まりねこの足あと

映画、美術展の感想を書こうと始めたものの、いつの間にかアニメ感想&グッズ中心となったブログ。

スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師

2008-02-04 00:01:27 | 映画
巷では「グロい」、「残酷すぎて、耐えられない」と評判が悪いですが、
大人向けの超ブラック・コメディーという意味で、ストーリーには飽きませんでした。
「スウィーニー・トッド」とは、イギリスにおける都市伝説の一種なのですね。
詳しくは、こちら。

時は19世紀、妻子と幸せに暮らしていた理髪師・ベンジャミン・バーカーは、
美しい妻に目を付けた悪代官に無実の罪を着せられ、島流しに・・・
復讐を胸に秘め、泣く子も黙る殺人鬼「スウィーニー・トッド」として復活するのですが、
以前と同じ場所に開業するのは、素性バレバレやん

部屋の賃貸人でもあるミセス・ラベットが持ちかけた計画は、
トッドが殺した人間の肉をパイの中に混ぜること!
トッドは証拠の隠滅が出来、ラベット夫人は原料調達に苦労しない・・・けど、
これって単なる殺人よりも、罪深い行為よね

トッドがお客さんを殺す場面は、それはそれは直視出来ない残酷なものですが、
それでも彼を責められないのは、家族への愛が今でも失われていないから。
だからといって、腕が鈍らないように関係のない赤の他人を殺しまくるのは、
褒められた行為ではないけれど・・・
それにしても歌って、残酷さをかなり軽減する効果があるのですね。

ジョニーの歌い方は、やや押さえ気味だったせいか、
ミュージカルという印象は強くはなかったですね。
子役の少年は、ウィーン少年合唱団の子供のような澄み切った歌声でうっとり

今後、またティム・バートン×ヘレナ×ジョニーのトリオで、
エキセントリックな映画が製作されるのかな


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