「色っぽい関係」
スターには色々なタイプがある。そしてそのタイプを、一言でいうのは不可能に近い。
だが少なくとも「沢田研二」については、次のようにいえそうな気がするのだ。
”プライベートを切り売りしないスター”あついは”プライベートを切り売りしてはいけないスター”だと、、。そこで、、、--
ーとりあえず抽象論、仮定の話ということにしてかまいませんから、女性についてとことん本音を語ってほしいのですが。
J「女の人って、いろんな面をもってないとつまらんなァって思うね。
それも、相反する、矛盾だらけのほうがいいわけで、、、。
いつもいいとこばかり見せようとするのが普通だけど、そうでない部分も平気でというか、、
自然に見せられる人が好きですね。
あほなことしたときに、可愛く見える女の人がいいねェ(笑)」
ー10代、20代、30代と女性の好みは変化しましたか?
J「30才を越えてくると、変に尊敬されたりとかね(苦笑)。
そんなに尊敬されたら恋もできない、なまめかしい関係になれ無いみたいなとこ、あるやん(笑)」
ー沢田さんの場合、対異性では、信号をきちんと守って、手順を追って付き合おうとするタイプでしょうか?それとも、、。
J「そうね。信号でいうなら、、、押しボタン式やね、僕の場合は(笑)
それも、”あァ赤か”って押さんことのほうが多かったね。
”うわァ、車多いしなァ、、これ止めたら悪いかしら”ってね。
そして、すいたところを見はからって渡るという、えらい慎重というか、臆病というか(笑)」
ー嫌いなタイプは?
J「生理的にイヤていうのは、、、ないみたいよ。(いってから笑いだし)
ハ、ハ、ハ。女ならだれでもええのかっていわれそうだね。」
早いもので連載ももう6回。今回の沢田研二は、この半年の間でいちばん若々しく、
少年のようだった。当然、会話も快テンポー。
ーたとえば、いい女と付き合ってるとしますね。そんな時たまたま入ったブティックに、もっといい女がいたら、、。
J「フ、フ、フ(質問の途中から、楽しそうに彼は笑い始めた)」
ーで、そんな出会いを”まァ、しゃあない”って見過ごすほうですか?
J「目移りはするでしょうねェ、僕は。、、、」
「こういう仕事をしてるから押えてるって部分は、もの凄ゥあるよ。
そうでなかったら、どんどこどんどこ本能というか欲望にまかせてやねェ、
次から次へと仕掛けをするかもわからんね。あるいは、なかなか信号のボタンを押さんかもしれんしね(笑)
昔からこういう性格はあったよ。あのね、とにかく自分がいる環境の中で、だれがいちばん好きかって順位をつけるというか、フ、フ、フ。
何でもそうだけど、与えられた環境の中で、精いっぱい楽しむというのは得意なほうやったね。
喫茶店入っても、たとえばお客やウエートレスを含めて、だれがいちばん可愛いとかね(笑)」
ー好きになる女性のタイプは、結果から見ると似ている女性であることが多いとよく言いますが、沢田さんの場合は?
J「確かめてみると全部違うね、系統ってもんが、、ないねェ(笑)」
ー向こうを向いてしまった女性を、こっちへ向けようとするタイプですか?
J「どっちかといえば違うでしょうね。説得するとか、こうこうしたほうがいいとか言われて、自分で心に響いたこと、あまりないからねェ。
”やめる?あっそう”という感じで、、去る者は追わずやね。
来たら、、拒まないね、逆に(大笑い)」
文字で書くと、軽く、少々はしゃいだ感じさえ受けるかもしれないが、実際の彼のトーンは、、そんなにうわついたものではなかった。
こちらの質問をまるでゲームのように、静かに楽しんでいるのだ。
ジュリーは、今日もまた、したたかなのである。
J「こっちが色っぽい気分になるときってのは、向こうに気があるってわかったとき。
自分から積極的にやってというよりも、こう、向こうがくると凄い色っぽい感じになれるね。ドキドキしたり、、、。
そのへんが大人じゃないのかもしれんね、、、。
(突然思いついたように)だから、僕なんかひっかけやすいと思うよ!」
ーえっ!?今回のタイトルにしましょうか、それ。”ジュリーはひっかけやすい!”って。
J「ハ、ハ、ハ、いいんじゃない(大笑い)」
ーいくつになってもいい女にはパッと反応したいですか?
J「そうでありたいね。そうでない部分がねェ、、僕なんかありそうな気がするからねェ、、
営業政策上かなんかしらんけど、いつの間にか危険な匂いのする男なんていわれるようになったけど、ほんとはもの凄ゥ安全な男なのよ!(笑)
願望としては、恋愛もスポーツのようにできればいいと思うけどね。あんまり、、
頭ばっかり使う恋より、体を使う恋のほうが、精神的にはええと思うけどねェ」
セクシーさや、危険な色気を売り物のひとつにしている沢田研二にとって”安全な男”の発言はまずいのでは、というこちら側の戸惑いに対して、彼はこう答えた。
J「本当は安全な男なんやって思われてもいいんじゃないの。逆にほら、(急にニッコリして)そう思われてしまったほうがやりやすいとかあるじゃない。
こっちが仕掛けやすいというかねェ。この人は安全だと思わせておいて、ガバッと言ったりなんかしてやねェ
(笑)」
危険な男の安全宣言は、やっぱり危険な匂いがする。
イヤー、女の人に関したこの回は、今とぜんぜんイメージが違いますねェ
今読むと、それはそれで、あの時は,アアだったなあ、こうだったなあ、、なんて、
いろんなことを、書きながら思い出したりして
かえって、とっても新鮮でした。
その記事と共に、載ってたお写真です。
スターには色々なタイプがある。そしてそのタイプを、一言でいうのは不可能に近い。
だが少なくとも「沢田研二」については、次のようにいえそうな気がするのだ。
”プライベートを切り売りしないスター”あついは”プライベートを切り売りしてはいけないスター”だと、、。そこで、、、--
ーとりあえず抽象論、仮定の話ということにしてかまいませんから、女性についてとことん本音を語ってほしいのですが。
J「女の人って、いろんな面をもってないとつまらんなァって思うね。
それも、相反する、矛盾だらけのほうがいいわけで、、、。
いつもいいとこばかり見せようとするのが普通だけど、そうでない部分も平気でというか、、
自然に見せられる人が好きですね。
あほなことしたときに、可愛く見える女の人がいいねェ(笑)」
ー10代、20代、30代と女性の好みは変化しましたか?
