マリアテレジアの独り言

日々の生活の中で見つける・・
  小さな感動をつづります。

8月21日は聖ピオ十世教皇記念日・・・人の生涯の不思議。  そして  ルツ と 孫娘。

2015-08-21 06:00:00 | 聖書。聖書勉強会。教会。日常の信仰生活。

       今日・8月21日。 聖ピオ十世教皇記念日ミサです。

①入祭唱。

   『主はと平和の契約を結んで民の頭とし、永遠の大祭司の職を継ぐ者となさった。』
                                                シラ書 45章24節

         彼ってどなた? 『永遠の大祭司の職を継ぐ者とされた者』 はどなた? 

②集会祈願。 ピオ十世の登場です。

           『信じる者の力である神よ、
     まことの信仰を擁護し、すべてをキリストのうちに集めるために、
 あなたは 『聖ピオ十世』 に、信仰の英知と、使徒ととしての勇気を豊かにお与えになりました。』                                                
       
       『永遠の大祭司の職を継ぐ者とされた者』とされたピオ十世です。
 祈願。 
 『わたしたちが聖人の教えと模範に従い、永遠の報いを受けることができますように。』


     1835年。 誕生。
北イタリア・ベネチア地方の小村リエーゼで、郵便局員の父の8入兄弟の長男として誕生。
                                本名ジュゼッペ・サル:Giuseppe SARTO

         そして。
        ジュゼッペ・サル青年は・・・
カステルフランコ・ヴェネト中学校で4年間の主席。 パドアの神学校の特待生。次は、トレビィゾ大神学校で学びました。

   
 1858年。23歳。 司祭叙階。         1884年。50歳。 マントバの司教に任命されました。
                        1894年。59歳。 ヴェネツィア大司教、及び 枢機卿に任命される。

    新司教に任命された時・・・
       
キリストにおいてすべてを刷新する』  とのモットーを決めました。

    司教選任後も・・・
       貧しい生活を送りながら貧しい人の心に沿った生活を送り、素直で剛毅な精神をもって、
              信者のキリスト教的な生活を育て、
       当時生じた誤謬に対しては、勇敢に戦うことによって、自分の『モットー』を実行しました。

   感想。
   顔は心を表すと言われたりしますよね。ジュゼッペ・サル氏の顔の変わりようを見て納得します。


         1903年。68歳。                      
          
マントバの司教、さらにベネチアの大司教を歴任した後、教皇に選任される。

1914年。教皇就任後10年目。 教皇の各国との和平回復の努力にもかかわらず、第一次世界大戦の勃発
   8月20日。79歳。 自分の治世に歴史上かつてなかった大戦争の勃発したことで、心痛のあまり病の床につき間もなく逝去。 
1954年。死後30年後。 その聖徳ゆえに、ピオ12世教皇により列聖される。

      
              教皇として・・・
     教皇庁の改革。教会法の編纂。司祭育成の改革。
宗教教育・聖歌・聖務日課(教会の祈り)の改革。信徒のための公教要理も発行 しました。


     農家の郵便局員の息子として生まれたジュゼッペ・サル氏。
  誰が彼の誕生の時に、後に聖人に列福されることを予想したでしょう?
        ジュゼッペ・サル氏の聖徳の故ではありますが、  
            『人の生涯の不思議』 を感じます。

 人の一生は、人知の及ぶところではない。神の領分です。人の生涯の不思議。  
                                       
今日も実感します。

 

③第二朗読。 ルツの登場です。

    ルツの人生も、聖ピオ十世と同様に、本人の知り及ぶところではなかった不思議な人生です。

  『ルツは(姑のナオミに)言った。
  「あなたを見捨て、あなたに背を向けて帰れなどと、そんなひどいことを強いないでください。
    わたしは、あなたの行かれる所に行き、お泊りになる所に泊ります。
        あなたの民はわたしの民、あなたの神はわたしの神。」

     ルツの決意が固いのを見て、ナオミはルツを説き伏せることをやめた。
         二人は旅を続け、ついにベツレヘムに着いた。

   ナオミはこうして、モアブ生まれの嫁ルツを連れてモアブの野を去り、帰ってきた。
     二人がベツレヘムに着いたのは、大麦の刈り入れの始まるころであった。』
                                            ルツ記 1章16-22節

           素直に・・・
   亡き夫の母を守りたい! 亡き夫の母に従うことこそわたしの務め! 
                                  と。 義母に従う、けなげなルツです。

 続けて。
④アレルヤ唱

      『アレルヤ、アレルヤ。
 主よ、あなたの道をわたしに示し、あなたに従う道を教えてください。 アレルヤ、アレルヤ。』
                                                  詩篇 25章4節
                                          

    後に司教となるジュゼッペ・サル青年も、若き寡婦・ルツも、祈り続けました。
          『あなたに従う道を教えてください!』 と。


   祈りのうちに・・・・
   今の自分の場所で最善を尽くす二人に、 神は『道』を示しました。

 ルツの道は、偶然に示されました。

      『ルツは(義母)ナオミに言った。
 「畑に行ってみます。だれか厚意を示してくださる方の後ろで、落ち葉を拾わせてもらいます。」
     ナオミは、「わたしの娘よ、行っておいで。」と言った。
     ルツは出かけて行き、刈り入れをする農夫たちの後について畑で落ち葉を拾ったが、
      そこはたまたま ボアズが所有する畑であった。』
                                  ちなみに・・・ミレーの『落穂拾い』の絵は、この聖書のシーンです。
                                                                                           

   『(そこへ畑の所有者の)ボアズがベツレヘムからやって来て、
   農夫を監督している召使の一人に聞いた。
                      「この若い女は誰の娘か」 』     ルツ記 2章1-10節 

Ruth_im_Feld_des_Boaz : 畑の管理者からルツについての説明を受けるボアズ 』
                                「Julius Schnorr von Carolsfeld」作品。

    『ボアズはルツに言った。
   「主人が亡くなった後も、しゅうとめにつくしたこと、
   両親と生まれ故郷を捨てて、全く見も知らぬ国に来たことも、何もかも伝え聞いている。
       どうか、主があなたの行いに豊かに報いてくださるように。
    主がその御翼のもとに逃れてきたあなたに十分に報いてくださるように。」』
                                            ルツ記 2章11節  


         かくして・・・
     ルツは、アブラハムから11代目のボアズと結婚!
            ルツとボアズから・・・オベドが生まれました。
  オベドは、エッサイを生み・・・エッサイはイスラエル国建設の王・ダビデ王を生みました
                                              マタイ福音書 1章5節

   ルツは、イスラエル国建設の王ダビデの曾祖母、ひいばあちゃんになったのです! 
      ルツは、『永遠の大祭司・キリスト』の祖先になりました! 
    
ルツは、アブラハムからキリストへつながる『キリストの系図』の一員になったのです。

             ここでも 『人の生涯の不思議』 を感じます。
    人の一生は、人知の及ぶところではない。神の領分です。人の生涯の不思議。  
                                            
と。又もや実感します。

最後に。
⑤福音朗読。 孫の登場です。

          『イエスは言われた。
      「『心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くして、あなたの神である主を愛しなさい。』
             これがもっとも重要な第一の掟である。
          第二もこれと同じように重要である。
      『隣人を自分のように愛しなさい。』    マタイ福音書 22章37-39節 
                                        

  ゲントの『聖バーブ大聖堂』の中に すばらしい音楽が響きます・・・
    
            『ハープ奏者・Mark氏のハープの音色』
 

   すると・・・
   突然。

  Mark氏が聞き入る孫に話しかけた。  「どこから来たの? いかが? 演奏してみない?」
   
     「足でこちらを調節して・・・」                   「心のおもむくままに指を動かしてね」

 

      身も・・・  心も・・・  演奏も・・・  将来も・・・     神に任せて。

    
        孫のやさしい音が・・・     大聖堂に響き渡りました      写真はママのFacebookより

                 孫の将来も、今の日々を忠実に送りながら、神に任せましょう!
       人の一生は、人知の及ぶところではない。神の領分です。人の生涯の不思議。

       神である主を愛するとは・・・
     神に感謝し大切にすること。 それは 神がお造りになった人間をも大切にすること。
        
     互いに認め合い、助け合い、尊重し合うことが神のお望みです。
     まず、わたしから声をかけ、微笑み、手を差し伸べましょう! Mark氏のように!
  
             その時、小さな神の国が芽生えるでしょう!!

                 以上。
         今日の典礼を読み、Mark氏の愛深い行いを思い出し・・・今日も幸せな一日でした。 感謝!感謝!

   皆様!
   ご訪問に感謝申し上げます。 お元気ですか? 素敵な週末をお過ごしください!


