まりっぺのお気楽読書

読書感想文と家系図のブログ。
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フランス皇帝ナポレオン1世愛妾 エレオノール

2009-10-20 02:04:25 | 王の寵姫・愛妾
ジョセフィーヌの安泰を打ち砕いた女性
エレオノール・ドニュエル


1787~1868/愛妾 1806

ナポレオンとエレオノールの関係は一瞬芸で終わっていまして
彼女自身はとりたてていうほどの女性ではないのです。
しかし、エレオノールが子供を生んだことがジョゼフィーヌ の未来をぶちこわす!
そんな女性でありました。

エレオノールはプレーニュの中流家庭の生まれで、美しい娘でした。
18歳の時に陸軍士官ジャン・フランソワ・ラヴェルに嫁ぎますが
3ヶ月後に夫が詐欺罪で逮捕され離婚することになりました。

      

そんなエレオノールをナポレオンに引き合わせたのは、ナポレオンの妹カロリーネ。
ナポレオンの要望かもしれませんが、実はナポレオンの家族はジョゼフィーヌが大嫌い!
なんとかして別れさせたいと女性を紹介していたのかもしれません。

1年後にエレオノールが男の子を産みました。
これはナポレオンにとってものすごい自信になります。
今まで子供ができないのは自分のせいだと思っていたら、自分じゃなかった!!
ってことで、ジョゼフィーヌと別れて若い女性と再婚することにしちゃいました。

ナポレオンは特にエレオノールが好きだったわけではなく
相手になってくれるなら…てな感じでつき合っていたようで
子供が生まれた後は会おうともしませんでした。 ひどいね

エレオノールは金銭的な援助と家と、そして中尉オージェを結婚相手に与えられます。
しかしオージェは1812年のロシア遠征の時に行方不明になります。

1814年にルクセンブルク伯シャルルと再々婚。
しかし結婚生活はあまり幸せではなく、加えてナポレオンとの間に生まれた
息子レオンはギャンブル好きで借金まみれという放蕩息子でした。
老後は安泰だったそうですが…
80歳で亡くなりました。

名もなき愛人が歴史を変える! というのは大げさですが
自分もどこかで世界の何かを変えているかもしれない、と思ったら
少しは毎日が楽しくなるかもね

(参考文献 ドーン・B・ソーヴァ『愛人百科』 Wikipedia英語版)

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コメント (5)
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