J「30才を越えてくると、変に尊敬されたりとかね(苦笑)。
そんなに尊敬されたら恋もできない、なまめかしい関係になれ無いみたいなとこ、あるやん(笑)」
ー沢田さんの場合、対異性では、信号をきちんと守って、手順を追って付き合おうとするタイプでしょうか?それとも、、。
J「そうね。信号でいうなら、、、押しボタン式やね、僕の場合は(笑)
それも、”あァ赤か”って押さんことのほうが多かったね。
”うわァ、車多いしなァ、、これ止めたら悪いかしら”ってね。
そして、すいたところを見はからって渡るという、えらい慎重というか、臆病というか(笑)」
ー嫌いなタイプは?
J「生理的にイヤていうのは、、、ないみたいよ。(いってから笑いだし)
ハ、ハ、ハ。女ならだれでもええのかっていわれそうだね。」
早いもので連載ももう6回。今回の沢田研二は、この半年の間でいちばん若々しく、
少年のようだった。当然、会話も快テンポー。
ーたとえば、いい女と付き合ってるとしますね。そんな時たまたま入ったブティックに、もっといい女がいたら、、。
J「フ、フ、フ(質問の途中から、楽しそうに彼は笑い始めた)」
ーで、そんな出会いを”まァ、しゃあない”って見過ごすほうですか?
J「目移りはするでしょうねェ、僕は。、、、」
「こういう仕事をしてるから押えてるって部分は、もの凄ゥあるよ。
そうでなかったら、どんどこどんどこ本能というか欲望にまかせてやねェ、
次から次へと仕掛けをするかもわからんね。あるいは、なかなか信号のボタンを押さんかもしれんしね(笑)
昔からこういう性格はあったよ。あのね、とにかく自分がいる環境の中で、だれがいちばん好きかって順位をつけるというか、フ、フ、フ。
何でもそうだけど、与えられた環境の中で、精いっぱい楽しむというのは得意なほうやったね。
喫茶店入っても、たとえばお客やウエートレスを含めて、だれがいちばん可愛いとかね(笑)」
ー好きになる女性のタイプは、結果から見ると似ている女性であることが多いとよく言いますが、沢田さんの場合は?
J「確かめてみると全部違うね、系統ってもんが、、ないねェ(笑)」
ー向こうを向いてしまった女性を、こっちへ向けようとするタイプですか?
J「どっちかといえば違うでしょうね。説得するとか、こうこうしたほうがいいとか言われて、自分で心に響いたこと、あまりないからねェ。
”やめる?あっそう”という感じで、、去る者は追わずやね。
来たら、、拒まないね、逆に(大笑い)」
文字で書くと、軽く、少々はしゃいだ感じさえ受けるかもしれないが、実際の彼のトーンは、、そんなにうわついたものではなかった。
こちらの質問をまるでゲームのように、静かに楽しんでいるのだ。
ジュリーは、今日もまた、したたかなのである。
J「こっちが色っぽい気分になるときってのは、向こうに気があるってわかったとき。
自分から積極的にやってというよりも、こう、向こうがくると凄い色っぽい感じになれるね。ドキドキしたり、、、。
そのへんが大人じゃないのかもしれんね、、、。
(突然思いついたように)だから、僕なんかひっかけやすいと思うよ!」
ーえっ!?今回のタイトルにしましょうか、それ。”ジュリーはひっかけやすい!”って。
J「ハ、ハ、ハ、いいんじゃない(大笑い)」
ーいくつになってもいい女にはパッと反応したいですか?
J「そうでありたいね。そうでない部分がねェ、、僕なんかありそうな気がするからねェ、、
営業政策上かなんかしらんけど、いつの間にか危険な匂いのする男なんていわれるようになったけど、ほんとはもの凄ゥ安全な男なのよ!(笑)
願望としては、恋愛もスポーツのようにできればいいと思うけどね。あんまり、、
頭ばっかり使う恋より、体を使う恋のほうが、精神的にはええと思うけどねェ」
セクシーさや、危険な色気を売り物のひとつにしている沢田研二にとって”安全な男”の発言はまずいのでは、というこちら側の戸惑いに対して、彼はこう答えた。
J「本当は安全な男なんやって思われてもいいんじゃないの。逆にほら、(急にニッコリして)そう思われてしまったほうがやりやすいとかあるじゃない。
こっちが仕掛けやすいというかねェ。この人は安全だと思わせておいて、ガバッと言ったりなんかしてやねェ
(笑)」
危険な男の安全宣言は、やっぱり危険な匂いがする。
イヤー、女の人に関したこの回は、今とぜんぜんイメージが違いますねェ
今読むと、それはそれで、あの時は,アアだったなあ、こうだったなあ、、なんて、
いろんなことを、書きながら思い出したりして
かえって、とっても新鮮でした。
その記事と共に、載ってたお写真です。