夏も終盤・・・夏休みは 『鱧づくし』

2015-08-20 20:22:47 | 休日(GW。夏休み。冬休み。休暇。)

   息子は現役サラリーマン真っ最中。 働き盛り。
   夏休みの二日間を、親の我が家へ家族で訪問。 ゆっくり過ごした。
   後の二日間は、お嫁さんの実家を訪問。 「訪問が親孝行だ!」 そうですよ。

        二日間の一日は・・・ 『鱧尽くし』

  まずは。
         酒の用意          『北光』

  そして。
  鱧の準備。
  淡路産。 今朝のとれとれを4尾。 注文のなじみの魚屋さんが下ごしらえ済み。

         お料理は、女将さん:私のお任せで・・・

  一品目。
              『鱧湯引き』

  鱧を熱湯にくぐらせると・・・
          フワッと花が咲いたように!  氷水に放って・・・。      うまくいきました。ほっ!

          梅肉ソースにつけていただく 。絶品です。

     料理方法は、なじみの魚屋の大将に習っておき、習ったままに・・・。

 二品目。

              『鱧のてんぷら』

     家庭料理は、料理屋に比べ、たっぷりの量。            生姜と抹茶入り塩で。

         天麩羅にすると・・・鱧の甘さが引き立ちます!
                        自家製の茄子としし唐も美味! 美味しい。

          うまく料理ができて・・・
                     ぐいぐいとお酒が進みます。

 三品目。

                   『鱧しゃぶ鍋』

 今までの『鱧づくし』は、夫と、淡路島本土と神体山の淡路島の沼島で、二回。
                      あの時の味を思い出して・・・味つき出し汁で鍋。 大成功!

       しゃぶしゃぶ・・・  しゃぶしゃぶと・・・。  美味!

〆は。 

  食卓をきれいに片付けて・・・
  
                    『鱧雑炊』

  鱧の出汁が出たスープをこして雑炊。  鱧の風味が穏やかに出ていて優しい味。
                                           美味〜。 美味しい〜。

      子供家族が帰ってきて・・・買ってきた食材で、お嫁さんと姑で、丁寧に料理。
          夏休みならではの『至福の時間』です。  いつまでも大切にしたい。

           働き盛りの息子が、リラックスできる夏休み。 良い!良い!

               ご馳走さまでした!  ご粗末さまでした!
                        皆様も是非ご自宅で「鱧尽くし」を!
                           ご自宅でしたら、運転犠牲者?なしで、お酒が飲めますからね!
 
  翌朝。

   朝ごはん。     『鱧の炊き込みご飯』
      
      『鱧しゃぶ鍋』の味出しにも使った・・・『鱧の骨』。
                   炊き込みご飯には、お茶を入れるときの茶袋に入れて・・10袋。
           酒と醤油と塩も少し加えて・・・炊飯器スイッチON。 

                上品なお味に出来上がりました。       
              
        我が料理の腕もなかなか! 
     これぞ、仕事のキャリアはなくとも、長年の専業主婦のキャリアです!

       確かに、子供の訪問・・・親孝行ですね。 良き休みでした。

  皆様!
  ご訪問に感謝申し上げます。 夏の終盤・・・お元気で、素敵にお過ごし下さい!


初秋の一日・・・ゴルフと断髪

2015-08-19 18:02:38 | 日々のこと。 世界のこと。

            今年は厚い夏でした。
  それでも・・・暦の上では、立秋から処暑の終わりまで、『初秋』。

食欲の秋。 スポーツの秋。 読書の秋。 勉学の秋。 そして 女性には嬉しい『おしゃれの秋』。

      我が家の今日は、待ちきれないで、『初秋』

  夫は・・・   『スポーツの秋』
 
    チャリティー大会・・・『シニア部門優勝』
                   今回はメロン。いつもの肉がbetterな私。
     全員の参加費の一部を
  山中教授の京都大学iPS細胞研究所に寄付。

     ”いける!”と感じたそうです。
   好きこその経験で・・・80で回った夫。

 そして

        私は・・・   『おしゃれの秋』 
      
       こちらは秋モデル。             私ではない当たり前。
         DIYで、自分で、モデルのスタイルに・・・『断髪』
      DIYの経験の実力で・・・モデルと同じヘヤースタイル完成。
            素敵でしょ?お任せが嫌いな私。私は自分のhair cut 
得意なんです。時々ですが。

         クローゼットの中も、秋色を前面に出しました。
          季節の早取りはおしゃれの原則ですよね。

        二つのおしゃれ。 ”いける!” と大満足です。

皆様!
ご訪問に感謝申し上げます。
ご自愛の日々で夏の疲れを取り去り・・・秋を楽しみましょう!
 


『アントワープ聖母大聖堂』第二日目・・・世界文化遺産の鐘楼。 巨匠ルーベンスの絵の宝庫。 帰国。

2015-08-16 16:37:07 | 旅行。海外旅行。

       昨日に引き続き、『アントワープ聖母大聖堂』 訪問の二日目。

皆様!
長い間、私の旅行記にお付き合いくださり、ありがとうございました。
心より感謝申し上げます。
私もいよいよ帰国で、今日の『巨匠ルーベンスの絵画』の感動のご報告で、旅行記を終わりといたします。
お楽しみ頂けていたら、有難く幸いでございます。
                   ありがとうございました。 


   今日も来ました。


       世界文化遺産の『鐘楼』 と 『聖母大聖堂』
     
              建物の歴史と信仰の継続に、我のこれからの日々を重ねました。
                            生涯のいつの日か、又訪れるであろうか?

  教会に入りまして・・・
              

宗教的、芸術的、歴史的、技術的なさまざまな角度から楽しむようにしつらえてあります。  

         『大美術館』としても、芸術の背景に隠された意味を発見し、大いに楽しめます。

          

    大聖堂では
  画家ペーテル・パウル・ルーベンス(1577~1640)の、『珠玉の傑作4点』を見ることができます。
          4点は
①『キリスト昇架』(1610年作品)②『キリストの降架』(1614)③『キリストの復活』(1612)④『聖母被昇天』(1626年)

        『キリストの生涯の最後の三日間』 を三枚の絵(①~③)にしました。
            そして
  人類中で唯一キリストと同様に体ごと天に上げられた『キリストの母マリアの被昇天』 を絵(④)にしました。


   17世紀の傑作4点のうち3点は、初めからこの大聖堂のために描かれました。
       1点:『③キリストの復活』は、ナポレオン時代の後・1816年以降に、大聖堂に置かれています。


        大きな聖堂の高い部分に掛けられた 数々の作品です。
             写真は私の撮影。  
   絵の説明は、『アントワープ聖母大聖堂 日本語版ガイドブック』 の記事からです。
                  不十分ではありますが・・・ご一緒にお楽しみ下さい


一つ目。

                 『キリスト昇架』                       1610年(33歳)作品 
中央パネル:真っ白なキリストの体がかかった十字架とそれを立てようと団結し力を込めている9人の死刑執行人。

     ルーベンスは、『キリストの昇架』を1609年から1610年にかけて、
        彼自身がキリスト受難の年齢(33歳)とほぼ同年齢であった頃に描きました。


 左部パネル:ヨハネとマリア(上部)、悲しげな女たち(下部)が、この出来事を見守っています。
    
                            右側パネル:馬に乗ったローマ指揮官が刑を指揮しています。
                           背景にはキリストと一緒に刑を受ける2人の盗賊の姿が見えます。
                     一人はすでに十字架にはりつけにされ、もう一人は衣服を取られているところです。

 

                            主祭壇の真正面に『聖母の被昇天』。
祭壇をはさんで右側に『キリストの昇架』 そして 主祭壇をはさんで反対側に『キリストの降架』 があります。


二つ目。

                  『キリストの降架』         1614年(37歳)作品
        
        中央パネル:8人の人がキリストの体を慎重に十字架からおろしているところです。

        上部には2人の無名の男、右側にニコデモ、左側にアリマテアのヨセフ、
            その下にキリストに向かって腕を伸ばす聖母マリア、
 中央に燃えるような真っ赤な衣装のヨハネ、下部にクレオファスのマリアとマグダラのマリアがいます。   
          
     平面的で暗い背景に対して、人物はまるで3次元の世界のように浮かび上がっています。
      人々はキリストの体を白い帷子(キリストの体・聖体を意味する)で受け止めています。

     『キリストの降架』は、『キリストの昇架』のわずか数年後に描かれた作品です。
 私は拝観しながら・・・正に,神がルーベンスの手(God's hand)を使って描いたと、震える思いでした。

  
右側パネル:マリアが、小さなイエスを高位聖職者シメオンに授ける場面です。
   ヨセフが、手にいけにえの鳩を持ちシメオンの前に膝まずいています。
   
           左側パネル:イエスを宿したマリアが、同じく妊娠している従妹のエリザベトを訪問する場面です。
                          このときエリザベトが宿っていたのがのちの洗礼者ヨハネです。
                             二人はそれぞれの夫ヨセフとザカリアに付き添われています。

    『キリストの降架』には、
      第二次大戦後までカーテンがかけられており、一定のお金を払った人にのみ公開されていました。
          これは『フランダースの犬』の中でも触れられています。
      これらの絵を見ることがネロの夢でしたが、貧しいネロにとっては到底かなわぬ望みでした。

    私の師が、先日、話しました。
    「ベルギーの若い人たちも、日本の『私は仏教徒です』と話す若者と同じです。」 と。
誕生の洗礼時。堅信時。自分や友人の結婚式。葬式。そして特別の新年など。 教会に行くことが少ない。と。

  でも・・・私は決して落胆はしません。私は、必要な時の神の働きを信じています。 若者をも信じています。

             『主は言われた。
           「その十人のためにわたしは滅ぼさない。」』 創世記18章32節
                                              信じることは、お人の救いになるのです!


