Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

イタリア料理教室【シチリア料理中級編・5月】

2015-05-29 23:25:45 | イタリア料理
今夜は夫に娘の世話をお願いして、イタリア料理教室へ行かせてもらいました


今日はシチリア料理の中級コースを受講します。今年は特別に、5月と6月は同じ
メニューでのレッスンですので、このコースは今回で最後となります。7月からは
新しく開設される基本コースのみに参加することに


まずは一番時間のかかるパスタから準備します。パスタは「Pasta incassata」。
別名「Tinbaro di maccheroni」ともいうパーティー用料理で、ケーキ型に詰めて
オーブンで焼くパスタです。ナスのケーキのような見た目に仕上がります

イタリアでは米ナスで作りますが、日本で作るなら長ナスがおすすめ。小さ目の
ケーキ型なら普通のナスでも大丈夫ですよ

今日の具材は、パスタとミートソースとモツァレラチーズだけですが、茹で卵や
サラミを入れても豪華になります。色々なものを詰めて切り分けて楽しみます


ナスは普通のナスの場合はなるべく長めになるようにヘタを取り、5mmの厚さに
スライスし、塩を振ってアク抜きします。




小鍋にオリーブオイルをひいてみじん切りにした玉ねぎ・ニンニクを弱火で炒め
たら、合挽き肉を加えてさらに炒め、白ワインを入れてアルコールを飛ばして、
トマト缶、水、グリーンピース、ちぎったバジルを加えて30分ほど煮込みます。
これがパスタソースになります。




アク抜きしたナスは水気を拭き取ってから素揚げして油を切ります。ケーキ型に
オリーブオイルを塗ってパン粉をまぶしたら、ナスを型に敷き詰めます。




少し固めに茹でたパスタにソースの半量を加えて混ぜ、粉チーズと塩コショウで
味を整えて、型の中に詰めていきます。隙間が無いようにきっちりと敷き詰める
のが綺麗に切り分けるポイントです。その上にちぎったモツァレラチーズを乗せ
さらにパスタを詰めたら、最後にナスで蓋をしてパン粉を振り、上からしっかり
押して隙間を埋めます。あとは200度のオーブンで15分焼けば完成です


次は前菜を作ります。前菜は「Insalatat di cous cous al curry」。シチリアでは
カレー粉はポピュラーなスパイスで、お料理によく使われています。暑い時期に
食べる辛味と酸味の効いたサラダです

具材は何を入れても大丈夫ですが、今日は彩りを綺麗に仕上げるお野菜を


クスクスは同量の熱湯・塩・オリーブオイル・カレー粉と一緒にボウルに入れて
かき混ぜたら、ラップをして10~15分ほど蒸らします。クスクスのパッケージに
お湯で茹でるように書いてあっても、この作り方で大丈夫です



あわせる具材は1cm角に切ります。野菜は切った後に塩もみをして柔らかくし、
水切りをしておきます。蒸らし上がったクスクスはフォークでほぐして、具材と
あわせたら塩コショウ・シロワインビネガー・オリーブオイルで味を整えます。
これを冷やしておけば前菜の完成


最後にメインを作っていきます。今日のメイン料理は「Pollo con le mandorle」。
アフリカ色の強い煮込み料理で、本来は骨付き肉を使うのですが、食べるときに
骨が邪魔なようればモモ肉でも大丈夫。でも骨があるほうが味が出るので手羽元
などを一緒に煮込んでも良いかもしれません



まずは鶏モモ肉に塩コショウをして小麦粉をまぶして、オリーブオイルをひいた
フライパンで両面をソテーします。白ワインを入れてアルコールを飛ばしたら、
一度取り出しておきます。



同じフライパンにオリーブオイルを追加して、スライスしたニンニク・玉ねぎを
炒めたら鶏肉を戻し、トマト缶・水・塩コショウを加えます。




生アーモンドを熱湯に15分ほど浸しておいたものの皮を剥いて、10粒ほど浮き身
として取り出したら、被る程度の水を加えミキサーで回してペーストにします。
出来上がったアーモンドペースト(アーモンドミルク)をフライパンに加えて、
浮き身のアーモンドと一緒に30分ほど煮込めば完成です



オーブンに入れていたパスタが焼き上がったところで、試食タイムです。型から
外す際は少し冷ましてからのほうが外しやすいようです。中身をきっちり詰めて
置くとカットしやすくはなりますが、やはり少し崩れるのは仕方ないようです


前菜はカレー風味のクスクスサラダ。カレー風味なのに酸味があるという状態は
どんな味なのだろうと思っていましたが意外にもとっても爽やかで、美味しくて
びっくりしました。作り置きにも向きますので、夏にたくさん食べられそう


パスタはナスのタンバル仕立て。カット前の見た目がとっても綺麗なので、型を
外した状態でテーブルに出しておいて、食べる直前に目の前でカットをすると、
おもてなしのときなどに喜んで頂けそうです


メインは若鶏のアーモンド煮。アーモンドと一緒に鶏肉を煮込むことでソースが
とってもまろやかになります。生のアーモンドはとっても良い香りがするので、
その効果もあったような気がします


食後はコーヒーを淹れて頂いてホッとひと息。今日作ったお料理は早速今週末の
ディナーで食べる予定ですので、食材の手配や調理手順のおさらいなど、今夜の
うちにしっかりしておこうと思います


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