温泉からでて、体を拭いてたら、ちょっと前に上がってたおばあちゃんが気分悪くなったみたいで、床に寝せられてた。
おばあちゃん達は5人くらいの集団で、みんな周りを取り囲んでちょっとおろおろしてた。
「のぼせたんかな?」と思いながら、着替えて、髪を乾かしてた。
でも、そのおばあちゃん、一向に回復する気配がなく、顔色も真っ青。
そしたら、なんと母が颯爽とおばあちゃん集団のなかに入っていき、
「頭を下げて、足を高くした方がいいですよ。」とアドバイス。
おばあちゃん達がわらわらとバスタオルを取りに行って、足の下にいれて足を高くした。
それから、看護婦さんのように(看護婦さんだけど)声をかけながら服を着せ始めた。
ぐったりして、ちゃんとしゃべれない人相手に、服を着せるのって難しそう。
私は何をしたらいいか分からなくって、ただ見守っていただけだけど、
母はてきぱきと洋服を着せ、「水分をあまりとってないのでは?」とか「ご飯も規則正しく食べてないのでは?」とか周りの人にいろいろ聞いてた。
叔母は、母は占い師のようだったと言ってた・・・。
ちょっと顔色はマシになったけど、やっぱり吐き気はおさまらないし、いつまでも誰かが付き添っているわけにはいかないので、救急車を呼ぶことになった。
おばあちゃんの一人が手帳を持って近づいてきて、「お名前を教えて下さい」と言ったけど母は、「こういうことはお互い様だから」といい、叔母は「名乗るほどの者じゃありません」と言って笑いを取ってた。
救急車を呼んでホンの数分で救急隊員が来た。
血圧を測り、持病の有無を聞き、何度も名前を呼びながら話しかけてた。
それからそのおばあちゃんは担架に乗せられ、救急車で運ばれていった・・・。
ただの湯あたりだから、しばらく時間がたつと大丈夫だろうということだった。
それにしても、一社会人としての母を垣間見れた貴重な体験だった。
ああいう場面で、てきぱき動けて、周りの人を安心させてあげられるのって、ほんと、カッコいいと思う。
今は、看護婦として病院勤務してるわけじゃないのに、ああやって人の看護が出来るのはすごいなー。
「やっぱり、ホンマに看護婦さんやったんやなー」と思った。
おばあちゃん達も口々にお礼を言ってた。(「看護婦さんがいてくれはってよかったー。」、とか「運が良かった。」とか、「私らだけでは、どうしたらいいかわからんかったわ」とか。)
ああいう場面で、人を助けて、感謝される技術を身に付けてるのって、ほんとすごいことやな。
母を尊敬しなおしたわ。
ちょっと私もなにか人を助けるための技術を身に付けなあかんなー。
家庭の応急医学みたいなの。
こんな世知辛い世の中で、ああやって人助けをする人を久々に見た。
わが母君ながら、すごいと思う。
拍手
そして、お疲れさま。
おばあちゃん達は5人くらいの集団で、みんな周りを取り囲んでちょっとおろおろしてた。
「のぼせたんかな?」と思いながら、着替えて、髪を乾かしてた。
でも、そのおばあちゃん、一向に回復する気配がなく、顔色も真っ青。
そしたら、なんと母が颯爽とおばあちゃん集団のなかに入っていき、
「頭を下げて、足を高くした方がいいですよ。」とアドバイス。
おばあちゃん達がわらわらとバスタオルを取りに行って、足の下にいれて足を高くした。
それから、看護婦さんのように(看護婦さんだけど)声をかけながら服を着せ始めた。
ぐったりして、ちゃんとしゃべれない人相手に、服を着せるのって難しそう。
私は何をしたらいいか分からなくって、ただ見守っていただけだけど、
母はてきぱきと洋服を着せ、「水分をあまりとってないのでは?」とか「ご飯も規則正しく食べてないのでは?」とか周りの人にいろいろ聞いてた。
叔母は、母は占い師のようだったと言ってた・・・。
ちょっと顔色はマシになったけど、やっぱり吐き気はおさまらないし、いつまでも誰かが付き添っているわけにはいかないので、救急車を呼ぶことになった。
おばあちゃんの一人が手帳を持って近づいてきて、「お名前を教えて下さい」と言ったけど母は、「こういうことはお互い様だから」といい、叔母は「名乗るほどの者じゃありません」と言って笑いを取ってた。
救急車を呼んでホンの数分で救急隊員が来た。
血圧を測り、持病の有無を聞き、何度も名前を呼びながら話しかけてた。
それからそのおばあちゃんは担架に乗せられ、救急車で運ばれていった・・・。
ただの湯あたりだから、しばらく時間がたつと大丈夫だろうということだった。
それにしても、一社会人としての母を垣間見れた貴重な体験だった。
ああいう場面で、てきぱき動けて、周りの人を安心させてあげられるのって、ほんと、カッコいいと思う。
今は、看護婦として病院勤務してるわけじゃないのに、ああやって人の看護が出来るのはすごいなー。
「やっぱり、ホンマに看護婦さんやったんやなー」と思った。
おばあちゃん達も口々にお礼を言ってた。(「看護婦さんがいてくれはってよかったー。」、とか「運が良かった。」とか、「私らだけでは、どうしたらいいかわからんかったわ」とか。)
ああいう場面で、人を助けて、感謝される技術を身に付けてるのって、ほんとすごいことやな。
母を尊敬しなおしたわ。
ちょっと私もなにか人を助けるための技術を身に付けなあかんなー。
家庭の応急医学みたいなの。
こんな世知辛い世の中で、ああやって人助けをする人を久々に見た。
わが母君ながら、すごいと思う。
拍手
そして、お疲れさま。