三つ目。

            『キリストの復活』                          1612年(35歳)作品  

中央パネル:暗闇の中で驚愕しひるむ兵士達と、
              それと対照的に強烈な光を放ちながら岩の墓場から出てくるキリストです。

   

   ルーベンスは、
『キリストの復活』を、アントワープの有名な印刷工、ヤン・モレトゥス と 妻マルティナ夫妻の墓所のために描きました。

  側面パネルは
   夫ヤンの守護聖人の洗礼者ヨハネ。    そして    妻マルティナの守護聖人聖マルティナ。
     
洗礼者ヨハネは、ヨルダン川のほとりに立っています。 
足元の剣(写真では見えません)は聖ヨハネの斬首を示しています。
                                   聖マルティナは、殉教のシンボルとして手にヤシを持っています。
        聖マルティナの後には、彼女が十字をきったときに崩れ落ちたといわれる太陽神アポロの神殿の跡が見えます。
                                                         こちらも写真では見えません


 四つ目。 

              『聖母被昇天』        1626年(49歳)作品

すでに400年間、主祭壇を飾っているこの印象的な油彩画(400×325cm)は、
       大聖堂の守護聖人・聖母マリアに捧げられています。

 マリアが、石棺を後にして、雲と天使達に支えられて軽やかに天へと昇っていきます。
 マリアの髪と衣はゆったりと風になびき、期待に満ちたその目は天に向けられています。 
下方の残された石棺の周りには、
            12使徒 と マリアの死の床にいたとされる3人の女達が佇んでいます。

     左上から大きな天使2人が、バラの花束をマリアに捧げるためにやってきます。
                 

 ルーベンスは、この絵をかける大きな大理石の『主祭壇』自体も、自分で設計しました。
    
                                 真正面に『聖母被昇天』

ちなみに・・・

    『ペーテル・パウル・ルーベンスの人生』
1577年6月28日ドイツのウェストファリアンで、アントワープ出身の法律家の家に生まれました。
1587年(10歳)の父の死後、一家はアントワープに戻りました。
1598年(21歳)には、画家見習いとして修行をしていたが、親方となりました。
1600年(23歳)~1608年(31歳)間での8年間はイタリアで修行を積み、芸術家として磨きをかけました。

1609年(32歳)にアントワープに戻ったルーベンスは、
    当時この地を統治していたスペインの総督アルブレヒトとイザベラの宮廷画家となりました。

1609年(32歳)で結婚以来の10年間。
たくさんの宗教画、神話画 そして 数点の肖像画と、壮麗で活力に満ちた作品を多く生み出しました。

1626年(49歳)で妻を亡くし、4年後(53歳)に、当時わずか16歳のエレーヌと再婚。
1623(46歳)~1633年(56歳)は、外交官として輝かしい業績を残します。

生涯最後の10年間は、田舎の城館で、風景画、風俗画を描くことに、新境地を見出します。
1640年5月30日(63歳)フランダースバロックの巨匠は、息を引き取りました。

   感動と感謝。
  ルーベンスは、キリストの死去の年齢の33歳頃から、画家としての大輪の花を咲かせ始めました。
       私の33歳の頃を思出だすと、とてもとても花を咲かせるには程遠い年齢でした。
                そして
  ルーベンスは、画家としての大成の30年間を終えて、63歳で亡くなられています。
       私の今の年齢は、キリストの33歳もルーベンスの63歳をも、はるかに超えています。
神は、私にお二人よりも長い人生を与えて、『私の花を咲かせる期間』となさった。 と確信した次第です。
        私は、『神に課せられた花』を咲かせるために、これからがんばります!

 

芸術作品を、もう一つ。

              『聖ヨセフ祭壇装飾衝立』 

 中央部245×373cm。 側面パネル245×136cm
                         ろうそくのある所では必ず点火する孫娘です。 そして お祈りです

     1870年から1873年にかけて、聖ヨセフ礼拝堂の全体に、ネオゴシックの装飾が施されました。
                          見事な 『聖ヨセフ祭壇装飾衝立』 も同時期のものです。


  中央部分:子供のイエスを腕に抱く聖ヨセフ と 彼の生涯の7つの場面を表現しました。
          中央は聖ヨセフ像。
    左側上から下へ、ヨセフとマリアの結婚。 キリストの誕生。 イエスの神殿奉献の場面です。  
中央右側は、
エジプトへの逃避。 エルサレムの神殿で見つかったイエス。 ナザレの聖家族(ヨセフ・キリスト・マリア)です。
                          中央下は、ヨセフの死の場面です。

側面パネルの絵画
左側:ひざまづく教皇ピウス9世とその守護聖人ペテロ。 そして シエナの聖ベルナルディーノ、聖トマス・アクイナス、
                聖ベルナルドゥス、聖ヨハネ・クリソストモス、聖アウグスティヌス、聖ヒエロニムス です。
右側:ひざまづく王カール2世と聖司教マテルヌス。 そして 聖ビルギッタ、聖テレジア、聖イグナシウス・ロヨラ、
                サレスの聖フランシスコ、聖ヴィンセント・ド・ポール、聖アルフォンソ です。


       私は、キリストの養父・ヨセフが、理想の男性として、寡黙で愛情深く忠実で無垢で、大好きです。
      私は、息子にヨセフのような人に育ってほしいと願って、幼児洗礼の息子の霊名をヨセフとしました。
                                  ヨセフのような男になった息子。 神に感謝!感謝!


そしてもう一つ。

           『聖母被昇天』                     コルネーリス・シュフット作品 
    大聖堂の翼廊と身廊の交差部、『祝福の塔』 と呼ばれる塔の43mの位置に、
        息を呑むほどに美しい円形の絵画(直径580cm)が見えます。

うずまくような多数の天使達に囲まれ、輝かしい光を浴びて天へと昇っていくマリアが描かれています。
   マリアはもう少しで、父なる神と神の子キリストのもとへたどり着きます。
  三位一体の第三のペルソナ、鳩の形をした聖霊もまたマリアの到着を待っています。
     天使たちは、マリアに捧げる冠を持っています。

    撮った写真を、ズ~~~~ムUpしてみました。 ご確認いただけましたか?
                                  私たちも昇る『神の国』を、確認しておきましょう!


     二日間の孫娘と私。

『アントワープ聖母大聖堂』を、絵を描き そして 巨匠達の沢山の絵を見て、大いに楽しむことが出来ました。
       大聖堂の中で、神様やマリア様の話をいっぱいして そして いっぱい祈りました。

すばらしい時間を二人で過ごしました。
    この大聖堂訪問が、
   孫娘の信仰心を確かなものとしてくれますようにと、祖母は心からの祈りをしました。

                                     
     最後に孫娘と私。
 
 主祭壇の前に立って祈り・・・。主祭壇真正面の『聖母の被昇天』 を、最後にもう一度、見に行きました。

   すると・・・

  発見しました     『主祭壇裏側にある 小さな階段』 

   下りていくと・・・

       主祭壇の下       何基もの  『石棺』
 

      どなたか高人の棺だったのでしょうか?  中は空。
             そういえば・・・バチカンでも各大きな教会でも。階下は墓ですよね。

            
      ここで。
     亡くなった沢山の、知っている人知らない人の、冥福をお祈りした次第です。

            皆様のお幸せも、祭壇前で、お祈り申し上げました。


                     以上。
                     主婦の私の今回の旅ブログの終了です。

    皆様!
    旅ブログへのご訪問に深く感謝申し上げておりました。
              ありがとうございました。 お粗末様でございました。 
    帰国して、お目にかかります。  
              又よろしくお願い申し上げます。


『アントワープ聖母大聖堂』第一日目・・・世界文化遺産の鐘楼。 巨匠ルーベンスの絵の宝庫。 信仰の拠点。

2015-08-15 22:06:58 | 旅行。海外旅行。

  今日は、
  孫娘と私の二人は近所の 『アントワープ聖母大聖堂』 訪問。  ママはお人の学術論文の聴講で大学。


      『Onze-Lieve-Vrouw Kathedraal :聖母大聖堂』
 
     『アントワープの町の守護聖人である聖母マリアに捧げられた大聖堂』
       1352年建築開始。・・・約170年後・・・1521年完成。 
             
                                     大きな聖堂全体の撮影のためには・・市民広場の中程まで下がって


   『Onze-Lieve-Vrouw』 
        直訳で 『私たちの-愛しい-女性』。 『聖母マリア』 を意味します。
        大聖堂の守護聖人であり、アントワープ市の守護聖人でもある『聖母マリア』
        1000年以上の歳月にわたり、アントワープのカトリック教徒の信仰の的でした。

