麻里布栄の生活と意見

小説『風景をまきとる人』の作者・麻里布栄の生活と意見、加えて短編小説。

生活と意見 (第612回)

2018-06-17 16:02:36 | Weblog
6月17日

「こういう私からすれば、人食い鬼の話は、私にとっての真実の意味を解き明かしてくれるカギのひとつに感じられた――だから「真実」という言葉がついて出た、というわけです。」――と、前回書きましたが、ではなぜ人食い鬼の話が真実の意味を解き明かしてくれると自分は感じるのか、についてはなにも説明できていないですね。ここにはやはり飛躍があり、説明不能なところがあると感じます。いえるのは、私の心の中に、「真実は、人間が作った法律のようにゴテゴテしたものではなく、ごくシンプルな言葉で書かれたイメージの中にある」という期待、というか、極端にいえば信仰があるということでしょう。やはりいきつくところは信仰か。

たぶん、かなり疲れています。
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