注意欠陥多動性障害 １

注意欠陥多動性障害（ADHD）
　　　　　　　　（参考記事　こちら→（教育的定義））

１　病態

　　仮説
　　実行機能系回路と報酬系回路が関与している。
　　実行機能の中でも、抑制機能の障害が中核とされる。
　　
　　ＤＳＭ-4-TRでは、
　　　不注意優勢型、多動性‐衝動性優位型、混合型
　　　の3タイプに分類される
　　混合型、不注意優勢型、の順で多い。

　・多動性‐衝動性優位型
　　　男児に多い。
　　　反抗挑戦性障害 → 行為障害へと進展を示す場合がある。
　　　（外在化障害）

　・不注意優勢型
　　　性差は明らかでない。
　　　不安障害、気分障害など、非社会的行動へと進展する場合がある。
　　　（内在化障害）


２　治療
　　
　　ＡＳＤ/ＰＤＤと同様に、
　　よい自己像、肯定的な有能感の確立が極めて重要。

　　しかし、
　　日常生活の否定的体験の積み重ねが、自尊感情の低下をきたし、
　　それが、反抗・攻撃性や自己像の低下を助長し、
　　不適応行動を増大させる悪循環がおこる。
　　
　　結果、さらなる二次障害として、
　　外在化障害や内在化障害に進展しやすい。

　　人格形成にも大きな影響を及ぼしかねない。

　治療の主眼は、　
　　二次障害への進展を極力予防すること。


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『上、見たけど、別に何にもなかった』

再びこちらを見るマリン。

昨日の記事の画像の続き。
昨年７月、夕方、ベランダにて。