        主にレンガと白い天然石によって建てられた大聖堂。
           ブラバント・ゴシック様式の好例。 
典型的なゴシックの塔。大きなステンドグラス。優美に一体化した建物と彫刻。シンプルで見通しの良い教会内部。
        空間的垂直的な広がりを強調する効果。 影と光の巧妙なハーモニー。
                             高さ123m。 7身廊と125の柱。 11の礼拝堂。

   『Cathedral』 
         直訳で 『司教の座る椅子』。 司教座のある『大聖堂』を意味します。
                                                       ベルギーには8つの司教座があり その一つが アントワープです。


   2005年に『世界文化遺産』に登録された   
                『鐘楼』
  
                                        天を指差すような外観の大聖堂北の塔。

 5世紀もの間・・・変わることなく、『アントワープの街並みのシンボル』 です。     
  教会の一部・・・ 鐘楼のある塔だけは、鐘楼として使われ、アントワープ市のものです。                     

  豆知識

      『鐘楼のある塔』 鐘楼として使われ、アントワープ市のものです。

Bruggeブルージュ や Gentゲントには 鐘楼として『独立した建物』があります。
BrusselブリュッセルやAntwerpenアントワープには、鐘楼として独立した建物はありません。
    その理由の一つ。
アントワープが繁栄したのが、ブルージュやゲントよりも遅く 
             
その頃には鐘楼を建てるのは流行遅れになっていたためです。
鐘楼は、警鐘付き見張りの塔として必要でしたので、アントワープの場合には 大聖堂の塔が使われました。



      塔が七つ
の階層に分かれています。

          キリスト教において重要な数は、「3」と 「7」と 「12」です。
「3」は 「三位一体」の数。 
「7」は 人生における七つの秘蹟。 人間の身体のリズムが7日や7年を周期としていることと関係しています。
「12」は 「完全」「永久」を表す数。 キリストと12人の弟子:「1+12」は、キリスト教において重要な数です。
    
    たとえば 
      
EUの旗の 『12の星』 もここからきています。
      ヨーロッパでは 以前は12進法。 「ダース」という単位です。

     塔には、8つの警鐘 と 47個の鐘。

『Oridaオリダ』・・・遺る最古の鐘。 1316年に作成。 嵐・火事・非常時に鳴らされたものです。
『Drabbeドラッベ』・・・1465年に作成。 泥棒を知らせる時の鐘でした。
『ガブリエル』・・・今でも 毎時時を告げています。


    615段の階段。 登っていくと 32km離れたところまで見ることが出来るそうです。 

                                                 以上。 日本語版 『大聖堂ガイド』 より

 

                 
         皆様! いよいよ 大聖堂の中に入っていきましょう!


            『聖堂 入り口』
 
  

       細かい彫刻。 一つ一つに意味があるはずです。

                 

   入場料支払いのすぐ右側の壁に・・・

              『キリストの十字架』
     
      孫と私。
ろうそくの火をつけて、”今日の訪問が『神の祝福に満ちたもの』になりますように!”と祈り、

                入場です。

        アントワープ聖母大聖堂内部 中央身廊』  
  
   神の国・『天国』へそのまま昇っていけるような・・・    
                   静かで明るく心地よい。 しかも聖霊に満たされた空間である。

         教会は 『天国の前表』 と実感します。

                 『主祭壇』
  
                                    天井から釣り下がる 『巨大な十字架』     圧倒される迫力です。

     孫と私。 前から3番目の椅子に座りました。

     ゆっくりお祈りした後。  前を見たり・・上を見たり・・横を見たり・・キョロキョロと。

           後ろを振り向くと・・・
                           『入り口上の天窓』
          
              光の輪。            無限の光の『天国』のようです。

   突然に。

  孫娘。 「私・・・この席で、『大きな十字架』  の絵を描くの!」  
 
                下書きをして・・色をつけていく孫娘。

孫の横で・・・ドイツ語のガイドを聞く 『ドイツ人観光者』
 

   大聖堂は、
   教会本来の役割は『信者たちの祈りの場』であります。  
      が・・・席に座る人はほとんどいない。
  年間数十万人もの人々をひきつける『芸術の宝庫』です。
      聖画ファンにとっては一度は訪れたい聖地のような場所であります。

        孫が絵を書く長い時間中  静かに一人『瞑想・祈りの紳士』    
               

   大聖堂は、『信者たちの祈りの場』としての、教会本来の役割を果たします。

   11時頃。

   突然に3人の司祭が現れました。
 

        『御言葉の祭儀』              始まりました。

  
                        参列者の数は関係なく・・祭儀は執り行われていく。

    3席目の私と孫が最前列者です。
         祭儀に参加する。  
    黙々と司祭の前の十字架を見上げながら絵を描き続けるを、チラチラと見守る司祭たち

     

         短い説教は英語でした。  『皆様の愛を、小さき人たちに配ってほしい。』 と。

 司祭の祝別で祭儀の終了。                       思いもかけない『神の恵み』でした。           
                               「日ごとのミサは?」私の質問に「夕方6時から」と答。

   巨大ともいえる大きな教会の中に身を置く時、
      人もまばら。音もなく。
  我が身の小ささは消えて、神の中へ溶け込むようなさわやかさ、軽さを味わいます。 
          汝の中に己の投入。 離脱の境地。


        『十字架』を描き終えて・・・
             孫と私。 少し見学。


     震えるような感動の・・・       『聖歌隊席』
  
    1840年~1883年、40年以上の歳月が、製作にかかりました。     19世紀。オゴシック様式。

  『聖歌隊席』は、
  向かい合う 左席にも右席にも、『中央の塔』と『36の席』 があります。
                      『向かい合う2つの大聖堂』  を意味します。

  『聖歌席』をデザインしたのは建築家・フランソワ・デュルレット(1816~1867)。 23歳でした。
デュルレットは、『聖歌席』以降20世紀初頭まで、大聖堂の装飾のために、生涯、指導的な役割をしました。
   
      無数の装飾は、それぞれ有名な職人によって手がけられました。
       特にすばらしいのは、『聖母マリアの生涯』 を表した、『36の浮き彫り』 です。


   そして

  大聖堂の身廊と翼廊との交差部で 天井を見上げると・・・
         最も高く 43mの高さ。  『祝福の塔』 

     聖母大聖堂交差部天井画       『聖母被昇天
  
  ドーム状の天井を利用して・・・
  『聖母の上昇』 地上から天上へと吸い上げられるような。 私たちも同様に招かれている・・。        
             コルネリウス・シュヒュット(ルーベンスより20歳若い)作。 1647年。直径580cm。 

      『聖書の御言葉』 を思い出しました。

  『いかに幸いなことでしょう
      あなたの家に住むことができるなら まして、あなたを賛美することができるなら。
       あなたの庭で過ごす一日は千日にまさる恵みです。』    詩篇84章5&11節  


    続けて

            美しい  『ステンドグラス』       
  

    1500年代半ば~1600年代のものが幾つか残されています。
     イギリス スペイン フランス 等の王妃が描かれているものもある。 

          南側袖廊のステンドグラス
        

   美しさと人々の信仰心に感動する私ですが、その内容や由来については知る由もありませんでした。

  

   ここで。 申し訳ありませんが・・・

    突然に。 又。

  孫娘。 「私・・・この席で、もう一度、大好きな 『マリア様とキリスト』 の絵を描くの!」  と。   
   座って・・・更に1時間。 

         今日は、何かが孫の心を大きく動かしました。

         2時間以上もの間、自らの希望で、自己忘却の無我の境地で、絵を描き続けた孫。
         この教会だからこそ・・・ 静寂な聖霊に満たされた教会だからこそ・・・
          孫は、認識せずして、厳粛で美しく完全の中に身を投じることができたのでしょう。

          豊かな聖霊の呼びかけが、 孫娘にあったのでしょう!
                 
          2時間以上、二枚の絵を、黙々と、描き続けた孫娘です。     

  
絵を描く孫娘を・・・  じ~と見つめる 『キリスト』 
  

      今日はここまでです。

           大好きな 『マリア様とキリスト』 にお別れをして・・・
          
           「明日は、ルーべンスの絵を見に来るね!」 と孫。

   外に出ると・・・

    入り口前に     『楽団』
    
                      ベルギーは『路上楽団演奏』が多い。

  教会の前の公園の角。

              『ワッフル屋』
    
        
           「チョコレートをたっぷりね。 おまけよ。」  お姉さん。
            

    皆さんと一緒に・・・
 
  お腹ぺこぺこの孫。 


    教会は『神の家』。神の住む所です。 信仰の拠点です。
        確かに、今日『大聖堂』を訪れた孫に、神は大きく話しかけました。

    人の教育は、『神の計らいに協力すること』である。 実感した今日でした。

         皆様! 素敵な夏休みをお過ごしください! 


