パワフルで、闘志の塊のようなマツなら絶対に戻ってきてくれると信じて、回復を願っていたのに・・・。
34歳なんて・・・・・・・・・・・若すぎるよ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
マツが居た頃の日本代表が一番好きだった。
大人気で取りにくいチケットをなんとかおさえて行ける代表戦は全部見に行って、ピッチレベルで間近で試合を見たいがためにボランティアまでして、2002年の日韓ワールドカップでは毎日ずっと横国で裏方するほどどっぷりとサッカーにハマってたあの頃・・・。
一番好きだったあの頃の代表には、不動のメンバーとしてマツが居たんだ。
代表の選手としてはすごく頼りにしていたけど、相手のチームの選手として見たらこんなに嫌な選手もいなかった。
いつでも闘魂の塊で、うちのチームのチャンスをことごとく潰され、どれだけ「んもーーーー!マツーーー!余計なことをーーー!!(怒)」と思ったことか・・・。
いい選手、本当にいい選手だったよ。
「こんなことになるなら、最後までマリノスに居させてあげたかった・・・」と思っていたけど、今日のニュースを見ていたら松本山雅に移ってからのマツに密着した映像が流れてて、時にはトイレもないほど設備の整っていない練習場を転々とするような、終わったらユニの洗濯も自分でしなければいけないような練習環境に置かれても、めっちゃいい笑顔で「ホントいい!ホント来て良かった俺。これ、伝えたいんだよな、これは。この良さを。」と言っているのを聞いて、マツは山雅を選んで幸せだったんだと確信した。
マツ、いいところを選んだね。
松本であっちのサポやスタッフや仲間に愛されて、本当に心からサッカー人生を楽しんでいたんだね。
30過ぎてもでっかい子供みたいだったマツ・・・。
最後までサッカー小僧のまま逝ってしまった。
結果として、大好きなサッカーを一生続けることができて、ピッチで倒れられたんだから、サッカー選手としては本望だったのかな・・・。
そう思っておこう。
マツは偉大な選手だった。
ものすーごくたくさんハラハラ、ワクワクさせてもらった。
サッカーを見る楽しさを与えてくれた。
マツ、いままで有難う。
どうか安らかに眠ってください。