぶのは、なんだな唐突な気がした。トムさんの生き方は楽しそうではあるけれど、それが"生きている"ことだとは特別思わなかったので・・・ そう叫んだ彼女は結局、普通に日本で暮らして、特別何かを始めたわけでもないらしいし・・・ もちろん、普通の人の普通の生活だって"生きている"わけだし、もちろんそれはかけがえのない人生。だけど、映画でこれだけのシーンが差し込まれたのであれば、その後を期待してしまうよね? あと、電話の方が饒舌に話せる2人が、アルゼンチン旅行していたことにビックリ。映画が好きな2人は『ブエノスアイレス』のロケ地に行ったり楽しんではいたけれど、特別アルゼンチンでなければならない理由も語られていなかったので。イヤ、全然いいんだけど(笑) でも、アルゼンチンて飛行機で数十時間かかるよね? 重複するけど、会っている時はあまり上手に話せなかった2人が、長時間2人きりで過ごすことになる海外旅行、しかもアルゼンチン旅行をしていたのが、なんとなくイメージに合わなかったので。イグアスの滝が見れたのはうれしかったけど(笑) そういえば観光客が1人もいなかったけど、これは営業時間外にロケしたのかしら?←別にいいけど(笑)

 

さて、いよいよ猫を消すことになる。現在、キャベツという名前の猫を飼っている僕。このキャベツともう一匹重要な役割を果たす猫がいる。小学生の頃、レタスの箱入りで捨てられていた子猫を拾う。優しい母さんは拾ってきたことを責めたりせず、自分は猫アレルギーだから飼えないと言うけれど、僕が名残惜しそうにしている姿に飼ってくれることになる。名前は段ボール箱からレタス。僕もとってもかわいがったけれど、レタス効果か母さんの猫アレルギーが治ってしまう。この小学生の僕役の男の子が、佐藤健に似ててビックリ。似てる子選んだのかな? 数年経って少年から佐藤健になった頃、レタスが病気になってしまう。そして、なんと母さんまで・・・ 病名は言っていなかったようだけれどガンかな。母さんはレタスと共に闘病するけれど、レタスは母さんの腕の中で死んでしまう。心配する僕に母さんが言う「やっと苦しくない所に行ける」というセリフに泣いたー もちろん、母さんの病状に重ねてのセリフだけれど、1年4ヵ月前に見送った愛猫アガサのことを思い出して、同行した母親と共に号泣 アガサ苦しかったのかな

 

 

レタスを失い気持ちが弱くなったのか、母さんの病状が悪化し寝込むようになる。ある夜、猫の鳴き声に気づいた僕は、キャベツの箱に入った子猫を見つける。この子がキャベツ。後に種明かしがあるけど、「今度はキャベツか?」のセリフで、見ている側は父さんが母さんを元気づけるためにしたことだと気づく。母さんは絶対気づいたし、たぶん僕にも分かっていたはず。でも、きっと僕は悲しさや辛さを父さんにぶつけていたのかもしれない。

 

キャベツがいなくなってしまい必死で探す僕。見ている側は、この時点で猫が消えてしまったのかどうかは分かっていないので、ちょっとドキドキ。かなり取り乱してキャベツを探す僕。もちろんキャベツに対する愛情ではあるわけだけど、キャベツという存在に繋がる両親の思い出を考えると、この場面は切なかった。結局見つからずアパートへ戻って来ると、なんと入口のポストの上にちょっこり座っているキャベツ発見! ホッとしてポストを覗くと、彼女からの手紙。それは、以前病床の母さんが僕に渡そうとした手紙だった。母さんが死んでいこうとしていることを受け入れられない僕は、手紙を受け取ることを拒否してしまっていたのだった。どうやら母さんは彼女に託していたらしい。電話エピソードで再会した後、彼女が送ってくれていたのだった。手紙に書かれていたのは、僕の素敵なところ。感動的な場面ではあるし、原田美枝子の語りも良かったのだけど、ちょっと泣かせようとするあざとさを感じてしまった。

 

