ニッパツ三沢球技場(Bグラウンド)

凶悪系育児ブログ。ほんのりJリーグテイスト。

横浜M2-4広島

2009-03-07 | 観戦日記(マリノス)
自陣ゴール前で、清水がルーズボールを追う際、お洒落にスルーして敵をかわします。
が、ひとりかわす隙に別の選手が眼前に!Σ(゜Д゜;)
この大ピンチに・・・

 「びぇぇぇっ!!(>_<)」

大泣きの息子。

やっぱり泣きやませるには勝つしかない!

というところで、右サイドからの崩しからうまく抜け出した渡邉千真がうまーくファーサイドに流し込んで先制!
ルーキーが決めたぞー。
早稲田のエースストライカーがきっちりと決めてくれましたョ!
スタンドでも「やったな後輩!」と声援をかけられました! ・・・いや直接は何の縁もないが。笑
ブラボー、カズマ! その名の通り、マリノスで一千ゴール決めてください。

で、ほんとに泣きやみました。


さて、前半3分と早々先制したマリノス。最初の10分はなかなかよいパス回しを見せます。スタメンは昨年と引き続き、という印象がぬぐえませんが、うまくまわってるんじゃない?
なんて思っていたら、セットプレーの流れからオフサイドトラップのミスかあっさりと相手の選手数人にフリーで抜け出され、DF槙野の同点弾を浴びたのでした。

・・・ちび号泣。笑


2階席最上部の通路に出ると、遠くまでよく見えます。大泣きだったおちびも、大好きなブーが見られて大満足。たまにもっと大好きなバスも通るしね。もう大興奮ですよ。

大興奮の最中の24分、左サイドをミキッチに破られる。このひと、なんか粘着質なドリブルを披露して、なかなかうまく防ぐことができないでいますが、このときもゴールライン沿いで粘り腰の突破。
中央に折り返したところにDFが殺到すると、広島の選手がスルーするー。。。
その背後には、どどどどどフリーの佐藤寿人が・・・。

逆転ゴールにスタンドは怒号が渦巻き、おちびさん再度の大号泣です。


10分すぎからは、完全に中盤を支配されてしまっているのです。逆転は相当厳しいんじゃないかとすでに思わせる状況。
特にひどいのはピッチ中央に陣取る長谷川アーリアジャスール。なんというか・・・心技体がバラバラ? ひとことで言うと、プレーが軽い。球際の粘りがないから、相手のドリブルにアプローチしても絡んだあと相手の足もとにボールが転がる。逆に、自分がボールを持ったときにはあっさりと倒されてノーファウルでボールを奪われる。
コーキチは「コンディションがいい選手を11人選ぶ」と言っていたけれど、今日のアーリアジャスールは控えめに見ても〝コンディションの悪い日の奥〟。そのうち心配性になってしまうのかパスは臆病なバックパスや横パスばかり。
展開できない、守れない。
こんなボランチがピッチ中央にいたら、そりゃあ攻撃も停滞するってものです。

もうひとつの停滞要素は右サイド。
ハユマが抜けた後は清水が埋めているけれど・・・。
攻撃のときには、清水は常にDFラインの裏を狙う。と、最前線には3トップ+清水が陣取り、しかもCBの栗原がそうそう上がれるワケはないので、右サイドが無人。
これでは右サイドにボールを展開できない。で、真ん中でごちゃごちゃやっているうちにアーリアジャスールがボールを取られる。そうするとがら空きの右サイドに相手が進出してきて、マリノスの選手がそこに詰めると逆サイドがフリーになって・・・

このパターンで、38分には柏木に決められます。
今日のプレーぶりからすると絶望的な3失点目。

守備でこれだけ負担をかけているならせめて攻撃で活躍してくれればいいのに清水。
でも、清水が出すパスはほとんどすべて味方につながらないのです。フォローが少ないといえばそれまでだけど・・・それならハユマのほうがなんとかしたぜ?

あまりのボロボロぶりに、相手ゴール前で兵頭が傷んでいるあいだに、まったく心配することもなく中澤と松田が小椋とアーリアジャスールに指示を出している。
そりゃそうだよねえ。
このベテラン2人の熱意が、後半につながればいいのだけれども。

せめて1点差にしておきたい前半、最大のチャンスは相手のバックパスがGKの逆を突いた瞬間でした。笑
しかしボールはポスト直撃ののち外側にはずれ、マリノスの選手が詰める前にGKが外に蹴り出した。
運が味方しないねえ。


