装飾吊り看板とドイツの街

2013-09-09 21:13:35 | 旅行 ・ 装飾吊り看板

 

 

  こんにちは

  東京オリンピック開催、決まりましたね。

  わたしも夜明けに起きて、TVで決定の瞬間を見ました。

  

  7年後、身近に世界がやってくるという、考えてみればすごいビッグイベント。

  いろいろ問題もありますけど。

  どうしても閉鎖的になりがちな島国ですので、日本で開催することが、将来のこの

  国を担う若い人たちや子どもたちにどれだけの刺激やカルチャー・ショックや世界

  への展望を与えるか、想像するだけでも楽しくなります。

  大人たちから子どもたちへのビッグプレゼント、でもありますね。

  

  さて、今日はドイツの装飾吊り看板とその街の様子などをお届けします。

  装飾的な吊り看板が最も多いのは、なんといってもドイツやドイツ周辺の国です。

 

  一枚目はニュルンベルクで撮った、吊り看板。

  ぶどうの装飾が付いていますけど、これはワインのお店(酒場)の看板です。    

         

  このように鳥の口ばしに看板(葡萄)をくわえているように吊り下げるデザイン

  は、ヨーロッパではもっともポピュラーな吊り看板です。

  この後にも、またご紹介しますけど。

 

  上の看板のあったニュルンベルクは、ドイツ中央部のやや南のほうに位置しており、

  中世からの伝統のある都市です。

  ワーグナーの楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」や映画「ニュルンベルク

  裁判」の舞台としても有名な街。 

      

 

  そして、ニュルンベルクの人気観光スポットであるカイザーブルク城。

  一風変わった、メルヘンな中世のお城でした。

       

 

  下の写真も、同じニュルンベルクで撮った美容院の吊り看板です。

  装飾吊り看板の目的は、お店の飾り兼目印。

  庶民が字が読めなかった時代に、看板の特徴でお店を覚えた名残りだそうです。

  髪とハサミが入っていますので、美容院、散髪屋さんと分かりますね。

  こんなに分かり易い吊り看板は、むしろ珍しかったです。  

       

  

  ローテンブルクの街に、やはり美容院兼理髪店の吊り看板を見ました。

  上のに較べますと、これだけでは何のお店なのかさっぱりわかりません。

  むしろ何のお店か分からないような吊り看板のほうが多かった。 

       

 

  そのローテンブルクはドイツ南部、ロマンティック街道沿いにあり、「中世の宝石箱」

  と呼ばれているメルヘンな街。 ドイツ人はメルヘンが大好きです。

  さっきと同じく、鳥の口ばしがくわえている吊り看板がたくさん掛かっていました。

     

 

  最後に、バンベルクの街に掛かっていた吊り看板です。

  これもまた、鳥の口ばしにぶら下げているパターン。 ワインの瓶ですね。

  ワインレストランです。

       

 

  ドイツはビールが有名で、このバンベルクもビールの名産地なんですけど、ワイン

  のほうも有名で、ドイツワインのファンも多いそうです。

  8月7日のブログ「葡萄の吊り看板」でもご紹介しましたように、ドイツには葡萄の

  生産地が多いのでワインの名産地でもあるのです。

 

  このバンベルクはドイツの中央部にあり、街の中をレグニッツ川が流れていて、

  「ドイツの小ベニス」などとも呼ばれています。   

       

 

  下は、やはりバンベルクにある聖ミカエル教会。 修道院です。

        

 

  今日は、ドイツのニュルンベルク、ローテンブルク、バンベルクの三都市で見かけ

  たワインのお店と美容院などの吊り看板をご紹介しました。

  ドイツ語圏には、~ベルクとか~ブルクとついた地名が多いのですけど、ベルクは

  山という意味で、ブルクは城塞という意味です。

  名前だけでどんな街かわかります。

  さっきのローテンブルクなどは、中世に街の周りを壁で囲んで攻め入られないよ

  うに防御した中世の城塞がまだ残っていました。

 

 

                             

  

 

 

 

 

 


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