まりっぺのお気楽読書

読書感想文と家系図のブログ。
ゆる~い気持ちでお読み下さい。

『愛国殺人』詳しくは言えなくて・・・

2009-02-28 01:38:43 | アガサ・クリスティ
THE PATRIOTIC MURDERS 
1940年 アガサ・クリスティ

この『愛国殺人』という題名の説明を詳しくしちゃうと犯人が分かってしまうので…
どうやって書き出したらいいか悩んでいます
『古畑任三郎』みたいに犯人を明かしとくという手もありますが
読み進むうちに謎解きをするという面白さが半減ですものね。

事件はポアロが通っていた歯医者が銃で頭を撃ち抜いて死んだことから始まります。
その後、歯医者が死んだ日に治療を受けた患者が毒薬で死亡したことが判明し
薬を間違えたことに気がついた歯医者が自殺したのでは? ということになるのですが
ポアロはもちろん納得いかないんですよね。

でもなぁ、登場人物やあらすじを紹介すると犯人が分かっちゃうんですよね。

じゃあ、単純な事件なんだ! と思われるかもしれませんが、違うんです。
確かに犯人が分かってからは、この人物に辿り着くべきであったということが
ハッキリしてくるのですが、別々の4つの事件が入り組んでいていて
(患者名簿の中のひとりの婦人が死体で見つかり、ひとりの男性が銃で撃たれる
 殺人未遂事件がおこるのです)
どう繋ぎ合わせていくのか、はたまた繋がっているのか? うずうずしますよ。

私、アガサ・クリスティの推理小説は早く結末に辿り着きたくて急いで読むのですが
この本は特にそうでした。
途中でだいたい目星はつきますけど、それでも最後まで面白さは衰えません

ヒントを出すとしたら…
この物語の終わりにポアロが犯人に「無駄な命などひとつもないんですよ」と
説くところがあるのですが、きっとこの犯人には理解できないでしょう。
自分のためじゃなく、国のためにやったと思ってるんだからね。
あら、大ヒントを書いてしまいました

ポアロの怒り大爆発!
読んでみたいな!という方は下の画像をクリックしてね



ドラマも見応えあり!でした
見てみたいな!という方は下の画像をクリックしてね


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