ママの仕事の終了・・・打ち上げ会。 カエルの足を食べて・・・お疲れ様でした。

2015-08-14 23:32:16 | 旅行。海外旅行。

   今日はママの仕事日。

   アントワープに到着した初日。 
      下見を兼ねて、仕事の手続きに出かけました。

    

道々に・・・ママの仕事の成功を祈った、路上の『聖母子像』。

                  
          ヨーロッパの地で・・・
           孫は手を合わせることを覚えました。 感謝!感謝!
  

      住まいのある繁華街から10分ほど。 人通りがまばらになってきました。      
           

  
                                         進入禁止道路が増える。

  静かな街。  角を曲がると・・・                      

   

           『大学入り口』

                         『Universiteit Antwerpen』 入り口
            
            見逃しそうな小さな入り口。              本門は別だろうか?

     『学会受付』

                                           大学の事務員さんたちだろうか?

  見過ごしそうな『入り口』は、都会の喧騒をシャットダウンする『防壁』 

  

    奥は・・・   『別世界』          世間の音が入ってこない。

  
       静寂の世界。              
                         一人黙々と読書する方を見て・・・なぜか強く感じた。

   
                             勉学する学生を二度と戦地に送り出してはならない。と。

そして。

    今日。緊張の『学会発表』です。

         ママは、無事に見事に、仕事終了。 ミッション終了。
                  ほっとして、お仲間の皆さんと 『打ち上げ会』        

    
                                               緊張で乾いた皆様ののどを潤します

    生まれて初めての   『カエルの足のから揚げ』
  
          淡白な鶏肉のような味。  おいしい。                            『多様』の記念に  

     そして        『生肉』
    

                         門外のばあちゃんも、皆様の安堵の声に耳を傾けました。

  続いて    『ほほ肉のワイン煮』

                                        

                                   食事は美味。 話は高度。 

      『お疲れ様でした』 と解散。

                                   『市役所前の広場』

世界の国の数:196か国。                     世界の国旗(日の丸旗も有)がたなびく市役所。 

 8時過ぎ。
 日の長い北欧。  まだ明るい夜。 つかの間の夏を楽しみます。
 たくさんの市民も観光客も、 そして 女3人・私たちも・・・  
      更に      『軽快な楽団』          広場に出現。

                                         ・・・・音楽に聞き入ります。
   
                                      
 ここで・・豆知識。  
 
         市役所前に立つ          ブラボーの噴水』 
    
                                                            手を切り落として河へ投げ捨てる巨像。
 街の名称 『アントワープ』は、
巨人『アンティゴーン』 と 英雄『ブラボー』の伝説に由来します。

スヘルデ川の川岸の城に住む巨人ドルオン・アンティゴーンは、城付近を通り過ぎる船に通行料を求め、
              それに応じない者に対しては、その手を切り落として河へ放り捨てた。
    しかし、
 ついにローマの戦士ブラボーがアンティゴーンの息の根を止め、手を切り落として河へ投げ捨てた。
       
             『アントワープ:Antwerpen』 は、
       この出来事に由来し、handwerpen(hand 手 + werpen 投げる)に由来します。
この伝説を主題とする『記念碑』 が、現在のアントウェペン市庁舎前の 『ブラボーの噴水』 です。


        ママと孫娘は・・・・    ダンス!ダンス!

  

      「ママ大好き!」 は孫娘の口癖。   立ち飲みの女性は 「ビール大好き!」


      時代は変わる。 生活も多彩。 世界は広い。
          歴史を学び、時代におもねることなく、変化と多様を身につけたい。

     皆様!
     お元気ですか? ご自愛の日々をお祈り申し上げます。

        

 


休日・・・ベルギー・アントワープとオランダ・ロッテルダムの休日。

2015-08-12 21:27:10 | 旅行。海外旅行。

   今日はママは、仕事。  孫娘と私は、家と近所でウインドーショッピング。
      実は・・
  孫娘と私は、今日は動物園と水族館で、二人だけの一日を楽しみにしていました。
      ところが・・・
  ママを送り出した後・・・孫娘は計画を変更。
  「今日はどこにも行かないの。 おばあちゃんと二人で家で過ごしたい。」と。予定変更。 

  孫娘は、
    大好きな人たち11人、仲良しと1年時と2年の学校担任とピアノ先生とおじいちゃんへ、
      一度目のニューカッスル・英国に続き、二度目のアントワープ・ベルギーから手紙書きです。
    絵葉書を選んで・・優しい言葉を添えて・・日本語と英語の住所も自分で書いて・・投函です。
                                      
  ばあちゃんは、
    孫の傍で、写真の整理です。 
    印象に残った写真を、今日のブログでUpすることにしました。 

    今日もよろしくお願い申し上げます


   近所のブティックはすっかり秋モードに変身しました。
   

     スカートならミニ。 パンツは細く。     

  
           子供も・・・   男性も・・・            おしゃれの秋到来です。
        

 
    アントワープへ向かう国鉄の車掌さんは女性でした。
  
   姿勢をくずすことなく・・・                   私の質問に答えるときも直立不動。

 

      各駅はフェンスがあるのみ。

 

 
 ただ一人で。     ユダヤ人?の青年。         黒ずくめ。ひげ。聖書を読んで電車を待つ。

 

    カップルで。  おしゃべりしながら汽車を待つ。

                 
                   自作の 『今日の予定スケジュール』 チェック。
                 
                                     2等車
 
 『自転車を乗せる車両』

 広い自転車用スペースが確保されています。    
                     自転車持ち主ののためには、折りたたみ椅子が設置されている。

 
      今回の旅行。
      現地で・・・気の向くままに歩き回わることにしている。
               

      街をぶらぶら。 
      その土地の空気や街の雰囲気・・・漂うように街に溶け込む。
                   

          最高の旅です。

 

     のどかな車窓。

 

    町の始まり、中心には必ず教会。

 

   何時間走っても・・・・
     イギリスも・・ベルギーも・・オランダも・・
            景色の中に・・『広告』がない。『ビル』がない。 のどかな景色のみ。

           人口の色がない。自然の色のみ。

   

    母と子供。
         ベンチで汽車を待つ親子。  駐車時間に・・・『Kiosk』に行く親子。

 
                   引き立てのCoffee & サンドイッチ。   いとうまし!

 

  夏休み。  家族で・・。友人と・・。      いと楽し!

 

   遠出で・・・

    
      大きな荷物は『コインロッカー』に。      カードでのみ、自分の暗号を決めて、前払い・・ロックされた!

    石畳の街。
    歴史のある街を歩き、城壁に差す日差しに・・・目をなごませ。
             日本とは違う『時の流れ』。 身を任せます。

  オランダ・アムステルダム到着。

 
 30の改札出入り口。          案内のお兄さんは汽車の発着については詳しくなかった。

     街に出て・・・

 

    走る人。                                自転車に乗る人。

 
  戦争で町が壊滅。 近代的な建物が並ぶ新しい街。 ヨーロッパの重厚な建物の並ぶ街の対極。

        
     新しいアムステルダム。
     冬の後には春が来る。 戦争の後の、苦しみを知るものだけが味わう、日差しの眩しさ。

       街中でスマホをする人はなし。              歩くカップル。    
     
                                人も国も、目と目を見つめて、仲良いのがよい。

   
  街中に設置された 『プラスチック・リサイクル箱』            でっかい!
   
   アムステルダムの人は男女ともに背が高~~い!
 回収箱は170cm? お兄ちゃん・・・自宅のごみ箱ごと持ってきた! & パンツがおしゃれ!

 

    アントワープ名所:『ユーロマスト』
   
  50ユーロ(約7000円)支払って・・・ロープを体に巻きつけて、185mを降りてくる人がいる
                                      下が見える階段を下りる私たち

     孫娘は8歳。 ママが、アメリカ生活を終えて帰国する両親と、日本の地に降り立ったのも8歳の時。
         ママは、8歳までのアメリカ生活の記憶が、今になって蘇ると言う。 
             孫も今日という日を思い出す日は、人生のどのあたりに来た時であろうか?
      ママは、自分が経験したように、小さな孫を異国へ連れていく。 経験が肉となることを願って。

 

  『線路』。 市電に乗りたい人は線路の上を歩いて・・線路横の『停車場』。 そして『車道』。
  
  

      日本の価値観で世界の価値観は語れない。  多様を知るのが旅。

       

       電車を待って・・・
       孫娘も。3人の子供のパパとママも。 電車が来て・・ほっ!