そうそう! この後部屋に戻ったシーンで、キャベツをタオルでくるんで洗濯バサミで止めてる画が映る。カワイイと思っていたら、これキャベツ巻としてネットで話題になってた。佐藤健も実家の猫ちゃんのキャベツ巻をLINEで披露するなど、話題になってた。

 

コレね🐈 

 

そう、猫には猫という存在だけでなく、両親との大切な思い出が詰まっていた。僕にはこれ以上大切な人たちとの思い出を失うことは出来なかった。そして、僕はあることに気づく。悪魔は自分自身なのだと。辛い現実から逃避するために、僕が作り出した妄想って解釈でいいのかな? その辺りについては、僕のセリフだけで、今までのことが実は妄想だったというようなシーンはなかった。それは良かったと思う。それを入れるとクドいし・・・

 

そして、冒頭部分につがなる。そう、僕は父さんの元に向かっていた。死を受け入れた僕は、父さんとちゃんと向き合い、そしてキャベツを託しに行ったのでしょう。死ぬことは怖いし、死を受け入れるのは大変なことだと思う。でも、僕は自分の中の"悪魔"によって死を受け入れることができたということなのでしょう。実際、そんなに簡単ではないと思うし、見ていたエピソードで乗り越えられるものなのか?と思ったりもするけれど、普通の人の普通の人生にとっての大切な人達と、その思い出という点では良かったかな。共感とは違うかもしれないけれど、分かりやすかった。そして、僕はもうすぐ死んでしまうのに、とても清々しい気持ちになる終わりだったと思う。

 

キャストは良かった。愛情表現が下手過ぎる父さんの奥田瑛二は、セリフにはない妻や息子を思う気持ちを表現していて見事。彼女の宮崎あおいはやっぱり上手い。間違い電話の相手にどんどん話しかけちゃうという、一歩間違えばどうかしている役を、不思議ちゃんになることなく、しっかりとした女性にしていたと思う。まぁ、さすがの宮崎あおいでも滝のシーンは唐突に感じたけれど ツタヤの濱田岳が良かった。ほぼ無表情の映画オタク。人に見るべき映画を貸すなんて、かなり上から目線なのに、コミカル演出もあいまって、全然イヤミがなく、それがツタヤの個性だと感じさせた。最期の一本を探すシーンが素晴らしい。母さんの原田美枝子がさすがの演技。若い頃もそのまま演じているけど、ちゃんと若く見える! 不器用な父さんの愛情もちゃんと分かっている。日本の優しいお母さんという感じ。泣かせる演出の手紙も、白けてしまうことがなかったのは、原田美枝子のおかげ。

 

お目当ての佐藤健も良かった。この僕のようなアグレッシブではない、ちょっと一歩引いてるような役合ってる。なので悪魔の方は見てる方がちょっと照れたり(笑) でも、悪魔の方も良かったけど。LINEで配信されていた小説を読んでいた時、僕にあまりいいイメージがなかった印象なのだけど、映画の僕は結構好きかも。それは佐藤健だからなのか?あれ?(o゜ェ゜o)

 

舞台がどこか特定されていなかったように思うけれど、ロケ地は函館。レトロな感じにしたかったようで、実家の時計店や、彼女の務める名画座の昭和感がスゴイ。ちょっとやり過ぎな気がしなくもないけど、僕の部屋の感じは好きだった。そのレトロな感じと、アルゼンチンの対比をしたかったのかもしれないけれど、やっぱり唐突だったかなぁ。映画好きとしては映画がカギになるのはウレシイ。そして猫がカワイイ! キャベツを演じたのはバンプ。レタスは何ちゃんだったのかな? 子猫時代の子たちもかわいかった~

 

公開されてから2週間後に見て、感想書くのもほぼ2週間かかっちゃったので、そろそろ上映館時間も少なくなってきてるかも? 個人的には、キャッチコピーの今年一番泣ける映画ではなかったけれど、じんわり感動できる作品ではある。猫目当てでもカワイイ姿が堪能できると思う。佐藤健ファンの方はオススメしなくても見に行っているよね(o´ェ`o)ゞ ということで、佐藤健ちょっと気になるという方是非!

 

『世界から猫が消えたなら』Official site

  


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