後半スタート前に、ピッチに目を凝らす凶悪席にて仲間たちが口々に言う。
 「茶色いのいないな!?」
 「茶色いのいないよな!?」
おお、アーリアージャスールがout!
と喜んでいると、なんと後半開始早々から2人同時に投入だ。
  アーリアジャスールout→坂田in
  小椋out→山瀬(兄)in
 「小椋じゃねえよ! 清水だよ!」
・・・たしかに。

右サイドの大穴は残ったままですが、まあダメだと思って早々に大胆な入れ替えをしたことだけは認めてやるぞコーキチ。最初からそうしろって感じですが。

で、坂田と山瀬(兄)が渡邉カズマとともに3トップを務め、3トップを形成していた兵藤と狩野がWボランチを構成します。
・・・・・・FWがボランチをします。笑

ただ、3-4-3の守備時の課題は3バックの脇のスペースをどう埋めるか。右の清水がその役割をまったく担えていない。左の田中ユはミキッチに押されっぱなし。
しかもDFラインは3バックで1トップ2シャドーとマッチアップするので人数的に3バックの基本発想「1人余らせて守る」ことができないうえに、2シャドーが中盤から飛び出してくるので捉えきれない。
また前線からの守備という意味では、3トップで3バックにあたることになる。しかし、DFラインまで引いてボールを引き出すボランチの森崎に対して、こちらは中盤4枚をボックス型に配置しているので捕まえられない。
もう何もかもが後手後手。
この構造的欠陥をなんとかしないことには、そうとう厳しい戦いが後半も待っている・・・。


それでも最初は、やっぱり勢いがあります。がんがん攻めます。
でも、やっぱりFWがボランチを務めているくらいですから(いや、ふたりとももともとFW務めているのがおかしいっつー・・・)、守勢にまわると脆いです。

で、おちびと会話しているあいだにストヤノフのFKが直接ゴールに叩きこまれてました。
ぽかーん。
しゅーりょー。


このあとは、さすがに攻める必要のない広島に対してマリノスが試合を支配しますが、でも決定機は佐藤寿人ひとりのカウンターに頼る広島のほうが多そう。
うわー。
坂田も山瀬(兄)も、スタメンじゃなかったのはほんとうにコンディションが悪かったからじゃないかと思わせるほど、ドリブル突破にキレがありません。
が、ほとんど単独突破を強いられているので、キビシイところ。

そうこうするうち、ピッチサイドに背の高いひとが登場。
 「どっちののっぽだ?」
 「DFのほうか? FWのほうか?」
  68分、兵藤out→金根煥in
DFのほうでした。

CKをゲットした瞬間に投入された金根煥を相手が気にしたのが勝因か、このCKを栗原がヘッドでずどん。
なんとか1点差に詰め寄ります。
ウチのちびはランチのブロッコリーに夢中ですが。笑


でも、この直後に広島が猛攻。なんとかGK榎本2号が捌きまくりますが、これでまた勢いも消え失せてしまった・・・

金根煥をトップに入れたところから、4-4-2にシフト。
しかし右SBに栗原を入れても効果的なクロスは期待できず、狩野が低い位置から試合を組み立てるような格好になってしまって威力半減。
清水がうっかり打ったミドルシュートがポストにあたったところに、ボランチからがんばって詰めていた狩野が触ればゴール・・・という展開もあったものの、あと数cm足りないという不運。

・・・まあ、これで勝てたらサッカーの神様もいぢわるですよ、むしろ。

たまにうまくボールがつながることもあるけれど、あと一歩の技術が足りない。
渡邉カズマも、ここでボールがおさまれば、というところで痛恨のトラップミスをしたり、山瀬(兄)もいつもだったら抜けそうな展開で引っかかったり、シュートをふかしてしまったり・・・

ロスタイム4分、これで1点くらい・・・とも思いましたが、広島の巧みなボールキープを眺めて終了しました。


ふう。
後半、ウチのチビは泣きませんでした。
それくらいがよかったところ? 前半、アーリアジャスールへの野次で泣きじゃくっていたけれど・・・途中で、自分が怒られているわけじゃないと気付いたんでしょうか。笑


いやあ。
渡邉カズマのゴールだけが今日の収穫です。
あとは、エノモト2号の「カズマに悪いことをした」というコメントに今後への期待を託します。お互いを思いやる気持ちが、チームを好転させてくれますように・・・。

開幕!

2009-03-07 | きょうのできごと
いよいよJリーグが開幕です!
これを機に、弊ブログもマリサポブログっぽくなっていくとよいのですけれど…

なにせ、1年ぶりの生観戦ですからね!
年チケ持ってて1回しか見に行かなかった昨期の二の舞にならないようがんばりたいです。笑


あ。
今期は、昨期あまりにも試合を見ていないため、選手名鑑はつくれませんでした悪しからず。