まりっぺのお気楽読書

読書感想文と家系図のブログ。
ゆる~い気持ちでお読み下さい。

スコットランド王ジェイムズ1世王女 ジョアン

2015-11-11 23:12:03 | スコットランド王妃・王女
身振り手振りで会話した王女
ジェイムズ1世王女 ジョアン・スチュワート
初代モートン伯ジェイムズ・ダグラス夫人


1428~1486

ジェイムズ1世とジョアン・ボーフォートの三女ジョアンは、生まれつき耳が聞こえず
“ 沈黙の貴婦人 ” として知られていました。


ジョアンは、17歳までスコットランドで教育を受けていましたが
当時は聾唖者に対するちゃんとした教育がありませんでしたので
手話というより、身振り手振りという受け取られ方をしていたと思いますし
いつも接している一部の人にしか解らなかったかもしれません。
また、公の場でそのように会話することは、無礼なことだと見なされていたようです。

ひとくちメモ
手話は、1760年にフランスの神父が聾唖学校を設立して教育を行っていた際に
そこで読み書きを学んでいた人々がサインを出し合って作り上げたものだそうです


12歳ぐらいでアンガス伯ジェイムズ・ダグラスと婚約しましたが
アンガス伯は、ジョアンが姉マーガレットに会いにフランスに行っている間に
亡くなってしまいます。

マーガレットが亡くなった後、王太子ルイ(11世)との結婚話もあったようですが
意思表示が十分できないということで実らなかったようです。
でも、実らなくってよかったと思うわ。

ジョアンは12年ほどスコットランドには戻らず、フランス宮廷か
姉のイザベラがいるブルターニュで過ごしていました。
後にハプスブルク家に嫁ぐ四女エリナーも一緒だったので、心強かったでしょうね。

フランスでの婚活はうまくいかなかったみたいで、29歳の時
スコットランドに呼び戻されダルケイス男爵ジェイムズ・ダグラスと結婚します。
けっこう晩婚ですね。
ジェイムズ・ダグラスはジョアンの2歳年上で初婚です。
この結婚でモートン伯爵に叙されています。

ジョアンとジェイムズ・ダグラスは、ジョアンの弟ジェイムズ2世から説得されて
結婚しましたが、仲睦まじさで知られています。
亡くなったのも同じ1493年で、ジョアンが4ヶ月夫に先立って亡くなっています。
肖像画の変わりに載せているのは二人の棺です。
仲良く並んでいますね。

(参考文献 Wikipedia英語版)

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