前回の投稿ネタになったセンター試験問題の続きを。
第6問の問2から。
「ケイタさん」が行った「地域調査」に関して、図3を見ながら・・・
まず、伊達藩領(南)と南部藩領(北)の農業の水利用がどうなっているか、この図3では判りにくいので、『地理院地図』を見ましょう。
伊達藩領側にため池がいくつかあるのがすぐわかります。一方、南部藩領側は水路が整然と走っています(もっともこの水路がいつ造られたのかは地図からは判りませんが)。ということで、「カ」は南部藩領、「キ」は伊達藩領。
次の「ク」側は方形の農地に沿って植樹がされているということですが、地図でいうと、
これのこと。つまり「ク」は伊達藩領。なお、最近はGoogle Mapsのストリートビューの整備が進んで、このあたりでも写真を見られるようになりました。学習には好都合ですね。
※ Google Maps ストリートビュー写真より
このあたり、樹を切っちゃってますね。
ということで、「ケ」は自動的に南部藩領ということに。よって伊達藩領は「キ」と「ク」だから、正解は③。
問3.図1中のA~Cの地点の景観を撮影した写真が、写真1のどれかという問い。
(再掲)
これも写真の状態が良くはありませんが、「サ」は田んぼの中に新しそうな戸建て住宅が並ぶ・・・、「シ」は広めの道路の両側に看板(小売店)が並ぶ・・・、「ス」は道路の両側に屋根付き歩道があり、商店街のようで、奥に見えるのは大型店か? マンションも見える。
ということで、「サ」は郊外の宅地化が進みつつある場所 → A、「シ」は郊外幹線道路沿いにできたロードサイド型の商業地 → B、「ス」は比較的古くに市街化した中心部の商店街 → C、そしてこの組み合わせは①ということに。
これらの場所も、Googleマップのストリートビューで簡単に確認できますね。
「サ」
ここは上空から見ると、こんな感じ
田んぼ1枚単位で宅地開発が進みつつあります。
北上市は、これまで岩手県内では少ない人口増加している都市でした。2005年と2010年の国勢調査で見ると減少してしまいましたが(リーマンショックの影響で企業撤退があったか?)、2015年国勢調査の速報値で見ると、再びわずかですが増加したようです。こうした人口増加は、北上市の行政が企業誘致や支援を積極的に行ってきたことと深く関連しており、それが次の問4のデータに表れています。
それから、
「シ」
ここは国道4号ではなく、それと交差している国道107号側になります。
「ス」
ここは本通り商店街で、奥に見えるのはさくら野百貨店です。
Googleマップ、すばらしい!!
今日はここまでにしておきます。
次の問いに関連して、いくつか地図を用意しようと思い立ちましたので。
第6問の問2から。
「ケイタさん」が行った「地域調査」に関して、図3を見ながら・・・
まず、伊達藩領(南)と南部藩領(北)の農業の水利用がどうなっているか、この図3では判りにくいので、『地理院地図』を見ましょう。
伊達藩領側にため池がいくつかあるのがすぐわかります。一方、南部藩領側は水路が整然と走っています(もっともこの水路がいつ造られたのかは地図からは判りませんが)。ということで、「カ」は南部藩領、「キ」は伊達藩領。
次の「ク」側は方形の農地に沿って植樹がされているということですが、地図でいうと、
これのこと。つまり「ク」は伊達藩領。なお、最近はGoogle Mapsのストリートビューの整備が進んで、このあたりでも写真を見られるようになりました。学習には好都合ですね。
※ Google Maps ストリートビュー写真より
このあたり、樹を切っちゃってますね。
ということで、「ケ」は自動的に南部藩領ということに。よって伊達藩領は「キ」と「ク」だから、正解は③。
問3.図1中のA~Cの地点の景観を撮影した写真が、写真1のどれかという問い。
(再掲)
これも写真の状態が良くはありませんが、「サ」は田んぼの中に新しそうな戸建て住宅が並ぶ・・・、「シ」は広めの道路の両側に看板(小売店)が並ぶ・・・、「ス」は道路の両側に屋根付き歩道があり、商店街のようで、奥に見えるのは大型店か? マンションも見える。
ということで、「サ」は郊外の宅地化が進みつつある場所 → A、「シ」は郊外幹線道路沿いにできたロードサイド型の商業地 → B、「ス」は比較的古くに市街化した中心部の商店街 → C、そしてこの組み合わせは①ということに。
これらの場所も、Googleマップのストリートビューで簡単に確認できますね。
「サ」
ここは上空から見ると、こんな感じ
田んぼ1枚単位で宅地開発が進みつつあります。
北上市は、これまで岩手県内では少ない人口増加している都市でした。2005年と2010年の国勢調査で見ると減少してしまいましたが(リーマンショックの影響で企業撤退があったか?)、2015年国勢調査の速報値で見ると、再びわずかですが増加したようです。こうした人口増加は、北上市の行政が企業誘致や支援を積極的に行ってきたことと深く関連しており、それが次の問4のデータに表れています。
それから、
「シ」
ここは国道4号ではなく、それと交差している国道107号側になります。
「ス」
ここは本通り商店街で、奥に見えるのはさくら野百貨店です。
Googleマップ、すばらしい!!
今日はここまでにしておきます。
次の問いに関連して、いくつか地図を用意しようと思い立ちましたので。
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