  乗ったとたんに・・・
    「線路を工事していますので・・・数駅分を『代換えバス』に乗ってください!」 と。
        

     旅行グループは、沢山の荷物を持って・・・バスに乗り換え。  参った参った。
   
                                  代換え大型バスが何台も何台も来た。

    バスから再び汽車へ・・・。

       乗った汽車は・・・『SILENCE 車』 だった。      1車両全席・・・『沈黙車』
  
      黙々と読書の人。   パソコンに向かう人。   車窓を楽しむ私たち。
                        すばらしい計らい。 日本でははやらない? Why?(I know.)

 

      アントワープに戻って・・・

   『新鮮生ジュース』                       買い物は 『カート』

  
    『Juice for life』  生き返るね!           『人生は楽に!』  生き返るね!


     今日も無事終わりです。
     孫娘は、お友達への絵葉書を投函して・・・。

       夕食は・・・

      街で、皆さんと!   


                                 
               行きかう人を眺めながら・・・  外食!

    
       濃厚に『トマト味のかにパスタ』。       孫の好物はシンプルな『マルゲリータ』

    ばあちゃんは・・・『サラミとチーズとオリーブとスモークサーモン』と白ワイン
  

    今日は、休日でした。
         異国での日々を心にしまい直しながら、ゆったりと一日が過ぎました。 

     皆様!
      ご訪問に心より感謝申し上げております。
      平凡な一女性の私が、異国で切り取る日常のシーンはいかがでしょうか?
              日常の中から、人々の生活が見えてきますよね。 
                    よろしくお願い申し上げます        

      


ベルギーでのサプライズ・・・師との再会。 そして 隣国・オランダ・ロッテルダム訪問。

2015-08-10 15:58:38 | 旅行。海外旅行。

     ベルギー・ブリュッセル 訪問です。

    「ここからの景色が一番好きなんです」                  と私の師。  
最初に案内していただいた高台。               ブリュッセルの町が一望できます。

         何年ぶりの再会だろうか?

       ご自分の孫のように、孫娘をかわいがってくださる師。
      
  師は、日本で宣教活動のかたわら、日本の大学で御自分の専門の博士号を取得。

      人の一生は、人知の及ぶところではない。神の領分です。

  師は、ご自分の一生を、日本での宣教に携わっていくものと考えていらしたはず。
        そして
今は、ブリュッセルの大学で教鞭をとりながら、教区の若者を指導しながら、研究生活を続けておられる。
        更に。
  9月からはイタリアに移動。 大きな新プロジェクトの立ち上げのメンバーになられる。


   繁華街に立つ     『カテドラル』       
  
                                      『キリストと子供』
  師が案内くださる幾つかの教会を訪れるにつれて・・・
           私たち3人の心が・・・静かさの中で、満たされていく。 神に近づく。

         師のたたずまい・お姿そのものが、人を神へと導きます。

    師は、淡々と しかも 情熱を持って、今の研究のテーマについて語られる。
今度の本は、英語にも日本語にもその他の国の言葉にも訳して、発刊したいと話される。
   

 孫娘が、ろうそくを捧げて、キリストに祈る。  
 孫も師の穏やかさから、師は信仰について何も語らないが、何かを学び取るのであろう。 教育とはそうであろう。
  
                                   路上音楽隊の楽器の箱に、自分の大切なお小遣いを入れる孫。
                                                  優しい顔で、笑顔で、孫に微笑む奏者たち。

   孫は、今日しっかりとおばあちゃんから、神様について&キリストについて&聖母マリアについて、学びました。
       『愛』についても学んだ孫は、路上でお金を請う体の不自由な人に会う度に、愛を分かち合うようになりました。

   久しぶりの再会を喜んで、私たち4人は 丸一日、歩きおしゃべりし食事をしビールを飲みワインを飲み笑いました。
     私は、師と出会った原点に戻ることが出来、我が道を神に委ねながら歩む師の強さを、学び直しました。


    ブリュッセルの一日は、
            『小便小僧』など名所の、観光が良し。 師との再会が、成熟を学び、より良しでした。
                                                再会に感謝!  感謝!感謝!

           今日も一日・・心に染み入る、豊かな一日でした。  満足!満足!
                               ありがとうございました。 感謝!感謝! 

    そして後日。

           オランダ・ロッテルダム 訪問です。
        国境を、自分の足で超えたみたかったのです。 
                    

   8時半。出発。          『ベルギー・アントワープ中央駅』                ベルギー国鉄。
  
   借りたい家から徒歩で10分。                                便利で安い国鉄。有難い。
        今日・土の一日中の大人往復料金・・平日:€20,20・日:€12,10。孫無料。超安値。

       パスポートなしで隣国へ入ってみたかったのです
                       EUの現実のほんの一部を体験してみたかったのです。 
  
 大国同士が、助け合い 競争し、互いに一つになる。 このすばらしい現実を見たかったのです。
                                        後に、この私の考えは、幼い考えであったと知りました。


    1時間ほどで。

    ベルギー最後の駅     『ESSEN]                    
 
  通過して・・・                            次の駅は、すでに オランダです。

  電車に乗ったまま・・・ベルギーとオランダの『国境線』を通過するのです。
      車窓から・・・『国境線』という『道路』の写真を撮りました。
                             
電車が速くて写真に失敗。悲しい。

    電車の乗り換えのために下車です。
 
自転車を電車に乗せる人が多い。          8時50分発:『Zwolle行』に乗り換えです。

     とうとう。 
            異国・オランダへ     『第一歩!』         
         
        パスポートなしで異国への第一歩の経験         感動しました

 ネット上で勉強しました。

   ベルギーとオランダの国境から北に5km程の所にある街・『バールレ』について。

                    『バールレの地図』
    
                           白部分はオランダ。 黄部分はベルギー。
     
   オランダの中に、ベルギーの『飛び地』が存在する 『国境線上の街』 なのです。
           ベルギー側から言えば・・・
        ベルギーの中に、オランダがある街なのです。

   世界でもなかなか見られない『飛び地がある街』。好奇心をそそられます。

     『1つの街』に見えますが・・・
       オランダに属する地区の街の名前は 『バールレ・ナッサウ』
       ベルギーに属する地区の街の名前は 『バールレ・ヘルトフ』 と言います。
                  両方の国に属する人を合わせても8000人程の街です。

               勉強をしただけで・・・街の訪問はかないません。 残念です。
                            足を一歩刻めただけで満足です

  突然。というか ここまできて・・・
  気づきました。

    1993年・22年前に、『欧州州連合条約』で発行した、『EU』 は・・・
                            28国家による『欧州連合加盟国』 なのです。

すでに存在する『世界の連合国』に、力においても経済においても負けないための『手段』だったのですよね。
                        一国では持てない実力を、多国が一つになって持つ!世界の大国になる。

 『世界の連合国』の比較をしてみました。
 ①欧州連合加盟国:EU28の主権国民国家)  人口:5億1百万人   面積:441万km2
 ②
アメリカ合衆国:(50の連邦共和国)      人口:3億1千7百万人 面積:985万km2(世界第3位又は第4)
 ③中華人民共和国:(22行政区5自治区4直轄市2特別行政区13億5千万人(世界一位) 959万km2(3位)
 ④ソビエト共和国連邦:                 人口:2億9千3百万人  面積:2135万km2
                                           
                 桁外れの数字が並びます。

     世界のこのような連合大国の前で・・・

   独立一国家の日本は、
『世界の連合国』に、力においても経済においても負けないための『手段』を、どこに『道』を見つけるのか?
                             陸続きでないアジアの隣国と連合できるのか?
                                  確かにその兆しもなきにしもあらずですよね。


      ちなみに 
               
日本: 人口:1億2千7百万人 (2013年)面積: 37.79 万 km²
                                            
資源もない。平地も少ない。 

    日本はどうすればよいか? 小さな国はどうするか? 大国と小国との格差と力の差は益々大きくなる。
                                  等等・・・悩み考え続ける私です。

   ご覧ください。 興味深いですよね。
        『飛び地』・「国境線」の現実。

             『路上にある国境線』
    
        左側がベルギー・B。右側がオランダ・NL(Nether lands)。 
                   
                                       レストランは両国にまたがります。         
         

   一軒家の中に『境界線』がある場合は・・・
                         『玄関の向く方向』 で決まります。
    『国境線』の写真はネットから拝借です

    これで・・・
   私の師の師。 101歳で日本で生涯を終えた師の言葉が理解できました。
   「僕の友人の家はね、一軒の家で、半分はベルギー半分はオランダなのだよ。」 と。 
                            ベルギー人の神父様でした。 お懐かしい。。。。

   『国境線』を楽しんで、満足した私。 
                     次は、ロッテルダムの名所訪問です。

   オランダ・ロッテルダムの回転タワー    『ユーロマスト』             上りました。 
 

                                 確かに・・水面が陸と同じ高さ。目で確かめました。

     ロッテルダム・サッカーチーム・ ホーム
                 Feyenoord』  訪問。

        世界に『日本』をアピールする  『小野伸二選手 14番』   
       
      2001年~2005年の所属。 立派です。
                          本場で小野選手の活躍を見たかった!
             
