マリヤンカ mariyanka

日常のつれづれ、身の回りの自然や風景写真。音楽や映画や読書日記。手づくり作品の展示など。

2011年3月

2018-03-11 | Weblog
何十年前の今日、
あるいは何年前の今日、
過去のある日、
何か重大なことが起こり、
それが「今」をつくり、
「今」が「未来」をつくる。
2011年3月11日は、
世界を、日本を、どう動かしてきたのか、
世界はどう変わり、
日本はどう変わらなかったのか。


戦争を画策し、遂行し、
さらに敗戦が明らかになっても、
ただただ自分たちの保身の工作のために、
終戦を遅らせて、
何十万人、何百万人もの人々の命を虫けらのように見捨てて奪った当時の日本の政府、軍部
そしてマスコミ、科学者や文学者や教育者や音楽家や画家たち、
及びその追随者たちの戦争責任を
自分たち自身できちんと追及できなかったことが
「今」を作っていると
痛切に感じる今日この頃です。
原発の事故後の日本で、まったく同じことが起こっていると感じるからです。


自分たちの暮らしのために、
他人を犠牲にしても平気。
基地の町も、原発も、ダムに沈む村も、
公害で苦しむ人たちのことも、
都市の発展のため、
国の発展のためにしょうがない、
という考え方が蔓延していると思えるのです。


歴史の事実を無視して、
空っぽの自分の都合のいい物語にくるまっている。
それがやがて自分の首を絞めることになることに気が付かないのは、
歴史的な視点と、広い視野を持つことができないからだと思います。


2011年3月の今日のことを思い起こして考えることは、
とても大切なことだと思います。
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