MARI’S ROOM

左利きの まり が考えたこと

直す治す

2005-03-26 17:27:24 | 左利き
左利きの子供に、右手を使わせようと奮闘する人がよくいるようですが、される方の子供にとっては、右使いを押しつけられ、変えさせられているだけだと感じます。
右手を使わせようとする時に「大人になって困るから」と、よく言うようですが、左手を使って大人になり、今思うことは、むしろ
  小学校を乗り切れば、あとはほとんど困らない
ということです。
大人になって、恥ずかしい思いもした事はありません。

「右側に短い紐でくくりつけられた鉛筆」…こういう、わざわざ作り出された特殊な状況では、さすがに不便しますが、これは本当にわざわざ作られた状況です。
ちょっと長い紐にするとか、鉛筆に紐を付けるのをやめるか。
その程度で解決するのに、わざわざ右利き専用に作った状況です。

自然に右を使うよう誘導して、右使いに変わる子は、最初から左利き度があまり強くなかったのだと思います。
左利き度が強いと、たとえ一旦右を使うように無理強いしても、右手のちょっとしたケガなどの小さなきっかけで、左使いが復活することが多いようです。

左利きは直すとか治すとかいうものではないと思っています。
「矯正」も、不正な歯並びを正しい歯並びにするときに使うような言葉で、不適切だと考えています。
「右を使うように変えるのが正しい」という前提で考えてるから、「直す」という言葉が出てくるのでしょう。
「ちゃんと」右を使わないのは正しくない、と親が考えていれば、じわじわと以心伝心で伝わってきます。これは、子供にとっては自分の行動の基本を否定されるということです。
自分の行動の基本を否定された思い出は、子供の心の奥にしっかりと残ります。