    『Feyenoord FANSHOP  チームファンショップ』 
 
  サッカー大好きのパパと孫息子・・・     お土産に『フェイエノールト・ユニフォーム』を購入。

       今日も一日・・・心温まる一日でした。 満足!満足!    
                    

       女三人の旅はまだしばらく続きます。 感謝!感謝!
                                  ありがとうございます

       皆様! お元気で!


ニューカッスルとの別れ・・・忘れられない日々。

2015-08-10 05:09:58 | 旅行。海外旅行。

    いよいよ英国・ニューカッスルと別れの日が来ました。
      
  小学校お受験の孫息子のために帰国するパパと孫息子。 ここでお別れです。
  ベルギーで仕事のママとママ応援団の孫娘と私。 ここから女三代の旅の始まりです。

   別れとなると、ニューカッスルで過ごした日常の日々が思い出されます。 
     いつまでも決して忘れない日々の、借りた家の近所の風景です。
  King's English も、私の場合映画で聞くのみで、話す機会はまずなく、懐かしい。

      
         『2階バス』

茶色のビルの1階の角は 『立ち飲み屋』

ニューカッスル到着の夜・・・5人で探していた我が家を教えてくれたのは、店で飲んでいた二人の男性。
    その後、ここを通る度に、『初日の夜の男性達』 を思い出しました。

全てのバスの赤色車体 と 2階バスは、英国バスの代名詞です。 

        
      『町の名の由来となったNew Castle・城跡』 

    
    11世紀の建物の城は、今も地下鉄駅近くに、静かに佇む。
長い歴史を刻む町の建築物。 語りきれぬ歴史を見つめてきた風格があります。
                      年を重ねた私も、年輪の風格をと願いました。

ニューカッスルは、
イングランド北部最大の町。 その歴史は、2000年以上も前にさかのぼります。
ローマ時代には、すでにタイン川に、橋がかけられていました。
世界遺産の『ハロリアヌスの城壁:Hadrian's Wall:118km』の最東端です。
                  ちなみに・・・世界遺産新・世界七不思議の万里の長城は8,851.8km。
 

  『鐘の音で人々に時を知らせるカテドラル 
         そして バス停を知らせる停留所デザイン:B』

  
教会とバス停が、当然のように、どこにも多く。しかも隣り合わせ!

  西洋の国々の町。
  まず教会が出来、その周りに市民が住み、町が出来ていく。その姿が、一目瞭然、今も残る。

  英国の交通網。
  英国の市内を走るは、バスの輸送管理機関では、世界最大の規模を有しているそうです。
  英国の市民のための公共交通網の多さ そして その安さ(子供は無料)と無料機関の多さには脱帽です。
  当然のこととして・・・車数が減り、ガスの使用量が減り、温暖化の対策になります。
                    確か・・・ロンドン町に自動車乗り込みには料金がかかるはず。立派です。

       私も? いやいや! 
          葛藤です。 19歳からの慣れ症の車マニア。 返上できるだろうか!
 

          『ニューカッスルの繁華街:エルドン・スクエア』                   
質実剛健の気風が流れる『成熟した町』。       行きかう人たちの堂々とした姿が美しい。

 

              『ディスカバリー博物館』    
      
      ニューカッスル・アポン・タイン周辺から出土した遺物や歴史パネルを展示。
      学会で勉強のパパとママを待って・・・3人で楽しかったな! 
                        マークを作って・・・仲良しの証です。
      
乳飲み子の頃から、両親が出かける時は、同行している孫たち。
                     そして、孫達のBaby sitterと称して、同伴させてもらうばあちゃんです。

 

      『我が家で仕事の準備と勉強のパパとママ』

  勉強が仕事のパパとママ。   
  そんなパパとママの後姿を毎晩見る孫たち・・・2人は何の仕事に就くのでしょうか?

                   『Northumbria University』

構内のあちこちに佇む沢山の巨大な石の『男女のスタチュウ』
      "何の意味?” 『答』を大学事務所で明かすべきだった。 生涯の不覚?心残りです。

   大学が好き。 未知の興味に身を置くのが好きな私です。


     『グレイズ・モニュメント』
             『Charles Earl Grey.R.C.』   アール・グレイ像
     
     毎日のように通った『Grey Street』
                      私には、忘れられない通りとなりました。

    像の『アールグレイ(グレイ伯爵)』は、ニューカッスル出身。
                             イギリスでは、伯爵のことをアール(Earl)と言います。
      1830年代、
   イギリスの首相、チャールズ・グレイ伯爵は、紅茶通として知られます。
      在職時に、お気に入りのフレーバーを紅茶につけて飲んでいました。
グレイ伯爵のお気に入りの紅茶のブレンドは『グレイ伯爵=アールグレイ』と名付けました。



      『朝市』

英国では、小さな街でも、近隣でマーケットが開かれます。     新鮮。安い。安全。言うことなし。

            『チーズの朝市』
 
   朝からでも・・・            お付き合いしますよ! シャンパン? 白ワイン?

 イギリスといえばビール! 犬の散歩の途中に、パブで一杯!てな姿を見かけます。
                               イギリス産ワインも飲みました。飲んでみたかった私です。

 
  そしてランチ。     その一  『ギリシャ料理』

   
 世界の味が手軽に味わえました。               おいしい。なつかしい。        

     そしてランチ。     その二    『ポテト & チップス』 
 
  イギリスといえばこれ。                      北海の白身の魚で美味!


    ニューカッスル・ユーナイティド・ホーム。
                     『7階席からのサッカー観戦』

 考えられます? 7階の高さですよ!  米粒のような選手たち?
                           外に見える町は、7階席より低い
           
               「足がすくむよ~!」 びびるママでした。   
                           そこは、超金持ちの社交場?のようでした。


            大好きなしつらえ。     『イタリアン・レストラン』
  
  ワイングラスと薄暗い照明。 そして 素朴で静かでシンプルでゆったりと。 
                                        大人の空間。 素敵です。

        一人・・・あるいは大人同士。 ワインを傾けてみたかった。
                              もちろん、孫たちとも楽しかったですよ。

イタリアンに馬? 『店のシンボル』  
                  『馬』の意味を聞きました・・・「ある日そこにいたのよ!」 ですって!
                                           こおいうユーモア大好き! おしゃれ!

     注文を受けて・・・粉を伸ばして、トッピングをして、”チーズ大目にしてね!”と私、釜に入れて。
                                                     絶品! 幸せ! 感謝!

        思い出の場所は・・・限りがない。列挙しきれない。 
                      別れはつらい。 さようなら!
    『さよならは別れの言葉ではなくて、また会うまでの遠い約束!』


    なんてたって・・・
    最後に。ニューカッスルといえば。
                         『タイン川の六つの橋』
  
         別れの最後に・・・橋を渡って空港へ。                

          ニューカッスル・・・私を忘れないでね。 私も忘れません。

    旅の醍醐味。
    "なぜこの建物が建てられたの? 誰が建てたの? 今に至るまでどうして残せたの??”
                    日本でも・・世界中で・・興味の尽きない体験をしたいものです。
        雑事に追われることなく、しがらみから解放され、時が止まる。 することは思索のみ。
                    自分の生き方の姿が、こうありたいと、はっきりしてきます。

       Have a nice summer vacation!   God bless you!

 


タイン川をカッスルから下って河口まで。  そこは『北海』。異国中の異国。油田・ガス田、等の宝庫です。

2015-08-07 20:27:12 | 旅行。海外旅行。

   一昨日は、『タイン川にかかる6つの橋』 をご覧いただきました。

   今日は、川をはさんで、川の一部をぐるっと一周の旅です。

   ①タイン川を、ニューカッスルから地下鉄で、河口まで下って、 河口の北海で遊んで、
   ③河口から、フェリーに乗って、対岸に渡り、④対岸から、地下鉄で上って、セントラル駅まで戻って
   ⑤セントラル駅から、
『スイング橋』を渡って、対岸のニューカッスルに戻る。
                                      
まず。
    ①タイン川を、 ニューカッスル側から地下鉄で下って、河口:『タインマウス 』まで足を伸ばしましましょう!  
     
                                       タイン川は、河口で、『北海』に流れ込みます。

       河口には・・・
    ②『タインマウス城と修道院:Tynemouth Castle and Priory』 
                                  と 『北海の砂浜:King Edwards Bay』 があります。
   googlemap-tynemouth.jpg

    皆様に、どのようにブログで御案内しましょうかしら?  と考えました。
       考えながら・・・思い浮かんだ言葉があります。

     西洋の人たちは
       日本のことを・・・『極東の国』 と言いますよね。その意味がいまいち分かりませんでした。

     この度・・・
      北海に面するニューカッスルを訪れて感じることは・・・『全く日本とは違う。町も人も気候も他にも違う』 です。
                  『言葉』で言うと・・・『極北の国』 がぴったりです。

      想像を絶する異国中の異国。 見るまでは全く分からない国。 そんな時にぴったりの『言葉』が『極』です。
                              『極東の日本』 そして 『極北の北海の国』 です。

 

    で・・・
     今日は、皆様に、写真を列挙してご覧に入れることといたします。 よろしくお願い致します


   朝8時。 出発。

    町のどこもそうであるように・・・
        2階以上は住居。   
  1階に小さなシャッター一つ分の 『GRAINGER MARKET:市場』 入り口。
  
  近所の市場。   外目には 『えぇ~? ここが市場?』  て感じです。

   中に入れば・・・

  ビルの1階部分の巨大なスペースで、市場が展開しています。
 
   『果物屋』  
           店店は早朝開店。 閉店時間も早い。
 
         今日の遠足のために、果物と飴を購入。
                                    『駄菓子屋』              量り売り。   
         
    『飲み物にパン』          サンドイッチがうまい!
   

