まりんの和わーるど

日々の暮らしのなんでもないことを綴ってます。家事や育児について、あとは映画・本などの感想を書いてます。

姑獲鳥の夏

2006-03-27 12:11:13 | 映画・本の感想
京極夏彦の小説の映画化。
私はこの人の作品が大好きで、もう何度も読み直している。
(本が分厚すぎていつも肩こりしちゃうけど・・・。)
だから、映画化されたときも、「絶対映画館に行くぞ!」と思ってたんだけど、結局いけなかった。
だから、レンタルビデオを観るのをとても楽しみにしていた。

で。
映画鑑賞。

うーーーーーーん。
小説と映画はまったく別物と考えたら、映画の中だけでは話が難しくって説明しきれてないところがいっぱいあったと思う。
小説ありきの映画として見ると、キャスティングに結構違和感が・・・。性格も小説とはちょっと違うよなー。
まー、関口先生のぐるぐるした頭の中は、なんとなく映像化されている気がする。
だけど・・・。
やっぱり小説の映画化って難しいよな。

映画だけを観た人には、あんまり意味がわかんないんじゃないかな。
奥が深いもんなー、京極ワールドは。

映画の評価はC。


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2 コメント

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ちょっと、興味あるかも・・・ (ぴよ)
2006-03-27 18:46:48
京極さんの小説を映画化するのは難がありそうだとは思っていました。やたらに難しく、しつこい伏線が、最終的に統括されてしまうのが京極ワールドの醍醐味ですし・・・。2時間弱では収まらないでしょう。

ちなみに私が好きなのは、おそらく、100%映画化不可能な「鉄鼠の檻」です。





ちょっと、傾向は違いますが、「嗤う伊衛門」はDVDを観ましたよ。

まずまずだったと思いますけど、原作を読んだときの感動には程遠かったです。

涙ぼろぼろで、本がぐちゃぐちゃになってしまいましたから。

おどろおどろしていながら、生粋の純愛ストーリーを仕上げる文章力は、やっぱりスゴイ!!
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ぴよさん (まりん)
2006-03-27 23:10:02
「鉄鼠の檻」がお好きなんですねー。あれはかなり深い作品ですよね。結構難解だし。映画化は不可能でしょうね・・・

私は「絡新婦の理」が好きです。初めて読んだ時衝撃を受けました。

「嗤う伊衛門」も映画もまあ面白かったですが、やはり小説は深いですよね~。

すれ違う愛情が、哀しかったです・・・。
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