9時半。

   地下鉄乗車。 
    
    『タインマウス駅・タイン川河口駅』 まで。
       券売機(カードで買えるので便利です)でタインマウス駅までの運賃。
            ママ・3.1ポンド。 60歳以上はシルバー料金・半値ほど。 孫たち・無料。
 
         『North Shields 行』  
                帰りは・・・『North Shields』 から 川の対岸の『South Shields』 へ船です     

 乗車後。
  早速の飴です。 包み袋に『You can trust!』  えぇ~?本当?   この着色ですよ!

  
         日本では食事の内容に厳しいママ。   旅では、無礼講で、ママは甘い甘い。

     車窓の民家や畑を眺めながら・・・
    
  
 30分程で到着。
   ニューカッスルの東15km。     メトロ 『Tynemouth』   タイン川河口駅
    
   
    歓待の』『掲示板』
                  『Welcome to Tynemouth』
          
           地図によれば・・・
         真横に行って『古城と修道院跡 見学』。 その隣が『黒海海水浴場』

  さて・・・
   駅を降りて。

     Tynemouth の町を散策。

    "駅前通り"? "城前通り"?    『Front Street』 を進みます。

        住宅あり・・・。
       
 
  観光地らしく。   Cafeあり・・・。
  

    

この地も『玄関』が個性的。 一軒一軒違って素敵です。

    奥深い・・・『ゲストハウス』 の入り口。      そして     シンメトリーが美しい・・・『個人宅入り口』

                                        店も住宅も間口が小さく奥が深く大きい。 京都の家にも似て・・・。

    旗がなびけば・・・     いよいよ。
  

 到着。 

  
  北海に面した小高い丘の上の 『タインマウス城・修道院』 の前に突き当たりました。


     『Tynemouth Castle and Priory Gatehouse』
                                『タインマウス城 と 修道院のゲートハウス』  

  北海に面した絶壁にそびえ立つ修道院の歴史は7世紀までさかのぼります。
           ベニディクト会の修道院』 として建てられました。
      第一次世界大戦中は、砲台としても使用され、1956年までは守備隊がおかれていた。
 
     
               7世紀にさかのぼる信仰。            面々と続く信仰です。

          日本の7世紀に、心を馳せてみました。
      確か・・・ 聖徳太子が法隆寺を建立したのが7世紀。 6百何年か?
            そして。 法隆寺は何十年か後に全焼でしたよね。

           1300年以上たっても存在し続ける「タインマウス城と修道院」。
        『石の文化』 と 『木の文化』 の大きな違いを、目の当たりに見せつけられる思いです。
         どちらがいいとかの問題ではなく、両者の文化が作り上げる違いは大きいということ。

             文化が言語を創るのか? 言語が文化を創るのか?
      King's Englishにも慣れてきて・・・人々の日本人との違いにもなれてきて・・考えさせられます。

  

    険しい自然の中で・・・祈りと観想の日々。 
           昨日の『ダラムの聖地』 と同様に・・・先人たちの信仰に深々と頭を下げました 

 
       タインマウス城・修道院へ。
  入場料4.2ポンド。入場券売り場がある14世紀に建てられたゲートハウスを抜けると、
北海に突き出た高台の上に11世紀から16世紀にかけて修道院だった建物の廃墟が広がっている。

      
       タインマウス城・修道院の教会と墓地
   『Tynemouth Castle and Priory, Church and graveyard』

                                        写真はネットより拝借
    修道院の裏手にある芝生の平地には、修道者の墓か?、大量の墓石。
 

城と修道院を後にして・・・
 
                     『北海』
 
  

      北海を眺めるベンチ。     いくつも置かれています。
       

  私たちも。
  ベンチに座って一休み。

  美しい北海の海と城と修道院跡を眺めながら・・・。 


                    今朝、市場で買った果物
    
        桃は丸かじり。                             おいしいね。      乾いたのどを癒します。

   「海に入ってくるね!」 と姉。

        海岸入り口の  『立て看板』
       
       『よくおいでくださいました。 お楽しみください。
          何もお持ち帰りにならないで。 写真と思い出以外は!
         何もお残しにならないで。 足跡と砂の城以外は!
              ご無事なご旅行を』 

            『冷たいよ~~~~』      『足をつけるのがやっとだよ!』
  

  12時。

      高級住宅? 高級別荘?                 中を見てみたいな。
     
            こんな所には  『おいしい店』 があるはずです。    探して探して・・・。
           

  外に掛けられた『メニュー』がチョイお高い。  ということはおいしいはず。  で・・  『FISH KITCHEN』 と決定!
   
                                             北海といえば・・・『魚キッチン ですものね!

  なかなか良い。 店の感じも スタッフの方たちも。
                  
      メニューに夢中のママ。  お店が用意下さったお絵かきに夢中の息子。
    
  

   迷わず・・・   『PINOT GRIGIO』
 

       『手長えび』
   
                                                             孫娘の大好物。

        『ムール貝』
    
                                                孫息子の大好物。

          北海といえばはずせない。      『鮭』 
     
        
                                        大満足でした。幸せでした。

   『King Edward's Bay』に戻って・・・

             サッカーに興じる若者たち。
       

    かもめを追いかける孫娘。
    

        残していこうね!     『4人の砂の城』
    
                                      かもめの羽をつけて    要塞だよ。
           

         海に入ってくるね!
   
  

      楽しい~~~!                                北海ですものね。
      
    

              冷たいけど、面白いね!
   
              
         またいつか来れるといいね。
     

     『足跡』 も残していこうね。
  

    『北海』は・・・
     北海油田と総称される油田・ガス田が、150余りあり、ヨーロッパの貴重なエネルギー源です。
                   おいしい魚も沢山。  正に、『宝庫』ですよね。

いよいよ帰路です。

   
                               
                         お城と修道院も見納め。            目と心に焼き付けます。 
       

   角を曲がると・・・。

       『ローマカトリック教会』
        
            
                       観想会の始まりの『ベニディクト修道会』 の名残だろうか?

  メトロ 『Tynemouth』 駅に戻ってきました。

 1882年に建てられたというガラス張りの天井を持つ『駅舎』。 英国の建築遺産です。   
  老いは・・・   はじまった『Jazzバンド』 に耳を傾けます。

       それぞれの夏休み。                若きは・・・   仲間との会話に興じます。
           

  メトロに2駅乗って・・・

   更に10分ほど歩いて・・・                 フェリー乗り場。      『ノース・シールズNorth Shieds』
   

 タイン川河口の ノース・シールズNorth Shieds と サウス・シールズSouth Shieds 間をフェリーが往復します。
             川の両岸を結ぶ重要な交通手段です。 反対側の岸への所要時間は10分足らず。

    
                                                 楽しいね!

   フェリーに乗ると・・・ 

     すでに。 対岸の町が見えています。
 

      対岸にあっという間に到着。   対岸の  『サウス・シールズSouth Shieds』 
  
   タイン川には、見える対岸に渡る方法が沢山ある。 あり。フェリーあり。
                    生活と密着した便利さに 感心します。 驚きます。 しかも無料か安値。
                   
                       ブルーと白のフェリー。          市民の足です。
          

フェリーの後は。

   朝・・・川にそって乗った地下鉄とは反対に
        夕方は・・・川の対岸側を走る    地下鉄です。
   
       トンネルを通れば・・・ そこは都会。

                              「僕は階段だよ!」        女三人は楽チン。
                    

     わが町・ニューカッスル  到着です。 

   最後に・・・  『Swing Bridgスイング・ブリッジ』  
 
                              赤い橋は、くるっと、90度回転します。 

   『Swing Bridgスイング・ブリッジ』 ママと渡れば・・・         我が家。帰宅です。
    

    今日は、
   タイン川の一部を ぐる~と一周しました。  ともかく・・・でっかくゆったりの世界でした。  

    今日も、
    歴史に触れ・・。 信仰に触れ・・。 北海で戯れ・・。 楽しく長い一日でした。
                        孫たちもがんばりました。  感謝感謝です

    皆様!
    長々とお付き合いいただきましてありがとうございました
                  お楽しみ頂けましたら幸いです。 感謝申し上げます。